今回のあたしは珍しく躊躇せず、慎重さも無く新しい扉を開いて、駆け上がってく気満々で勢いよく飛び込んだけど、ほんと、自分には珍しく予想外というか、的外れなくらい何にも用意されていなくて、しまった。と感じる。
幸いにも、基本づくりの云々は伝授されてきてはいるけど、本当に一から、全てを作っていく苦労は計り知れてない。できんのかなぁ、こんなんで。と、思うくらい、すべてのデータが役立たず。こんなん真っさらな用紙を渡されたのと一緒やん、と、突っ込みたくなるレベル。
でも、これって反面教師の良い事例です。
逆にこれ、難しくない?ってレベル。
あたしじゃなくてもいやんなるやろと。というか、ドエムなあたしだからまだ大丈夫だけど、他の人諦めるでしょって感じ。
だからこんなみせもあるんだよ、こういう店もらった人こんな大変なんだよって話をうまく伝えないといけない使命感も含まれてる気がする。
一言で言えば全ての基礎がないのだ。
でも被害妄想に明け暮れるのもなんか違うんだ。諦めたくなるほどの現実が間違いだと思うのなら、変えていくことが自分の責任だとして、受け止めなくては。
だから基礎をあたしが作らないといけないって思うわけだ。
これが神様が与えてくれた試練だ、なんて熱く語ってみる。そういう環境にばっかり追いやるあたしの人生なのだから、恐らくそれを乗り越えたとこにいつも幸せがあったのだ。
何が売れたかわからないけど、やってみてデータを作ってくしかない。
それを来年あたしが役立ててやっていくしかない。
こりゃ3年はかかるなーー。と、実感した。前のお店もまだマシだったものの、かかったもんね。
あたしの役割っておそらくそれだよ。
基本ができてこそ全てが成り立つってことをなぜかみんな忘れてしまうんだ。
あたしだって最初はそこにぶち当たったんだ。
だけどそれを乗り越えられたから、同じような状態を見て気がつけるのだから。
ため息は出るけど出来るようになれば楽になる。あたしはそれがわかってる。
口が酸っぱくなるほど言われてたことを部下の子にあたしも言って、彼女がそれをわかってくれたのはあたしの喜びだった。きっと彼女もおなじように、他の子にも伝えてくれる。そう思うと心強いよ、素直に。
教育ってそういうことだ。
それを履き違えてる環境を大破してく部隊を作っていきたいね。
あたしが女子のリーダーと呼ばれ始めたのなら、責任を持ってその意思に賛同してくれる子達の模範にならないと。
今まで登ってきたステップはきっと必然でさ、1年目は基礎、2年目は応用、三年目は応用と周りの成長。それしかないって今も思うけど、あの時のあたしはそれがやっと見つけた答えだってくらいに新鮮だった。その新鮮さがなくなった分、冷静で必死感が無いんだ。別に自分が冷めてしまったんじゃなくて、答えをすでに持ち合わせてるだけ。
今はただ周りとの距離を測りながら、手順を考える時だ。結果なんか求めても出るわけ無い。
焦るけどね、だってあたしの名前が刻まれたお店なのだから。
だけど結果を出すのは今じゃなくたっていいと思うんだよ。これからのために、しっかり考えていれば今はきっといいって、きっとあたしの尊敬する人は言うだろう。
このまま結果を出してさえいればいいなんて言う人を、あたしは到底好きになれない。