松任谷由実さんの音楽についての話題の記事を書こうと何回もチャレンジしているのですが、彼女はすべてが一流すぎて、私がコメントすること自体が生意気な感じがして、いつも途中で書くのをやめてしまっています。(笑)
今回、初めて「松任谷由実さんの音楽について」書かせて頂きます。
(有名人の名前を「呼び捨て」で書くのはマナー違反だと思っているのですが、彼女はTVで「ユーミンと呼ばれるのが好き」と言っていらっしゃいましたので、私もユーミンと呼ばせて頂きますね。)
ユーミンの何が凄いかって、メロディー・歌詞・アレンジ、そして、録音されている音質(オーディオ的に)、すべてがレベルが高いです。
他のアーティストの曲を聴いていて、その直後にユーミンの曲を聴くと、その「レベルの高さ」みたいなものを感じてしまいます。
あと、2つ凄いと思うのが・・・
名曲が多すぎ!(笑)
特に昔のアルバムを聴いてみると、10曲中8曲くらいが名曲だったり。。。
普通のアーティストはせいぜい全部で5~6曲。ユーミンは何十曲あります?
しかも、未だに新しい曲を作り続けて、またまたそれが「名曲」になったり。
いろんなアーティストがいますが、ほとんどの人が晩年はヒット曲や名曲は生まれていない人が多いですが、ユーミンは未だに現役。ユーミンという泉は枯渇しないようですね。凄すぎます!
もうひとつは、コンサートを超赤字でやっていること
シルクドソレイユを招いて会場にプールを設置してコンサートを行ったりしていますが、最初から「超赤字」が分かってコンサートツアーを行っているそうです。
CDで儲かったお金をファンの人たちに還元する意味でそうされているそうです。
これは、プールがある会場でコンサートをしているのではなく、わざわざ会場にこんなプールを作ってコンサートしているんですね。凄すぎですよね!
*コンサートツアーをする前の企画、念入りな打ち合わせ
*選曲、ステージのデザイン、演出、衣装決め
*音響や照明の打ち合わせ
*そしてシルクドソレイユを交えたリハーサル
そして、何十日間にも及ぶツアー
これだけ苦労してツアーをやっても、最初から「大赤字」と分かっていて、皆さんだったらツアーをしますか?というか「大赤字」と分かっていて頑張れますか?
私、高校の学園祭のとき
・バンドで出場(リードギター・ピアノ)
・音楽部のコーラス
・音楽部でミュージカル(演出・録音・出演)
と3つ掛け持ちしたことがありますが、こんなに小さいイベントでしかも1日だけでしたが、ヘトヘトになりました。(笑)
ユーミンの場合は、規模が違いすぎます。
それを何日間もツアーで行って、それが大赤字なのですから。。。
皆さんだったら、そんな大赤字のイベントを企画しますか?(笑)
「ユーミンはお金を持っているから!」って思うかも知れませんが、確かにそこはそうですが、これだけの大がかりなセットで行うと、ユーミン自身のいろんな面でのストレスもハンパないと思います。それが何日間も続くわけですから、私達の想像を超えたストレスがあると思います。
普通は、そのストレスの代償でお金をもらえるから頑張れるわけですが。。。
また、ほとんどのアーティストもお金を稼ぐことが目的でコンサートをやるわけですから、目指している場所が違いすぎますよね。
もうひとつだけ、身近で凄いと思うのが・・・
私はAmazonプライムミュージックHDを利用させて頂いていますが、すべてのアルバムのすべての曲が「ULTRA HD」という超高音質(ハイレゾ)で聴けるようになっています。
こんなアーティストはAmazonの中でもあまりいません。
そして、すべての曲の「歌詞」が再生中に表示されるようになっています。(これもユーミンくらい)
することが、何でもハンパじゃないですね!
どこを見ても「手抜き」がないですね。とにかく「凄い!」のひと言です。

やっと本題に入ります!(笑)
ユーミンが「プロコル・ハルム」の「青い影」を聴いて衝撃を受けて、そこから作曲を始めたことはネットで知っていたのですが、何とその「プロコル・ハルム」と共演されていたようです。2012年のお話ですが。。。(知らなかった!)
この「青い影」という曲は、発売2週間で40万枚売り上げたそうで、イギリスでは今でも一番のヒット曲だそうです。
この曲は、バロック調のオルガンのイントロで始まりますが、ロックにいろんなジャンルの要素を入れていることに「懐の深さ」みたいなものを感じたそうです。
そして、ロック=ギターというイメージだったのが、鍵盤楽器でもロックは出来るんだと知って作曲を始めたそうです。
ちなみに「青い影」はバッハの「G線上のアリア」にインスパイア(刺激)されて作られたそうです。
イントロの部分でそれを感じますよね。
松任谷由実 青い影
オリジナルのスタジオ録音がこれしかなかったので、映像は全く違いますが、かんべんして下さい。m(__)m
「40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。」
このアルバムの最後の曲が「青い影」なのですが、聴いてびっくり!
プロコル・ハルムのオリジナル音源の演奏と全く同じなんです。
私は、オリジナル音源をユーミンがプロコル・ハルムから借りて作り上げたと思っていたのですが、何とユーミンがイギリスに行ってプロコル・ハルムと一緒にこの曲の録音をされたそうです。
それと、上のプロコル・ハルムと一緒に撮影している写真ですが、2012年に一緒にコンサートツアーをされたときのもので、この曲の録音と同じ時期のようです。
憧れて音楽を始めたそのアーティストと一緒にコンサートが出来るって凄いですよね!
ユーミンはデビューコンサートのように新鮮な気持ちでドキドキするコンサートだったようです。
最後にプロコル・ハルムの「青い影」をお聴き下さい。
ライブ映像ですが、オーケストラとの共演です。素晴らしいです。
あのビートルズも、曲の中でストリングスの演奏が入って来たりしますが、イギリスはロックに対しても寛大なんでしょうか?ロックをだたの「流行の音楽」ではなく、ひとつの角度の違う音楽として大らかに受け止めている感じがします。
この「懐の広さ」があるからこそ、イギリスではいろんな素晴らしいアーティストが生まれるのかも知れませんね。
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ユーミンのお話に戻します。
初期のアルバムを今聴いても、少しも古い感じがしないのも凄いです。
(当初から参加アーティストも凄いですが)
録音も、その時代の他のアーティストの曲と比べると、考えられないくらい音がいいです。
この辺は、松任谷正隆さんのチカラも大きいと思いますが。。。
今でも昔のアルバム「14番目の月」をよく聴くのですが、ホント素晴らしい録音です。
松任谷正隆さんのお話ですが・・・
レコードからCDに替わったとき、その音を聴いて愕然としたそうです。料理にたとえると、きれいに盛り付けされていたものが、同じ音源なのに、CDになったら、お皿の上でバラバラに置いてある感じがしたそうです。
それから、録音の仕方も試行錯誤されて、楽器の編成も変えたり苦労なさったそうです。
今回の、サブスクリプション(有料音楽配信サービス)のハイレゾ音源制作も、お名前を忘れましたが、音源制作には専門の方と一緒に作り直されたそうです。
どこまでもこだわって、音楽に向かい合っているんですね。
松任谷正隆さんのことをもうひとつ書いておきますと・・・
TEPPEN(テッペン)という番組あって、芸能人がピアノの演奏を競い合うコーナーがあって、そのときに審査員で来ていらしたのですが、「どんな厳しい専門的なコメントをされるだろう?」って思っていましたが、それはそれは暖かいコメント。
「こんな気持ちで弾いていらっしゃいましたよね!」って、弾いている方の気持ちの部分まで感じ取って、とても暖かい、演奏者の方に寄り添ったコメントをされていました。
「超一流の方は、人間も超一流なんだな!」って思いました。
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ユーミンは最近、「深海の街」というアルバムを発表されました。
今回は、特に「本気」で作ったアルバムだそうです。
晩年になっても全く音楽に対する情熱が薄れず活動されています。
いつまでも私たちに素晴らしい音楽を提供して頂きたいですね。
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