【Arne アルネ ⑰】

 【Arne アルネ ⑰】



特集 松浦弥太郎さん

    COW BOOKSの移動古本屋仙台に行く


    大貫妙子さんに聞いてみたかったこと

  

    増田和子さんのヘアカット


    ごはんだごはんだ




昔から、自分の髪がコンプレックスです。

硬くて、多くて、癖っ毛で、しまいにデコが狭くて・・・


大人になってストパーなどがかけられるようになり、ちょっとはましになったけど、

やはり、さらさらのストレートだったり、おでこをだした前髪などにあこがれます。


だから、美容院選びはとても重要。


ここ4.5年、地元のこじんまりした美容室に通い続けています。

「今日はどうする?」

「とりあえず、いつも通りかわいくしてください」

なんて言い合えるまでになり、どんなにへこんでても饒舌になってしまう、そんなお店です。


『髪を切ると心も軽くなる』


この言葉を最初に言った人はすごいなぁと、言った人に感謝・感謝です。


私にとって美容院で髪を切った日は、『何かを始めたくなる日、始めてもいい日』

だからある意味ご褒美なのです。






フランチェスカ・リア ブロック, Francesca Lia Block, 金原 瑞人, 小川 美紀
ウィーツィ・バット―ウィーツィ・バットブックス〈1〉

装丁が目に入ったとたん、思わず手にとってしまった『ウィーツィ・バット』。全米で大反響を呼んだヤングアダルト小説の定番シリーズらしいです。


ウィーツィはとてもクールで、付き合い始めたダークからゲイの告白を受けた時の言葉は「ってことは、あたしたち、一緒にオトコをゲットしにいけるわね」だった。


『怪盗ニック登場』のグロリアに、『お縫い子テルミー』のテルミー。

最近素敵な女の子との出会いが多い。

三人に共通しているのは、人に対する思いやりと自分の道を知っているということ。


「自分が強くないと人には優しくできない」(父の格言)


自分にはないそういう強さを彼女たちは持っている気がする。



【Re:S】

      【Re:S りす vol.1】



特集1 すいとうのある暮らし


特集2 いまだからワープロ



『駆けあしな世の中が

 ぽろぽろと落としていった大事なものを

 ひとつひとつ拾い上げていく

 そんな雑誌をつくろうとおもいます。』   「Re:S りす vol.1」より


とても素敵な雑誌が創刊されました。

新しいものに走りがちなこのご時世に、モノを大切に使い続けることこそかっこいい。そんなことをこれからたくさん教えてもらえそうです。


私は物持ちがいい方ではなくて、そんな自分が嫌になることの方が多いのですが、

唯一物持ちというか、母のものを身に付けるのが好きです。

アクセサリーやハンカチ、パジャマなど。


「それ買ったの?」

と聞かれたらついニヤニヤしながら

「お母さんの!」

と答えてしまいます。


幼稚園の頃から母の小物入れに入っているものにあこがれていて、

この年になってようやく使っていいと許可をもらえました。


やっと欲しいものを手に入れた。

そんな感じです。



「なくさないでよね」


なくすわけないじゃない!ずっと欲しかったんだから・・・






北村 薫
空飛ぶ馬

父から進められて高校の頃読みました。


誰もしなないミステリというのを読んだのは初めてで、

『夜の蝉』、『秋の花』、『六の宮の姫君』、『朝霧』と、もう何度も読み返しています。


また落語を好きになるきっかけにもなった作品です。


読み返すたびに毎回違ったところに反応し、作品と共に自分の成長を感じたりもします。


ボロボロになりながらも、本棚の中で一番目立つところに置いてある私にとってとても大事な本です。

アガサ クリスティー, Agatha Christie, 加島 祥造
ひらいたトランプ

アガサ・クリスティーは学生の頃に、コナン・ドイル→モーリス・ルブランの流れで読んだのだけど、

『そして誰もいなくなった』 『ABC殺人事件』 『オリエント急行の殺人』

くらいしか読んでないことに最近気づき、今はわくわく、ドキドキ古本屋巡りをしている所だ。


『ひらいたトランプ』はそんなこんなで最近読んだものの一つ。

学生の頃は、ポアロのような紳士より(マザコンだと思い込んでいた)、ホームズやルパンの方が好きだった(人は見た目が9割だそうですから)。

でも今では、ポアロがたまに女性のハートを射止めるのがわかる気がする。

年をとると、男性から無条件で優しくされる機会なんてないですから・・・


あらためてアガサ・クリスティーを読んで感じたのでは、

所々詩的な文章で読者の気を引いてるところが、他のミステリではあまり見ないかなというところ。

あたしの中では新鮮(何を今更)でおもしろかったかな。


しばらくアガサ・クリスティーでいっぱいです。

西島 大介
凹村戦争(おうそんせんそう)

職場にまんがマイスターがいる。

今まで読んだまんが、小説だったら何が、映画だったら何が、など

いくつかの質問に答えると「じゃあこれは?」と出してくれるかっこいい人だ。


その人に最近西島大介の『凹村戦争』を貸してもらった。


本をバーンと投げられて「まあ読めよ」といわれているようなそんな感じ。


物事は、一見複雑に見える。

でも実は単純だ。

物事を複雑にするのは案外自分自身だったりする。


ということをあらためて思い出した。

S・J・ローザン, 直良 和美
チャイナタウン

朝倉めぐみさん装丁の本につまらないものはない。


最初に『ストリート・キッズ』を読んだときは、「装丁にこんなにはっきり主人公の容姿を描いてしまっていいのだろうか」という映画を見てから原作を読むような、戸惑いがあった。


これはとても勇気のいる行為だし、難しい行為だ。

でも朝倉さんは間違わない。


私は初めて「必要以上に書かないこと」を知った気がする。


読む上で邪魔にならないし、小説が絵に助けられることもない。



これはとても大事なことだと思う。


【ストリート・キッズ】
ドン ウィンズロウ, Don Winslow, 東江 一紀
ストリート・キッズ


加納 朋子
コッペリア

『ななつのこ』、『ガラスの麒麟』などで知られる加納朋子。

長編小説は初である。


加納朋子を紹介するにあたって、よく「ハートウォーミング」という言葉が使われているが、今作はそれとは相反する作品である。

装丁も、以前の絵本ちっくな雰囲気からがらっと変わっている。


人形に恋をした僕が、その人形に生き写しの女優・聖に出会う。

内容としては落ちに触れるのが恐くあまり語りたくない、そんな種類の小説だ。




母の実家が洋服屋で、かなりリアルなマネキンが置いてある。

遊びに行った帰りはたいてい店を閉めた後で、非常灯だけで照らされたマネキンが怖かった。

母と手を繋いで、狭い店内を縦に並びながら通っていた。

そんな私を見て、ある日祖母がマネキンに名前を付けてくれた。

「ほらナンシーにさよならの挨拶は?」

と言われ、恐る恐る

「ナンシー、バイバイ」

と手を降ってみたりした。

そんなことを繰り返しているとマネキンにも人格が備わるもので、

「ナンシーは今日のお洋服はあまり好きじゃないみたい」 とか

「今日は暑いからジェシーに帽子を貸してあげたら?」 とか

リカちゃん人形のでっかい版みたいな感じになる。

そうすると恐る恐るだったものが、嬉々としたものになった。


今ではとっくにナンシーからマネキンに戻り、さよならの挨拶もしなくなったけれど、もう怖いなんて思わない。

それは年のせいというよりも、私の中身の問題のような気がする。


栗田 有起
お縫い子テルミー

「世の中には二種類の人間がいる。気に入りの枕でないと寝つけない者と、枕などどうでもいい者と。」

『お縫い子テルミー 栗田有起』 より



「これがないと生きていけない」は縛られていることで、でも

「これがないと生きていけない」を決めるのは自分だということ。


自由な校風に誘われて、私服の学校に通っていた。

校則といったものはなく、「そんなの自分で判断しなさい」が先生達の口癖だった。

自由にあこがれ、自由について考える。

その当時の答えは「自由なんてない」だった。


高校を卒業し、ちょっとずつ社会と関わり始めた頃には

「自由には責任がついてくる」になっていた。

そして社会にも慣れてきた頃には、その責任の逃れ方を覚えた。


年をとると、物事が複雑さを増してつまらなくなる。

もっとシンプルな考え方がしたいのに、出来ない。

あんな大人になりたくないな、と思っていた大人の一員になってしまってるのかもしれない。




【hako】

    【haco 第8号】


通販というものを長年毛嫌いしていた。

実際手に取って選んだほうが確実だし、楽しいと。


待ち遠しい・・・

不意を突く驚きと、幸せ・・・


今や、私は通販の虜である。


1ヶ月に1回の、自分のためのプレゼント。


失敗したとしても、

届いたときの幸せと、開けるまでのドキドキにはかえられない。


今夜も来月のプレゼントのために、カタログとにらめっこ・・・