スーパーやドラッグストアでお買い物をした時にレジ袋はもらわないようにしています。エコポイントをもらえるのがちょっと嬉しいので。

でも、お会計の時にボーっとしていると気が付いた時には既に買った物が袋の中に入れられていて「袋は要りません」とは言えなくなってしまうこともあります。今日もそんな感じのお店が1件ありました。

最近は袋は要りますか?とか聞いてくれるお店が多くはなっているものの、聞いてくれない所では店員さんが袋に手を出す前に自分から「袋は要りません」と言う必要があります。

わずか1ポイントか2ポイント程度のエコポイントですが、損をしたような残念な気分になります。社会全体でもっとエコに積極的になってもいいと思うんだけど……。

レジ袋をもらわずにエコバッグでも持ち歩いているのかというと、一応持ってはいるもののエコバッグは使わずにリュックサックの中に商品を詰め込んで持って帰ることがほとんどです。

このリュックもエオラさんに買ってもらったものです。確か、MEMO とかいう店名のエオラさん行きつけのリサイクルショップで見つけたものです。多少名の知れたブランドのリュックだったらしく、良い物を見つけたとエオラさんが喜んでいたのを思い出します。

迷彩柄の少し大きめのリュックで、たくさんお買い物をしてもほとんどの場合はこれひとつで十分です。入りきれなくなった時だけエコバッグを取り出して使うこともありますが、その必要はほとんどないのでエコバッグはいつも折りたたんでリュックの底で中敷きになっています。

もうここ1,2年はずっとお買い物に出かけるときは徒歩です。以前は自転車でお出かけしていたのですが、自転車が壊れてしまってからは新しい自転車を買うこともなくずっと徒歩の生活をしています。1日10キロ以上歩くのは普通になりました。

このリュックは自転車で出かける時にもいつも背負っていましたが、徒歩で出かけるようになってもずっと使い続けています。

もともと中古で買った物ですが、しっかりとした作りで丈夫だとは思うのです。しかし、最近どうも様子がおかしいのです。

最初はうっかりふたのチャックを閉め忘れただけだと思っていました。リュックのふたを閉め忘れるなんて私もボケてきたかなと心配になりました。でも、どうやらそのチャックが壊れていて勝手にふたが開いてしまうことがあるようなのです。

いつものようにそのリュックを背負って出かけた時、途中で背中に違和感を感じて確認してみるとふたが開いていたのです。チャックは全開で完全に開ききっていました。中に入っていた耳当てを落として失くしてしまいました。

100円ショップで買った物でしたが良い具合にフィットして気に入っていた耳当てでしたが、仕方がないのでその日からは耳当てを使わず耳まですっぽり覆うニット帽をかぶってお出かけするようになりました。

このニット帽もエオラさんからもらったものです。まるでエオラさんが「100円ショップで買った安物の耳当てなんか使わないで、私が買った帽子があるでしょ」とでも言っているかのようです。

そして、今日もまたお出かけして買い物をした帰り道、突然ボトリと物が落ちる音に気づいて振り向くと先ほど買ったはずのバナナが道に転がり落ちていました。

やっぱりリュックのふたが全開でした。

慌てて中身の確認をしてみました。レシートを見ながら一つ一つ購入した商品を確認していくとチーズがないことに気づきました。どうやら途中で落ちたことに気づかずしばらく歩いていたようです。いつから開いていたのやら……。

88円の安いチーズなのであきらめてそのまま帰ろうかとも思いましたが、せっかくエコポイントを1ポイントずつちまちまと貯めて節約しているのに88円分も捨ててしまったら今までの努力を無駄にしてしまいます。引き返して落としたチーズを探そうと思いました。

見つけられる可能性は低いだろうなと思ったのですが、そう遠くない場所に落ちているのを発見しました。

さらにその先に黒い物体が落ちているのも見えたので近づいてみると、それもリュックに入れてあった私の手袋でした。実はこれも100円ショップで買った安物の手袋です。

しかし、見つかったのは片方のみで、もう片方はしばらく歩いても見つかりませんでした。

手袋は片方だけでは使い物になりません。この手袋ももう二度と使うことはないでしょう。

手袋はもう一組持っています。エオラさんからもらった厚手の手袋です。大事に使っているので普段はあまり使っていなくて、いつも100円ショップの安物の手袋でしのいでいたのです。

やっぱり「100円ショップの手袋なんか捨てて、私の手袋使ってよ!」とエオラさんが言っているようです。

もしかして、そんなエオラさんの思いがリュックのふたを開けて耳当てや手袋を捨ててしまったのかもしれませんね。彼女が実際にそこに居たら間違いなくそうしていたでしょうから。

彼女はそれくらい嫉妬深い人でした。タロットカードだって自分がプレゼントしたもの以外は使わせようとしませんでしたからね。

おかげで、私が身に着けるものは未だにエオラさんからもらった物ばかりです。リュックも、帽子も、手袋も、そしてはいている靴も、上着もパンツも。そうそう、いつもはリュックの中敷きになっているだけのあのエコバッグさえも……。

彼女はそうやって今でも私の中で生きているのです。

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