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短大生、伊の世界遺産教会に校名落書き

 岐阜市の市立女子短大(松田之利学長)の学生6人が今年2月、
イタリア・フィレンツェ市の「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の壁に
落書きをした問題で、短大が細江茂光・岐阜市長に今月20日まで
報告をしていなかったことが25日、明らかになった。
 市は短大に対して厳重に注意した。

 短大によると、6人は2月18日、

世界遺産に指定された地区にある大聖堂の壁に

油性フェルトペンで短大名などをいたずら書きした。

 短大側は3月12日に日本人旅行者からの連絡を受けて事実を確認し、

イタリア大使館や大聖堂に報告したが、公表はしなかった。

 短大は今月中旬、別の日本人旅行者がいたずら書きの写真を

自身のブログに掲載したことを知り、今月24日に急きょ、記者会見して発表した。

 松田学長は

「国際法の専門家の意見も聞き、本学と大聖堂側だけの問題と認識していた。

 市長や国民に事実を公表しなかったのは、対応の誤りだった。

 隠ぺいするつもりはなかったが、結果的にそうとられても仕方がない」と、

積極的に事実を明らかにする意思がなかったことを認めている。

 短大が事態を把握してから3か月以上過ぎて報告を受けた細江市長は、

「積極的な情報開示が求められているときに、

すぐに報告がなかったことは大きな問題だ。大学には厳重に注意した」

と話した。

抗議電話500件

 短大には25日夕までに

500件を超える電話や電子メールでの抗議が寄せられた。

 ほとんどが学生の行為を批判したものだが、

中には「心ない批判から学生を守ってあげて」などと心配する声もあったという。

 短大は同日、登校した全学生を集めて事情を説明したほか、

いたずら書きした6人の精神的なケアをするため、

同日、全員に担当職員を付けた。



 岐阜市立女子短期大学(松田之利学長)は24日、
今年2月の海外研修で訪れたイタリア・フィレンツェ市の
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に落書きした学生に
厳重注意したことを明らかにした。
 この大聖堂を含む歴史地区は世界文化遺産に指定されているが、
教会から「謝罪してもらえれば、修復の費用負担は不要」
との回答があったため、学生と学科長が、
それぞれ英文で書いた謝罪文を郵送したという。
 同短大の説明によると、
今年2月18日、生活デザイン学科1年生の1人が、
フィレンツェ市内を一望できる大聖堂の見晴らし台の大理石の壁に、
油性マジックで、日付や自分と友人5人の名前のほか、
「岐女短」と書いた。
 3月12日に日本人旅行客から同短大にメールがあって発覚。
 同14日に学長が学生に口頭で厳重注意したという。【鈴木敬子】