皆さまこんにちは!
児童発達支援APOLLO 小正 半田です(^-^)
運動器具紹介part2です♪
今回は器具ではないですが運動の時間に頻繁に行っている(タンデム歩行)のご紹介をしたいと思います!
床に真っ直ぐにテープを貼り、テープの上を歩くと言った内容です!
文字で見ると凄く簡単に感じると思いますが、タンデム歩行を行っている時のお子様の身体は同時にいくつもの機能に働きかけているのです。
狭いテープの幅を歩く為のバランス力が必要になります。
バランス感覚には視覚、前庭覚、体性感覚の3つの感覚が作用して成り立っています。
・視覚
目から入るの情報を処理する事で周囲の段差や障害物などを目から認知しています。
・前庭覚 揺れや回転、スピードなどを感知する。前庭覚が機能することで身体の揺れや回転などの刺激に体が反応して姿勢を保持することができます。
・体性感覚 視覚や聴覚を除く、皮膚感覚や深部感覚、内臓感覚のことを指します。熱い、寒いなどの温度や触られる、叩かれるなど痛み刺激の表面的な感覚を皮膚感覚、足元を見なくても階段を降りることができるように手足の位置がなんとなくわかる感覚を深部感覚と言います。
皮膚感覚が障害されると、外部からの刺激を取り入れることができないため、障害物に当たってもわからないなど周囲の環境に適応できなくなり、深部感覚が障害されると、手足の位置がわからないため、無意識的な姿勢の制御ができません。体中に力を入れて無理やり姿勢を保つようなバランスの取り方になってしまいます。
これら3つの感覚情報を正しく感知できるからこそ、その情報を元に筋肉や関節を動かして姿勢を保持することができます。
感覚情報を元に適切に筋肉や関節を動かすことができる能力がバランス力になります。
バランス力を楽しく身につける為に「テープを橋に見立てて橋の上を歩いている」や「ジャングルの沼の上を歩いている!落ちたらワニさんがいるよぉー\( 'ω')/」などお子様がウキウキした気持ちで挑めるように様々で設定で実践しています!
両手を広げてバランスを取るお子様、バランスを取ることに夢中になり気付いたらテープの上から外れてるお子様と反応は様々ですが、無事にテープを渡り切った後には次も自信を持って取り組めるよう一緒に「やったぁー(*^▽^)/★*☆♪」と喜びを共有しています。