ビタクラフトのフライパンを買ってからこのフライパンを知ったのですが・・・
Amazonのレビューで、プロのコックの人ので、しかもキッチングッズマニアの人のレビューがありまして、
最近の人気の家庭用の鉄のフライパンは薄いものが多いが、買って試してみたけどどれも「中途半端なツール」でしかない。ちょっと火を強くするとすぐに焦げ付いてしまう、と。。。
その方のイチオシがこの「山田工業所のフライパン」で、ひとつひとつ手作業で打ち出しで手間暇掛けて作っているのに、26cmのものでも4000円くらいと、かなり良心的な値段なんです。
普通のプレスのものより、打ち出し式のものは断然「焦げ付き」に強いそうです。
しかもこの製法で作っているのは、日本では山田工業所だけだそうです。
ビタクラフトの鉄のフライパンを購入したばかりなのですが、これでオムレツを作ると大きすぎて上手く作れないので、どうしても小さめのフライパンが欲しくなりまして。。。
それで、気になっていた「山田工業所のフライパン」の22cmを買ってみました。
(20cmでも良かったのですが、22cmからしかないみたいです。)
1.6mmと2.3mmの厚さがあるのですが、厚い方がいいかと。。。
使うまでにハードルがひとつありまして・・・
サビないように表面に「ニス」が塗ってあるので、使う前に「空焚き」(焼き入れ)をしてニスを焼き切らないといけないみたい。
最近のガスコンロは、火力を上げると自動で火力が落ちるので、「カセットコンロ」か「カセットバーナー」を用意する必要があるみたい。
そしたら、見つけました。
この「空焚き」をお店がして販売しているところがあるんですね。
「カセットコンロ」も「カセットバーナー」もないので、どちらかの安いものの購入も検討していたのですが、「空焚き済み」は金額的に1500円UPくらいのものだったので、しかもプロが30分~40分掛けて「空焚き」してくれるので、むしろ安くない?と思って、「空焚き済み」を購入しました。
2.3mm厚で22cmのフライパンですが、値段は5000円ちょっと(送料無料)でした。
商品が届いて、触ってみましたが、とにかく武骨で重たいです。
元々「家庭用」ではなく、プロ用の商品なので、とにかく「デザイン性」は考えていないようです。(笑)
取っ手を持ってみましたが、ゴツゴツして、最初はかなりの違和感です。
「何でこんな取っ手にするの?」と思うほど。。。
U字型に曲げてあるんですが、最初はかなり手が痛かったです。
それで、握り方に工夫をすればいいかも?と、いろいろと持ち方を変えてみて、いい方法を見つけました。
手のひらの外側の手首に近い膨らんだところを、このU字型のくぼみに合わせるとジャストフィットです。「そうか、こうやって持てばいいのね!」(^^;
これで、ゴツゴツ感はすべて解決しました。(^ ^)
取っ手の付け根の部分も、人が手作業で打ち付けて作ったのでは。。。
よく見ると結構傷があります。さすが手作りです。
裏側です。
「空焚き」(焼き入れ)がしてあるのがよく分かります。
表も「空焚き」(焼き入れ)がしてあるのが分かります。
こんな箱で送って来ました。
どういうわけか、オシャレに英字新聞が入れてありました。
新聞をめくってご対面です。
箱から出してみました。
老舗のお店という感じです。
使う前に、説明書のとおりに、
まず洗剤で良く洗って、強火で2~3分温めて、温度を落としてから油を塗って、くず野菜を炒めました。(鉄臭さを取るためだそうです)
私は、多めに油を入れて、一晩おきました。
オムレツ用に買ったのですが、「本物の鉄のフライパン」となると、どうしても試してみたいのがステーキです。
せっかくなので厚めのお肉を探したら、大きいサイズしかなかったので、真ん中から切って焼いてみました。
ビタクラフトは、中火~弱火という使い方ですが、こちらは「本物」なので、最初から強火でいきました。
フタをして焼いていると、中から煙が出ているので、フタを開けてみたらフランベ(炎)が上がりました。プロになった気分です。
厚めのお肉だったので、表裏2分ずつ焼きました。
次に作ったのが、オムレツです。
何と下手くそなんでしょう!(笑)
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感想です。
いろいろと試していますが、今のところほとんどこびり付かないです。
ビタクラフトよりもこびり付きは少ないですね。
塩コショウがくっ付いてしまうことがありますが、たわしでこするとすぐに取れます。
ビタクラフトは、温度を上げると鉄板がこれより薄いためか、強火寄りの中火でも部分的に油がヤニのように固まってしまうことがありますが、こちらは強火でガンガンやっても全く油の固まりが出来ません。
ステーキを強火で焼いても、ほとんどこびり付くことがないですね。
ホント、すごいです!
ステーキの味ですが・・・
ビタクラフトで「鉄のフライパン」の味の変化を体験しているので、味に関しては感動に近いものは無かったですが、強火で焼くことが出来るので、外はしっかり焼けていて、中は半焼き(ミデアムレア)の焼き方がしっかり出来ます。より専門店で食べるステーキに近づきましたね。
オムレツはまだまだ下手ですが(笑)、ふっくらとした食感で美味しいです。
強火でガンガン焼いてもビクともしないので、料理に専念出来るところがこの商品の魅力だと思います。さすがプロ用ですね。
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このフライパン、武骨で結構重たいので、オシャレなものを・・・とか、使いやすいものを・・・という人には向いていないかも知れません。
本物の鉄のフライパンを・・・とか、一生使えるものが欲しい、という人向けの商品だと思います。
turk クラシックフライパン
といっても、最近は女性の方でもドイツのturk(ターク)のフライパンを使う本物志向の人が増えているみたいなので、女性でもいけるかも知れませんね。(^ ^)
かなりの人気商品のようで、楽天でもAmazonでも売り切れになることがよくあるので、欲しい方はサイトをマメにチェックされることをおすすめします。
ご購入を検討されている方のご参考になれば幸いです。
動画がありました。
中華鍋の製造シーンですが、山田工業所の鍋づくりがよく分かります。
これだけ手間暇かけて、この値段で大丈夫?って思います。
良心的な会社なんですね!
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山田工業所 フライパン 打ち出し
私が買ったのはこちらのお店(プロキッチン)
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