去る11月1日、スズカ8時間エンデューロ2025に参戦してきました
8耐といってオートバイではなく、ロードバイク、つまり自転車、しかもエントリーしたのは4時間です(ソロ)
自分の愛車は自転車といっても立派なエアロロード、Cervelo S5、アマチュアホビーレーサー(トライアスリート)の自分にはオーバースペックとも言える、メーカートップレンジの純レーシングバイクですが、ママチャリで参戦(もちろん、そういうカテゴリーがある)している方もいて、鈴鹿サーキットをママチャリで攻めることが出来る、というのはある意味、強者と言えるでしょう
当日は機材の搬入と、素早く撤収するために、サーキット内にクルマ(プラド)で乗り込めるようにパドックパーキングパスを事前に購入しておきました
パドックとは、よくF1などでピットの奥側のトランスポーターの大っきなトラックが並んでいるところ、あの辺りですね
プラドの荷台にS5を突っ込み、レースはチューブラーのFFWD F6Cで出ますが、一応、予備のホイール、クリンチャーのF3Rも持っていきます
ピット内で休憩するための、折りたたみイスも持っていきます
前日、仕事を昼までで切り上げて出発、大阪からだと3時間もあれば鈴鹿に着きますが、お昼は余り食べてなかったので、もうすぐホテルに到着するという直前で、夕ご飯休憩
炭火焼きだという鰻を美味しく頂きました
宿泊は鈴鹿サーキットホテル
北館ロビーのイスは、レカロ
四角く光っているのはF1のテールランプ
反対側の壁はF1ではなく、ホンダらしいバイクのポスター
室内のイスも、レカロ
温泉に入る為に本館へ
さすがに、ここで記念撮影は行わず
売店では、メチャクチャハヤイTシャツが売っていました
この日の内に、お土産の買い物は済ませておきます
天然温泉という大浴場は、結構立派な施設で掃除も行き届いて清潔感があり、ゆっくり浸かれて、大変リラックスできました
このホスピタリティも、本田宗一郎さんのスピリットなのでしょうか
午前0時を過ぎればパドックへは入れますが、受付開始とピット開放は朝5時なので、なるべく睡眠時間がとれるようにサッサと寝て、翌朝は4時半起床の予定としました
うっかり寝坊することもなく、5時前にはパドックに到着
夜中にサーキット入りしている連中、部隊、チームも多数あるので、パドック内の駐車場はほぼ埋まって満車寸前でしたが、なんとかピットに近いAパドックの外れにクルマを停めることが出来ました
受付開始とともにピットのシャッターも開放されて、各々、ピットスペースの確保となります
まだ夜が明けていなのでピット周辺以外は真っ暗
ソロの部のピットエリアが番号の若い1〜9まで(第1コーナーに近い側)
4番ピットの一角を確保しました
ピットレーンをシケインの方向に向かって見ています
ここはピットレーンですが、走る方向はこの向きです
クルマのレースとは逆
チェッカーフラッグを振っている櫓?
スタートラインのバナー
とりあえずホームスタンドの3階まで上がってみます
第1コーナーを見ていますが、自転車競技では最終コーナーになります
鈴鹿サーキットは8の字型のレイアウトをしていて、真ん中で立体交差があり、案外、コースの場所によって高低差があります
本来のレイアウト、自動者レースではスタートして第1コーナーに向かっては緩やかに下っています
その前の、シケイン、最終コーナーからすでに下っているので、ホームストレートはスピードが乗りやすく、第1コーナーで接触事故が起こり易くなるのは当然と言えるでしょう
がしかし、自転車レースでは逆走しますので、最終コーナー(クルマだと第1コーナー)を立ち上がってきてからホームストレートの前をダラダラ登ることになります
むしろ、ホームストレート前はチームメイトや応援の方々が大勢見ているので、恥ずかしくないように脚を温存しておかないとみっともないことになるので要注意です
そして、最終コーナー〜シケインに向かって、ずっと上りなので、自転車で鈴鹿をまともに走ろうと思うと、このホームストレートからシケインまでの上りをガッツリ登れる脚力が一番重要かな、と思います
(ある意味、兵庫のはりちゅう、播磨中央公園の自転車コースは、ミニミニ鈴鹿サーキットという雰囲気ですね、改修工事で歩道との立体交差も出来たし)
ようやく明るくなってきました
愛車のサーベロS5
2014モデルのフレームを2015年に買って、2016年になってから組み上げました
メインコンポはシマノデュラエース7900、10速、もちろん機械式
クランクのみROTOR 3D 165mmに、チェーンリングはQ-rings53(39)T
いい感じの朝焼けで雰囲気が出てきました
ピットにも人、自転車が増えて賑やかに
レース後のパドックエリアでも、こじんまりと販売ブースが並んでいて
気分も高揚しているのでつい、あれこれ買っちゃいますよね
イギリスNo.1人気という、マックオフ
このチェーンオイルがいい、そうですよ
なんと、ヴィットリアのコルサが半額以下!2本セットでこのお値段!!
自分はクリンチャーがいるので、大変お買い得でした
Betaベータのレンチがオレンジ色で大変魅力的でしたが、工具としてはWeraヴェラがいい、とのことでした
なにやら、ぜんぜん知らないチェーンオイル
まるで、香水か?なにかのような
帰りには以前にも寄ったことのある、高峰SAでコーヒー休憩
富有柿や、梨の?サイダー
飲んだのはコーヒー
お土産に、ちぎって作った手焼きのお麩を買いました
よく見えませんがコロッケも売っています
リザルトは、ガーミンの画面を見て頂ければちょんバレですが、
120km走ったことにはなっていますが、4時間を超える30秒ほど前にスタート/ゴールラインを通過したので、最後にもう1周流してゴールしました
平均速度では、29km/hにも届かず
来年また参加して、30km/hを目指しましょう
赤いところがスピードの出ているところです
自転車なので本来とは逆走になりますが、ヘアピンを出てデグナーに向かうまでやや下りでスピードが出ますが、NIPPOコーナーにかけては上るのでスピードが落ちます
NIPPOコーナーの出口からは下ってスピードが乗ってきたところで逆バンクは平なのでスピードが落ちないようにしっかり踏んで
そして、鈴鹿サーキットで一番好きなのがS字コーナーです
ここは、何度も言いますが、逆走だとS字もバンクのついた第2コーナーも下りになるので、第1コーナーに向かって大変スピードが出ます
自動者レースやオートバイのように、アウトインアウトでスピードを維持しながらS字を抜けて第2コーナーのバンクでもまだ踏んで第1コーナーに戻って来ますが、第1コーナーを回りきるあたりで登りに変わるのでガクンとスピードが落ちて、ホームストレートでは脚がないのがバレないようにそーっと走ります
毎周回、コレの繰り返し
ホームストレートをゆっくり登っている間に脚を戻して、西ストレートでも脚をあまり使わない、というのが自分のリカバリーのポイント
でも本当は、登りをガンバッて、下りでは脚を使ってもあまり差がつかずエネルギー的にも非効率的、というのは定説です
シケインの熟し方と、西ストレート〜スプーンカーブの走り方、ヘアピンの回り方もいちいちウンチクがあるのですが、話しているとあとまだ3頁くらい尺がいるので、凄く短くまとめると
シケインはしっかり登らないと、どんどんズルズル後退していくので、上りに強くないと鈴鹿サーキットは攻略できません(はりちゅうも同じ)
西ストレートは緩やかに下っていてトレインが形成されやすいが、どの列車も自分には速くて無賃乗車すらできなかったこと
そして、スプーンカーブの入り口が実は、鈴鹿で一番きつい上りになっている
ヘアピンは下っているのになぜか、皆、大外を回っていく
自分はインベタで回るので、ここだけ随分とアドバンテージがありました
そして、デグナーへ、最高速が出たのは立体交差の下、たまたま速い列車がきた時にガンバッて最後尾に付いたら60km/hくらい
もちろん、その後、デグナーを抜けるまでに完全に千切れます
4時間のレース中、1時間毎(5周回毎)に3回、計画的にピットインして、補給と排◯を行い、最後は少しタレてラップタイムが落ちてきましたが、トライアスリートらしく単独走行、無事故、無違反(無賃乗車)、イーブンペースで鈴鹿エンデューロ4時間を終えました





























