昔買った万年筆が今一つしっくり来なかったので、インクの色を変えてみたら大満足というお話です。(^^)

10年以上前に買ったセーラーの『プロフィット21銀』という万年筆、憧れのモンブラン146ル・グラン」という万年筆とほぼ同サイズということで買った万年筆でした。

写真のとおり、とってもオーソドックスなデザインなので、一番「ど真ん中」と思う「ブラック」のインクを入れていましたが、今ひとつしっくり来なかったんです。

しくり来ない理由が自分でもよく分からなくて。。。
ペン先の太さは「MF」で、中字と細字の間、ペン先の金属(ニブ)は14金が一般的ですが、こちらは21金とちょっと柔らかめ。(ちなみに商品名にが付いているのは、色が「シルバー」という意味です。)

このちょっと太いのと、ちょっと柔らかい部分がしっくり来ないのか?自分でもよく分かりません。(^^;


今まで使っていたのが左の「ブラック」今回買ったのが右の「ブルーブラック」です。

ひょっとしたら、インクの色が「ブラック」なのがつまらないのかも?という考えが湧いて来ました。「ブラック」は真っ黒なので、色の濃淡が出ないのでつまらないのかも?・・・、どうやらこの辺かも知れません?

そこで、「どの色のインクを入れてみようか?」と考え始めました。

プロフィット21銀』はオーソドックスなデザインなので、あまりPOPな色にはしたくなく、やはりオーソドックス路線で攻めたいわけですよ!(*^^)v

パイロットの色彩雫(いろしずく)シリーズの渋い紺系の色も考えましたが、ここはセーラーの純正インクの中から選ぶのがオーソドックスな万年筆にはいいかも?

最終的に決まったのが、セーラーの『ブルーブラック』でした。他社のブルーブラックより渋い色。これにすることにしました。(^^)



コンバーターも10年以上使っていて、インクを上手く吸い上げなくなっていたので、新しくしてみました。



いつもの儀式「インクの吸い上げ」です。

前回買ったダイソーのスポイトの使用も考えましたが、ペン先を洗ってまっさらにしたので、スポイトだとコンバーターには充填出来ますが、ペン先を潤すことが出来ないので、最初は通常のボトルから吸い上げる方式で補充することにしました。

(右手で万年筆を持って、左手で一眼カメラのシャッターです。シャッターのボタンがカメラの右側にあるので大変でした。(笑))



早速書いてみます。

そうそう、これです!私が求めていた感じはこれでした!ヽ(^o^)丿

黒過ぎず、青過ぎず、ドンピシャです!

そして、ちゃんと濃淡が出ています。(*^^)v

長年の「物足りなさ」「しっくり来ない感じ」はこれだったのね。(^^ゞ



逆をいうと、「インクの色の違いで、こんなにも満足感が違うんだ!」ということが分かりました。

私、ひとつ決めたらそればっかりなので、こんなことに気が付くのが遅いんですよね! マックに行けば「ビッグマック」オンリーで、モスバーガーに行けば「モスチーズバーガー」オンリーというところがあるんですね。(^^;

それと、2000円前後の万年筆はインクの色を変えてみることもあるのですが、オーソドックスな万年筆は、色を変えること自体が「万年筆に失礼」と思ってしまいまして。。。(笑) 変に真面目なんです。(^^ゞ

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10年以上前に買った万年筆が、やっと満足できる状態になりました。(^^ゞ

この万年筆を買った当初は、初めて買った高級万年筆という喜びで、インクの色のことなどは気になりませんでしたが、長く使っているうちに「何か違うかも?」という気持ちに気が付いたんですね。時間がかかったなぁ~!(笑)元々頻繁に使う万年筆ではなかったので、それもありますが。

しっくり来ない万年筆があったら、インクの色を変えてみるというのもいい方法かも知れませんね?ひとつ勉強になりました。(*^^)v



そうそう、前回のパイロットの『ライティブのレビューで、この『プロフィット21銀』より『ライティブ』の方が書き味がいいと書きましたが、ちょっとだけ修正です。

プロフィット21銀』のインクが少なくなって、インクフローが悪い状態で比較していたみたいで、インクを補充したら書き味がグッと良くなりました。

その状態で比較したら、・・・微妙!(^^;  やはり『プロフィット21銀』は独特の柔らかいリッチな書き味があり、素晴らしいです。

なので、コスパを考えたら『ライティブ』は100点満点の300点なのですが、ここは好みの問題とさせて頂きます。m(__)m


また面白い話題があったら、ご紹介させて頂きますね!σ(^^)




私の『パイロット ライティブ万年筆』のレビューはこちら


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私が購入した商品です。「中細」は人気商品のようです。

 

こちらは「細字」です。

 


私が書き味300点をつけたパイロット ライティブ