【企業の中国研修担当者の本音】 「すみませんが、HSKで測っーーー | 100万人の中国語 

100万人の中国語 

田中則明(たなかのりあき)
中国語研究家。

「発音(ピンイン)」→「語彙(ピンイン)」→「文法(核文字)」 

『これ以上解り易く出来ない!中国語』
『”核文字”で もやもやすっきり 中国語文法』
『”核文字”で 中国語文法 総仕上げ』

【企業の中国研修担当者の本音】 

 

「すみませんが、HSKで測っていただけませんか?」 

「そうしたいところですが『発音』が出来ていな

  いんですよ。」

 「二人共、大学の第二外国語で学んでいるんです

  よ。」 

「お言葉ですが、HSKでは測れない『発音』が 

 このままでは実用に堪えませんので・・」

「英語は、TOEICで測ってますよ。」

「でも、中国語の場合は、『発音』がある一定

 レベルに達していない限り、HSK〇級という

 のが意味を持たないんですよ。」

「会社としては、予算を使ってやってますので、

 会社のトップに対して、

  2級 → 4級

 になりましたと報告したいんですよ。」

「分かりますよ、

 私だって、そういう風に格好よく、皆様に

 報告したいですよ。

 でも、それを我慢しているんですよ。

 なぜなら、中国語の場合は、一発で

 馬脚を表わしてしまうからです。

 

 今回、あの二人、全研修時間の半分を

 『発音学習』に当てたので、今後は、HSKを

 受けて行っていただけると思います。

 研修の成果、大いにあったと思いますよ。」