これ、最高に書き味がいいです!今までで過去最高かも?お値段が定価2,200円で、Amazonで1,830円~です。もう信じられない!('Д')

その前に、私がこの万年筆を買おうと思った経緯をお話しますと・・・(今回は好きなジャンルなので長いです。(^^ゞ お時間がある方だけゆっくりご覧くださいませ。)

私の好みとして
1)金属軸より樹脂軸が好き
金属軸はシャキッとして信頼感はありますが、滑らかな感触やしっとりした感覚の樹脂軸の方が好きです。

2)スクリューキャップよりパッチンキャップが好き
万年筆のインクは水性で蒸発しやすいので、気密性を保つためにスクリューキャップ(回転式)が多く使用されていますが、私はパッチンキャップ(嵌合式)の方が断然使いやすいです。回転式は使おうと思って回しているうちに、面倒くささがあり、テンションが落ちてしまうんですよね。(笑)

3)インクフローがいい方が好き
メーカーで傾向があるみたいで、ネットで調べたら、インクフローのいい順に、パイロット>セーラー>プラチナだそうで、確かにパイロットはインクが潤沢な感じで、プラチナはインクの出が渋い感じがします。なので好みとしてはパイロットの万年筆を本当は選びたいところ。

4)インクが蒸発しにくい万年筆がいい
これが一番難しいところで、プラチナが開発した「スリップシール機構」という技術がありまして、本来だったら1ヶ月で乾いてしまうインクを1年以上持つようにしたのですが、まだその器種が少ないわけです。

で、私がこの1)~4)で最優先するのは?というと、4)なんです。どうしてか?というと・・・

クルマで例えると、例えば、ガソリンが蒸発しやすいものだとします。最高に美しいフォルムのクルマで、内装も居住性も燃費も良かったとしても、いざ乗ろうとしたときに、ガソリンが蒸発して、全く動かなかったら、意味ないと思いませんか?デザインも大切だけど、まずは、ガソリンが蒸発しないで、いつでも走れるクルマが欲しいと思いませんか?(笑)

もうひとつあって、インクが乾いてしまうと、万年筆の中にインクのカスが溜まって、そのまま次のインクを入れるとインクフローが悪くなるんです。(海水を蒸発させると、塩が残るのと同じです。)なので、インクが乾いてしまったら、ペン先を水で流して、一晩水に浸けて、中のインクを溶かして外に流し出す。水から出したら、今度は中の水分を蒸発させるためにまた1日乾かすという作業が必要なので、インクが乾いたら、次に使うまでに丸々2日メンテに時間が掛かってしまうわけです。

やっと万年筆のお掃除が終わって、インクを満タンにして、さあ使おうと思ったら、すでに1ヶ月が経っていて、全く使えなかったということが何回あったことか。。。(笑)そういうときは、また2日掛けてお掃除をするわけですね!(>_<)

ということで、インクが1年以上持つプラチナの「スリップシール機構」はとってもありがたい画期的な機構だったわけですね。



今回のパイロット ライティブ万年筆 ですが、「スリップシール機構」みたいな、インナーキャップが使ってあり、気密性を確保する仕様になっているんです。多分パイロットでは初めてではないでしょうか?

実は、セーラーからも同じような仕様の『TUZU アジャスト 万年筆』という商品が発売になりますので、ひょっとしたら「スリップシール機構」の特許の期限が切れたのかも知れませんね?

で、1)~4)をすべて満たしてくれる万年筆って、今までなかったのですが、この『パイロット ライティブ万年筆』が「樹脂軸」「パッチンキャップ」「インクフローがいい」「蒸発しにくい」の4つを見事に満たしてくれる万年筆なのです。私にしてみれば、やっと出たか!という思いです。ヽ(^o^)丿



今回買った文具の中で、一番楽しみだったのが、実はこの『ライティブ』なのですが、見事に私の期待に応えてくれました!σ(^^) 正確には期待を大きく上回りました。(^^)/

一般的な表現の中から選ぶと、書き味は「ぬらぬら」だと思います。私的な表現だと、とても柔らかくてスムーズで、弾力のある書き味です。インクフローもとても潤沢で、いくら早く動かしてもかすれることがありません。もう最高です!(^^)

この値段で、というより、「万年筆でここまで理想の書き味のものを作れるんだ!」という感じです。



私が購入したのは、『アクティブレッド』という色ですが、クルマのメタリック塗装みたいに、キラキラした成分が入っていて、近くで見るとそれが分かります。そんなに派手なキラキラではないので、普段は気が付かないレベルです。

プラスチックの感触は、ラミーのサファリに似て、若干弾力があるプラスチックで、カチカチした感じはありません。キャップの開け閉めもカチッと音がしますが、しっとり感があります。

それと表面の塗装が厚い感じで、「何?この質感の良さは?」って思ってしまいます。

重さは、13gと軽いので、とっても使いやすいのと、長時間使ってもストレスを感じません。

ペン先がスッと伸びるように長めに作ってあるので、書きやすいのと、字が良く見えるので、気持ちよく書けます。そして細長いペン先のため、金ペンのようなしなやかさがあります。もう言うことなしです。(^^)

強いて気になるところを挙げると、キャップを後ろに刺したとき、重心が若干後ろに移動するので、気になる人がいるかも知れません。私は、全体的にこの商品は軽いのであまり気にならないです。



デザインも今っぽくておしゃれでポップなので、この万年筆だったら、お客様の前でも抵抗なく使えそうです。



インクは、コンバーターを使って、色彩雫(いろしずく)の『山栗』を使ってみました。実は、この『アクティブレッド』を買ったのは、『山栗』のインクを使いたかったので、茶系の色の万年筆が欲しかったところもあるんです。(^^ゞ



コンバーターを『山栗』で満たしました。



まぁ~、何ていい色なんでしょう!ヽ(^o^)丿

この『アクティブレッド』の軸にピッタリなインクの色ですね!(自画自賛)
 



キャップには丸い穴?みたいな凹みがあります。



お尻の部分の仕上げもおしゃれにしてあります。



右はセーラーの『プロフィット21 銀』という商品で、値段は定価33,000円ですが、私は『ライティブ』の方が書き味は好きかも?こんなことある?


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まとめとして・・・

何?この書きやすさは?」というのと「何?この質感の良さは?」「この値段で信じられない!」です。(^^;

Amazonのレビューで、「細字でこれほどなめらかな書き味の万年筆を私は他に知らない」と書いている人がいますが、私も全く同じ意見です。

私、正直言って、万年筆はもうずっとこの『ライティブ』でいいかも知れません。(^^ゞ



もうずっとこれでいいかも?」と思ったパイロットの商品がもう一つありまして、『コクーン』というボールペンです。

買ったときは1,500円で(現在2,000円)、びっくりするくらい質感の高い仕上がりと美しいシルエットで、インクは「アクロインキ」なので、書き味は抜群です。外国製だと絶対に5,000円以上はするかも?というクオリティです。

いろいろボールペンも使って来て、「これが一番!」って思っている商品なんですが、万年筆も同じパイロットから「もうずっとこれでいいかも?」という商品が出て来ましたね!さすがパイロット!


最後に、『ライティブ』でインクは色彩雫(いろしずく)を使って書いた動画を貼り付けておきますね。欲しくなっても知りませんよ!(笑)
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万年筆を1本だけ持っておきたいという人、今から万年筆を始めたいという人、まずは『ライティブ』を使ってみてもいいかも?

そうそう、最近点数をつけていなかったので・・・、この値段からしての質感、デザイン、書き味を考えると、100点満点の300点ですね!(^^)

筆記具がお好きな方へのご参考になれば幸いです。

今回、他にも文具を購入しましたので、ボチボチご紹介させて頂きますね!お楽しみに!σ(^^)

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