最近観てよかった映画たち | AMO オフィシャルブログ 「AMOSCREAM」Powered by Ameba

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1日1本を目標に、かれこれ2年ちかく続けている習慣。
帰るのが遅くて次の日が早い日や、夜にともだちと過ごす日はカウントしないけど、
どんなに眠い日でも(途中で寝てしまっても)1日ひとつ 自分の中に世界を取り込むべく、1本必ず映画DVDを観るようにしています。
そういう自分との約束事がひとつでもあると、毎日がすこし楽しくなる!

Twitterでおすすめを聞かれることが多いので、最近とくに印象に残った作品を自分なりにレビューしてみます♪
今回はタイプの違う2作品。


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『Lily』
監督: 中島央

1週間で脚本を仕上げなくてはいけなくなった脚本家のヴィンセントは、スランプ状態に陥っていた。
追い込まれたヴィンセントが思いついたのは、長年の恋人であるリリーとの実生活をベースにした物語。
しかし書き始めた矢先、アイディアに煮詰まってしまう。
そして物語を広げるために、ヴィンセントは自らの恋愛にも変化を持たらすべくある行動を取っていく・・・。



はっきり言ってしまうと、ヴィンセントは浮気をするんです。リリーとの平穏で幸せな暮らしの中ではみつけられない、新しい刺激と自分を求めて。
その自分勝手な恋愛観にイライラしたけど、苦しんでいるヴィンセントの姿には、ある意味共感した。
"創作"ほど孤独な闘いはないし、生み出していくことで何かが自分の中で尽きてしまう恐怖は、当人にとっては恋愛以前の試練なのだろうから。

まあだからといってリリーへの裏切りは許されることではないと思うけど!
でもそんなヴィンセントとの恋愛によって、傷つきながらもより強く優しい女性になっていくリリーの姿には勇気づけられるものがあったし、一度砕けてしまったぶん形を変えてより頑丈で確かなものになっていくふたりの関係も嬉しかった。

きっと観る人や観るタイミングによって共感する部分が違う、そういうポイントがいくつも散りばめられた作品でした。


映像が綺麗!
とくに、ふたりが遊園地でデートをするシーン。
台詞のない音楽と映像だけのシーンなんだけど、いかにふたりが幸せで温かな関係であったかがよく描かれていて、ジーンときます。





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『ミスター・ノーバディ』
監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル

2092年、化学の進歩により不死の身体を持つようになった人間たちの社会で、118歳のニモは唯一の限りある命の人間だった。
病院のベッドで死を目前にしたニモは、記憶をさかのぼり、自身の人生を振り返る。


2092年・・・と聞くと単なる近未来SFを想像してしまうけど、この作品ではニモが語る過去の話たちが主になっていて近未来という設定はあまり関係ないように感じた。SFよりのファンタジードラマといった感じでした。

人生は選択の連続、というメッセージがテーマ。
あのときああだったら・・・あのときあれを選んでいたら・・・なんていう、いくつもの"ありえた道"と"ありえた自分"は、誰だって想像する。
そんな"歩んだはずの3人の女性との12通りの人生"がこの作品には出くるのですが、すべてを現実だったかのようにニモは話すので、妄想と事実がごちゃまぜ。
話が行ったり来たり、どれが本当のニモの半生なのか、ストーリーの軸を掴むまで少し戸惑います。
『インセプション』のパラレルワールド感が好きな人は好きな作りだと思う!

結局いつだって人生のシナリオは自分が描いているということ、そしてその人生の登場人物たちは物語にぜったいに必要で意味のある人たちなんだということを、改めて気づける作品でした。
おもしろかったです。
こういう作品もっと他にないのかなーと探してしまうくらいハマりました。
(過去を振り返るという部分では『ビッグフィッシュ』とかが近い気がしたけど、こういうSF混じりのものは全然ない!知ってる人いたら教えて!)




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