日本企業戦士最前線レポート (1)   | 100万人の中国語 

100万人の中国語 

田中則明(たなかのりあき)
小田原在住。中国語研究家。

中国語の二つの壁:「四声」と「日本語にない母音子音」

『これ以上解り易く出来ない!中国語』
『”核文字”で もやもやすっきり 中国語文法』
『”核文字”で 中国語文法 総仕上げ』

ある日本企業向けのオンラインでの中国語研修

での出来事だ。

 

「こんにちは。」

「先生、今、私、中国にいるんですよ。」

「まさか?

 先週、何も言わなかったよね。」

「そうなんです。

 急遽、そういうことになってんですよ。」

「まあ、中国ビジネスでは、こういうことが

 多いから、驚かないけどね。」

「で、隔離は、何日間?」

「28日間です。」

「今、まだ10日目くらいです。

 A都市、B都市、C都市に滞在した後、

 現地法人に赴任する予定です。」

「じゃあ、現地法人の人達とは全く

 会ってないんですね?」

「そうです。

 会えるのは、3月になります。」

「まさに、最前線だね。」

「で、赴任したら、どう言ったらいい

 ですか?

『実は、コロナで、足止めを食らって。

 バスに何度も乗せられたり、ホテルを

 3か所変わったりと、いい加減疲れ

 ましたよ。食事は、香辛料の八角の

 臭いに慣れなくて往生・・・・・・・・』」

         

                  (つづく)