DUNLOP というメーカーの丈夫なサンダル。このサンダルもエオラさんからの贈り物です。今でも大事に履いています。
最初に見た時は驚きましたよ。DUNLOP ってタイヤのメーカーでしょ? いかにも丈夫そうです。
もちろん嬉しかったですね。エオラさんが履物をプレゼントしてくれるのは、いつも私と一緒に散歩することが多かったということもあると思います。
これでまた一緒に歩けるね。そう思っていました。
でも、このサンダルを履いてエオラさんと一緒に歩くことは最後までなかったかもしれません。
これ以前にも誕生日プレゼントか何かでサンダルを送ってくれたことがありました。私が出歩く時の履物をあまり持っていなかったので、そんなことをたびたび口にしていたところエオラさんが気を使って送ってくれたのだと思います。
ところがそのサンダルは安物だったせいかすぐに壊れてしまいました。たぶん私の歩き方も履物に負担をかけるような変な歩き方だったのだと思います。そもそも履物が少ないというのも自分の足に合う履物を探すのが面倒だったというのもあります。私の足はちょっと大きめで、なぜか履き心地のいい履物というのがなかなか見つからないのです。
せっかく買ってもらったサンダルも壊れてしまったとエオラさんに報告すると、エオラさんはまた気を使って、今度は丈夫そうな DUNLOP のサンダルを探して送ってくれたのでした。
そんな風にエオラさんは私の日常の何気ない会話の言葉を受け取ってすぐに行動してしまう人でした。私はサンダルが欲しいという意味で言ったつもりはないのですが、エオラさんには私にお願いされたのだとすぐに勘違いしてしまうのです。
そういうことがよくあったので、私はエオラさんとの会話にはだんだん慎重になるようになってしまいました。うかつなことを言うとエオラさんに余計な心配をかけて何かと負担をかけてしまうことになりかねません。
私は頭痛持ちだったので頭が痛いとか愚痴を言っているとすぐに頭痛薬を送ってくるような人です。体調が悪くても何も言えなくなってしまいました。
私の言い方が悪かったのか、彼女が気を遣いすぎるのか、今でもよくわかりません。
でも、おかげで私の手元には彼女からの贈り物がたくさん残っています。
このサンダルもまたいつかは壊れてしまうでしょう。
壊れないように大事に履いて、一人で散歩に出かけています。
