原因のわからない渋滞に巻き込まれた。
車から降りて先を見ても、果てしなく続いているように見える。
先の信号は青なのに、車が進むことはない。
不思議と心は落ち着いている。
原因は気になるが、自分がそれを知ることはできないとわかっている。
自分に問いかける。
あきらめ、後悔、我慢。
物事をシンプルに考えたとしても、嫌な言葉ばかり出てくる。
どうしたらいいのか。
答えを待つだけにしても、待つのが辛すぎる。
原因のわからない渋滞に巻き込まれた。
車から降りて先を見ても、果てしなく続いているように見える。
先の信号は青なのに、車が進むことはない。
不思議と心は落ち着いている。
原因は気になるが、自分がそれを知ることはできないとわかっている。
自分に問いかける。
あきらめ、後悔、我慢。
物事をシンプルに考えたとしても、嫌な言葉ばかり出てくる。
どうしたらいいのか。
答えを待つだけにしても、待つのが辛すぎる。
朝からおかしいと感じていた。
寝起きが最悪で、機械的に起き、機械的に支度をした。
行動は機械的でも精神はめまぐるしく動いている。
悪いほうへ、悪いほうへ。
職場はいい。
声をかけられれば機械的に笑い、世間話をふったりもする。
怒る人もいないし、心を揺さぶられるようなことを言う人もいない。
でも帰りのホームで涙をこらえる破目になった。
あまりにもいつも過ぎて。
『アフターダーク』を読んでいる。
ずっと読む機会をつかむことができずにいた。
朝、迷うことなくえらび、鞄に詰め込んだ。
こういう日は、ただじっとどうでもよくなるのを待つのが一番なのだ。
村上春樹の書く世界は、いい意味でどうでもよくなる。
淡々と過ぎていく時間。
疾走感なんてものは存在しない。
止まらないものは止まらないし、止められるときは最初から決まっている。
ただそうだからそうなるだけ。
そこに意味を求めるも求めないも、強要はされていない。
だからいつも私は流れに身を任せる。
いい意味でどうでもよくなれるのだ。
家に帰ったら、母親が韓国ドラマを見て大笑いをしている最中だった。
これも私にとって「どうでもよくなれる」最高の薬だったりする。
「元気な内に写真を撮っておかれますか?」
『Re:S りす vol.2』 より
発売日は10月20日でしたが、紹介が遅れてしまいました。
今回の『Re:S りす vol.2』は
フィルムカメラでのこしていく
農業で食べていく
今年から母の肖像写真を毎年撮ることになりました。
お葬式の時に若いときの写真を使ったりするのが嫌らしく、
前々から50歳になったらと約束していました。
自分でもいろいろと思うところがあり、
去年のお祭りのときに、親戚の人たちの写真を撮りました。
年に一度のお祭りです。みないい笑顔をしてくれました。
準備が良いと長生きすると云われているそうです。
いい写真を飾ってあげたい。
準備として自分ができることは、写真を撮ることしかないと思いました。
みなさんもこの機会にいかがでしょうか?
【OSOTO v.01 2006 AUTUMN&WINTER】
「指先から生み出した音が、樹木をゆらし、風となり、
気持ちとともに大空へ広がってゆく。
心で音を意識すると、遠くの音が近づいて、
胸へと染みわたる音が、増してゆく。
おそとで音をはなてば、そして耳をすませば、
それぞれがそれぞれの音の不思議に、必ず出会う。
ひとりじめできる音の世界。
音は広がる。
音が近づく。
おそとの音を楽しもう。」
『OSOTO v.01 2006 AUTUMN&WINTER』 より
特集1 音は広がる。音が近づく。
矢井田瞳さんの歌は公園から生まれている
おそとで音を楽しむ人たち
特集2 おそとが子どもを刺激する
お気に入りの公園があります。
丘の上にあって、自分の住む街と都会へつづく線路が見渡せる。
空がひらけて、地上から丘の上へ風が吹きぬける。
まだ自転車に乗れなかった頃、近所の仲のいいお姉さんに連れてってもらいました。
しろつめ草でかんむりを作ったり、
丘の上から下る坂をスケボーに乗って下ったり。
大きくなってから記憶をたどって行ってみると、
思っていたより、低く、狭く、ちょっと窮屈に感じた。
でも開放感は昔とは変わらず、人が少なくて独り占めできるのも昔と変わっていなかった。
改めて、大切な場所に認定。
誰も居なければ、寝たり、歌を口ずさんだり。
お仲間が居れば、静かに読書。
犬の散歩をしている人がいれば、一言「かわいいですね。」と声をかける。
大切な場所は独り占めしたいけど、誰かと分かち合うのも悪くないから。
もうすぐ公園が赤や黄色で多い尽くされる。
秋の草見をしに行かなくちゃ。
「フランス語で切符を意味する言葉、‘Billet‘。
毎日を心地よく暮らすための切符になりますように。
あなたの暮らし切符ビエ。」
『Billet vol.1』 より
ドイツうまれのブラシ
AUTUM CAFE
秋色の雑貨&スイーツが恋しくて
毎日使うものにこだわったり、
ちょっと高くてもいいものを買って長くつかったり。
そんな生活にあこがれる。
部屋着やルームシューズに気を使ってみたり、
掃除が苦手ならかわいい掃除用具をそろえてみる。
素敵な自分への第一歩だ。
自分の見た目を磨くより、内面を磨くように自分の生活に気を使う。
誰も見ていなくても、どんなに一人よがりでも。
まずは、眠い朝をちょっとでも楽しくすごせるように、歯ブラシから変えてみよう。
「子供はな、壁に絵が架かっているとその絵を一生懸命見るんだ。でも大人はな、絵の下にピンで留めてある作者の名前とか、値 段とかを先に見るんだよ。嫌らしいだろう。おまえ、大人になんかなるなよ。値段や作者名で絵を見るようになったら、それで人生終わりだぜ。」
『黄色いドゥカと彼女の手 原田 宗典, 沢田 としき』 より
この本を読んだ頃は、壁に架かっている絵を一生懸命見ていた。
今は半々てとこかな。
かわいい女の子にバイク、酒にタバコ。
男の匂いのプンプンするこの本を読んで、
憧れはしないまでもかっこいいと思った。うらやましいと思った。
本の中の彼らは、みな子供から大人への一歩を踏み出している。
私も久々にこの本をひらいてみて、自分がすでに一歩を踏み出していることに気づいた。
彼らとは違った青春を過ごし、彼らと同じような壁や挫折を味わったのかも知れない。
「値段や作者名で絵を見るようになったら、それで人生終わりだぜ」
教訓とはこうあって欲しいものだ。
「大切なのは意志と勇気。それだけでね、大抵のことは上手くいくのよ。」
『リレキショ 中村航』 より
書店員失格さんの ブログで『夏休み』を知ったのがきっかけです。
『夏休み』を買いにいったのに、こっちの装丁の方が気に入り先に読みました。
母親のお腹の中で羊水に浸っているような気分になる本です。
半沢良はバイト先に提出する履歴書とは別にもう一つのリレキショを書く。
無難な「半沢良」ではなく、無難以外の「半沢良」を。
「大切なのは意志と勇気」
合言葉のように木霊する。
タイセツナノハイシトユウキ・・・イシトユウキ・・・
なんでもできそうな気がしてくる。
大切なのは意志と勇気。それだけで、大抵のことは上手くいく。
「わたしは今ある魔法の中で最も野蛮なものを学んでしまったのです。」
『魔法使いとリリス シャロン・シン』 より
朝倉めぐみさんの装丁本。の中でも一番のお気に入りになりそうだ。
目の覚めるような緑。ミステリアスな女性。
若い魔法使いのオーブリイと変身術師のグライレンドン、そしてその妻リリス。
グライレンドンに仕える風変わりな面々。
みなとても魅力的だ。
変身術を学ぶには変えたい、変わりたいものを知り尽くし、愛さなければいけない。
全身を駆け巡る血液を意識し、筋肉の筋を意識する。
口から入る息が肺に到達することを意識する。
足のつま先から、頭のてっぺんまでセンサーを張り巡らしスキャンする。
瞑想を超えた集中力と、命を危険にさらす勇気。
愛するということをシンプルに、そして深く教えてくれる物語だ。
「もし平日に休みをとることができて、特別に用事がなかったら。
人のまばらな午前中に本やお茶やおやつ、それに敷物を持って公園にゴロゴロしに行きたいな。
靴もくつ下も脱いじゃって青い芝生に足をなげだして、公園を自分の庭にしてしまおう。」
『お散歩ブック 杉浦さやか』 より
杉浦さやかさんの本は、毎日を楽しく過ごすヒントをもらえるのでとても重宝しています。
ふとぽっかり空いてしまった予定のない日、突然訪れた自分だけの日。
突然すぎて何がしたいのかもわからないし、決める意欲もない。
でも、だらだら過ごすのだけはさけなければ。
自分を嫌いになってしまうから。
そんな日は杉浦さんの力を借りる。
美術館なんて久しくいってないなぁ。雑誌の切り抜き整理しなきゃ。
手紙書いてみようかな。公園に行って本を読んで過ごそう。
すごいわくわくする。
一気に視界が拓けたように、心が開放される。
自分を好きでいられる。
それはそれは素敵なこと。
「210円握りしめ、路線バスでセンチメンタルジャーニー」
『メランコリーの処方箋』 より
明川哲也さんのメランコリーの処方箋は、
「愛車ハレルヤ号といっしょに多摩川沿いをどこまでも」
牧瀬亜矢子さんのメランコリーの処方箋は、
「部屋に設営したテントに潜りブルーな外界をシャットアウト」
みなみゆうたろうさんのメランコリーの処方箋は、
「ひとりギターをつまびいて、音の万華鏡に浸りきる」
桜田理香子さんのメランコリーの処方箋は、
「210円握りしめ、路線バスでセンチメンタルジャーニー」
いろいろ試し、自分にあったメランコリーの処方箋を探していく。
歳を重ねるごとにメランコリーの質や深さが変わり、複雑になっていく。
それとともに処方箋も変えていかなければいけないのかもしれない。
昔は大好きなお菓子を買い食いしたり、好きな映画や本を見たり読んだり。
メランコリーが単純で浅い分、処方箋も単純。
というか人間的に単純でも生きていけたからかな。
私のメランコリーの処方箋は、
「お気に入りの入浴剤入りのお風呂に入って本を読む。ひたすらそれを繰り返す、あきるまで」
ここ何年か、これで乗り切ってきた。
でももうそろそろ、服用しすぎて効かなくなってきたかも。
新しいのを見つけなくては・・・
とりあえず散歩にでも行ってくるかな・・・