今年、Marshallマーシャルから新発売となった、新しいOverdrive Pedalオーバードライブ

歴代のマーシャルアンプ、アイコニックなフラッグシップモデル、1959、JCM800、JCM900、DSL、JVMにオマージュしたドライブペダルで、プリアンプ的なモノではなく、あくまでエフェクターとしてのオーバードライブ/ディストーションペダルとのことです

前回、1959モデルとJCM900モデルをご紹介しました

今回は、Marshall JCM800 Overdrive Pedalの回ですが、BOSS SD-1w 技と一緒に試奏、です

 

コレ↓JCM800ペダル、サブタイトルはLEAD SERIES

CLASSIC DISTOTIONという括りです(外箱のスタンプ)

1959ペダルはSUPER LEAD、VINTAGE DISTOTION

そして、今回はMarshallペダルをプッシュするブースターとして、BOSS SUPER OverDrive SD-1w 技 WAZA CRAFTを用意しました

wazaモデルだけでなく、普通のSD-1も持参

いつもは、ノーマルバージョンのSD-1を頻用していますが、音が軽い、ローの締まりがなく、ノイズも多い、のが難点です

そこで、新たにSD-1wを導入しました

このSD-1Wは、INSPECTED IN JAPANモデルです

現在は、マイナーチェンジしてMADE IN JAPANに進化?していますが、ここは敢えてMADE IN TAIWANモデルをチョイスしています

というのも、隣のSD-1も、MADE IN TAIWAN PSAモデルだから

技モデルとの比較のために、ワザワザ!持ってきましたニヤリ

後ろに控えるのは、Jen mister cry baby SUPERジェンミスタークライベイビースーパー(ミスターはワウオフの時にヴォリュームペダルとして使えます、そしてACアダプターも使用可能なスーパーなモデル)

試奏用ギターは、先日、新たに導入したおNEWのGATOE ICONLPにて持参の、GIBSON CS HISTORIC COLLECTION LPR8

いわゆる、ヒスコレの58レスポールです

ゲイターのICONですが、頑丈なのはいいけど凄く重たいです

横からみてもこの厚み、迫力があります

ギターを運んでいるというより、ケースを運んでいる感じです

いつもクルマで移動していますが、ギターは後部座席に平置きにせず、カラビナで引っ掛けて横に立ててブラ下げています

ヘッドレストの支柱にクイックドローを残置してあるので、ハンドル側のカラビナを引っ掛けて、ボディエンド側が座面に乗っ他状態でヘッド側は浮いています

座面からの突き上げも受け難いし、急ブレーキを踏んでも前方に飛んでいくとこともありませんので、安心です

1958 Les Paul Reissue Hand Select

非常に美しい、お上品なギターです

キズひとつない状態なので、おっかなビックリです

ネックサポートはややホールド性が悪く、不満ポイント

ボディーサイドのサポートがしっかりしているので、ヘッド周りもブレることなく、しっかり中央に収まっています

杢はしっかり出ているのですが、遠目に見ると落ち着いた印象です

サウンドもそうですが、なんというかすごく大人しいギターです

生鳴りが凄く良くいいギターで、2013年のアップデートに、チューブレストラスロッド、ニカワ接着というのがありますが、少しは影響しているのか

むしろチェンバードボディ?と思ってしまうほどアコースティックな印象です

そして、ピックアップが、57クラシックでは無く、またバーストバッカーでもない、カスタムバッカー

カスタムバッカーはパワー感があまりない

もう1本、2000年の59レスポールは、当時標準の57クラシックを積んでいて、パワー感溢れるサウンドです

 なかなか試奏の話になりませんが…

前回は、先ず第1弾、1959とJCM900を試しました

1959は素晴らしい、プレキシ感たっぷりでMXR Distortion+もしっかりマッチしていました

JCM900は予想通り?、MSG以降のマイケルをするならコレ!というハイエンドを抑えたモコモコサウンドは得意そうでしたが、しばらくは使わずに温めておきます(CONTOURコンターコントロールを上手く使わないとサウンドメイキングできないようです)

そして、900よりは期待していたJCM800ですが、予想以上にバリッと、バキッとしたサウンドで非常にエッジの立ったキャラクターでキレのあるバッキングが可能

ただ、ソロパートでフロントピックアップのトーンを絞り切っても、メローなサウンドは苦手、これまた極端なエフェクターです

ブースターとして持ってきたSD-1wは、ノーマルSD-1の改良型というか、オペアンプを使用しないディスクリート回路構成ということで、ノイズが少ないと言われています

実際どうかというと、若干ノイズレスな感じはしますが、GAIN(DRIVE)を上げるとそれなりにノイズは乗ってきます

ゲインを絞って、クリーンブースター的に使うとノイズは少ないです

そして、SD-1wのSモードとSD-1のサウンドキャラクターも似ていて、自分には聴き分けは困難なくらい

SD-1wのとっておきはCのカスタムモード、ローの張りが出て、SD-1特有のローミッドのスカスカ感が解消されています

SD-1があまり好きではないという方も、SD-1wは結構いいかな?と思うかもしれません

一方、SD-1が好きだ、と言う人は、Cモードは邪道だ、と感じるかもしれません

自分もノイズ対策にSD-1wがいいかなと思いましたが、サウンド的にはCモード必須ではないので、フツーのSD-1でもいいかな

ということで、2025年、鳴り物入りで発表された新しいMarshall Overdrive Pedalをとりあえず、3モデル、2回に分けて試奏してみました

好みは、予想通り、1959>JCM800>JCM900、の順です

残る2モデル、DSLとJVMについては、現役でリアルのアンプが稼働しているので敢えて試奏してみる必要もないか、と判断しています

とはいうものの、アンプの50th Anniversaryの1wattシリーズ、JCM1、DSL1、JVM1と3台買って試してみて(全部ユーズド)、DSLとJVMはやっぱり良くできたミニチュアアンプで、どちらも2チャンネル仕様、ブーストチャンネルだとアンプだけでよく歪むし、クリーンチャンネルもすごく綺麗だったけど、アンプが何台もあっても置き場に困るので、結局JCM1だけ残して(現在の練習用アンプ、1ワット、0.1ワット切り替えもできるので、夜も安心)、DSLとJVMはメ○○リで売ってしまいました

幸い、どちらも人気があってさほどマイナスも出ずに(手数料と送料分だけマイナス)捌くことができましたので、セーフ!

JCM800とSD-1wだと、想定以上にバリっとした硬めのサウンドになるので嫌ではないけど、スタジオで音量がデカいと、若干、耳にくるかな

むしろ、小さいアンプで音量を上げなくても締まりのあるいい音がするので、自宅練習用として使っています

スタジオだと、むしろこっちの方が求めるサウンドに近い(ランディ風の鳴きの入ったジャラジャラ感)

1959+Distortion++SD-1=コレが1番しっくりきます

現在のレパートリー(練習曲)だと、ゲイリー、ランディ、ジョン(サイクス)、マイケル、リッチ〜、ペイジ、ベック、ジェフ(ワトソン)、ビビアン(キャンベル)、(ジョージ)リンチなど、みんなコレでいけます

ただ、友人曰く、マーシャルにマーシャルのエフェクターとか、要るか?と、当然のように言われ、そだね、と返事しました

でも、マーシャル好きには、堪らないエフェクターには違いないですよ口笛