自走、ローラー(Zwift)で一番乗ることの多いAC号(Athlete Companyアスリートカンパニー号)のバーテープを交換しました
今回、初SUPACAZスパカズのバーテープの巻き巻きノ巻〜
ついでにパンクしたチューブラータイヤ剥がしも行いました
元々はFizi:kフィジークのバーテープを巻いていましたが、長年巻きっぱなしで大分表面が擦りきれていたのでメンド〜ですが、新品に巻き替えることにしました
機械式のアルテグラ10速、当然、リムブレーキ仕様です
メインコンポは67アルテ、といっていいのかハンドル周り(STIレバー)は6700、ブレーキは6800、フロントディレーラーはFD-6700、リアディレーラーのみ30T以上の特大ローギアに対応させるため105グレード RD-5700GSに換装しています(その記事もあります)
古いバーテープはすでに剥がして、下処理をした状態です
今回はたまたま黄色いビニールテープになりましたが、透明のセロテープでも構いません
シフトケーブルとブレーキケーブル(のケーシング)をハンドルバーの内側から下側のバーの凹みに沿わせて浮き上がらないようにしっかり巻き付けて留めます
ここでテープを全巻きにする方もあるようですが、あまりグルグル巻きにすると次回交換の時、剥がすのがメンド〜なので(一回、やったことがあります)2、3箇所留めるだけでOKです
どうせ、この上からバーテープを巻くので大丈夫です
このハンドルは、3TのERGONOVA PRO C-C380mm
3TのハンドルはPROはアルミ、TEAMグレードになるとカーボン製になります
この自転車はフレームもアルミなので、剛性の統一感、耐久性を考慮して特にカーボンパーツは導入せず、シートピラー、サドル、ホイールなど、ほとんど全てのパーツ、コンポーネントはアルミです
最近、プロレーサーの間で幅狭ハンドル+ブラケット内向きポジションが流行(でも、すでに過度に内向けのセッティングは禁止された)ですが、自分は小柄なこともあり随分以前よりなるべく狭幅のハンドルを使用しています
それでも、一時、C-C360mm(これまでの常識的にはジュニアか、女性用という範疇)のハンドルも使用しましたが、慣れないとダンシング時に不安定になり転倒リスクもあり、ほどほどの380に落ち着きました
SUPACAZ!スパカズ!!
なぜか、今年限りでロードもマウンテンも引退してしまったペーター・サガンのイメージがあります
ツールで勝ちまくっていた頃、悪童のような所業もあり、懐かしいですね
バーテープと関係ない話
今どきはポガチャル一色のロード界隈ですが、自分はスキージャンプから転向したログリッチのファンです
同じように今年、ツール通算最多35勝目を挙げて引退するカベンディッシュも好きでした、ときどき、危険走行して失格になりますけどHTCハイロード時代、トレインから発車するカベンディッシュ、メチャメチャ速かったな〜更に、どの列車(他のチームのトレイン)に乗っかても(いわゆる、無賃乗車)速いという、ガチスプリンターでしたね
すでに引退している名ライダーでは、TTスペシャリスト、ファビアン・カンチェッラーラが別格
2010年、ツール・ド・フランドル、パリ〜ルーベで速すぎてモーター疑惑まで浮上(もちろん、潔白、生身だからスゴイ)
惜しいのは不本意な形で引退した(であろう)、トニー・マルティンやマルセル・キッテル
事故絡みといえば、まだ現役でがんばっているジョン・デゲンコルブ
時代とは移り変わるものです
例えばF1も、セナ、プロスト、マンセル、ネルソン・ピケ、ゲルハルト・ベルガー、アレジ、亡くなったミケーレ・アルボレートなど
そこまでだな(ニキ・ラウダはサーキットのオオカミでしか知らない)
さて、スパカズはSPECIALIZEDスペシャライズドの創業者の息子さんが設立した会社のようです
ネーミングの由来は、Super Casualスーパーカジュアル、縮めてSUPACAZスパカジュ?だ、そうです
分厚くて硬いイメージがあったので今まで使ったことはなかったですが、そこそこ耐久性の高いFizi:kの表面が剥がれてきたので、今回、初めて試してみることにしました(一度使ってみたLizard Skinsリザードスキンズは、わりと早くダメになったので2度と使っていません)
SUPER STICKY KUSH SPLAT WHITEというモデルです
絵の具をブラシで投げつけたようなペイント柄(アクションペインティング?)ですが、表面に滑り止め加工としてスパカズのシンボルでもある星型のエンボス模様が付いています
車体の白に合わせて、BLACK/WHITEカラーを選ぶことが多いです
まあまあしっかりした作りの、ただ押し込むだけではない、ボルトで締めて固定するタイプのバーエンドプラグが付属しています
ですが、自分はこのバズキル(Bontragerボントレガー、TREKトレック傘下のブランド)を愛用しているので、バーエンドプラグは不要
パッケージ毎にこんな上等なプラグ付けなくいいから(別売りもある)、バーテープのお値段を安くして欲しいところ、結構なお値段するので
さて、皆さんの流儀はいろいろあるでしょうが…
自分は巻き初めを斜めにカットしたりせず、バーエンドに併せて平行に巻き始めます
バスキルがあるので余分に出して内に巻き込み、プラグを押し込むという通常の仕方はできないし、見た目も仕様的にもキライ
そして一周巻き上がってきたところからグイッと少し捻るようなかたちで斜めに巻き付けていきます
ブラケット周りは8の字にタスキ掛け
ここも要領が必要です
無駄にテープが重なるとブ厚くなって見栄えが悪く、ホールドした時の感じもボテボテでフィーリングが悪くなります
レバーを固定するバンドが隠れて、カバーを戻した時の突起の穴を塞がないように気を付けて下さい
上ハンの部分もコーナーに合うよう内側の重なりを多め、外は浅めにとって馴染ませます
巻き初めの部分
内から外に巻くのは、ハンドルの握っている状態、ブレーキング、変速操作の際、とにかく上から外に荷重がかかる場面が多いので、その方向に巻いておいた方が緩み難いからです
人によっては、俺はそうじゃない、という方もいらっしゃると思うので結局は好みですが、そういうコンセプトがあるということです
仕上げのフィニッシングテープもつきますが、コレいる?
といつも思います
自分は巻き初めと同じく、ビニールテープもひと巻き前から巻き込みして巻き終わりの端っこから少し過ぎたところまで巻き上げてフィニッシュしてます!
3TのERGONOVAエルゴノヴァ
エルゴというのは、上ハン部分の断面が扁平は卵型をしていてパームを載せて握り込みしやすいからです
下ハン部分はリーチ短めのコンパクトタイプです
こんだけ余りました
巻き終わりは、斜めにカットしています
続いて、パンクしたチューブラータイヤ剥がし
去年と今年の4レースでパンク経験しています(チューブラーの)
先ず、去年5月の横浜トライアスロンでT1直後、バイクでスタートして直ぐに後輪がパンクしていることに気づき、クイックショットで応急処置をしましたがすぐに又エア漏れ
とりあえず走れるくらいにはタイヤが膨らんでいたので走り出しましたが、あえなく走行不能に
カーボンホイールがガチガチになるのが嫌なので、この時点でリタイヤ
無駄に走ったので自転車を押してT1に戻るのがメンド〜でした
2度目は今年5月の大阪城トライアスロン
この時は運良く、レース後の撤収時にフロントタイヤがペコペコになっているのに気づきました
所謂、スローパンクチャーだったので辛うじてレースを完遂できたのは幸運だったのでしょう
3度目は、蒲郡だったかな?アルミチューブラーのNOVATECで参戦していましたが、やはり、レース後に後輪だったか?のスローパンクチャーが発覚、この時も辛うじてセーフ!
4度目は夏のスズカロードに出た時に、5周回レースの4周目の最終コーナーを回って(自動車とは逆回りなので、通常の第1コーナーが自転車の最終コーナー)、ピット前に戻ろうかという時点で後輪のパンク、そのままピットイン、リタイア
鈴鹿なのでコースの反対側でなくてよかった〜
↑これは先にタイヤを外してあったF6Rの前輪
↓これが今から剥がすやつ、F6Rの後輪
手順としては、先ず、バルブの反対側から
両手の親指をタイヤサイドに当ててリムから剥がすようにえいや〜とじんわり力を掛けると少し捲れてきます
なかなか、タイヤ全周捲れないので、半周くらい浮き上がったら一旦止めます
一箇所で一気にやらないで同じようことを左右に広げていって、最後にまたその真ん中あたりを捲ると向こう側までタイヤが外れます
そしたら外れた部分のタイヤをワシ掴みにできるのですが、ここでも一気にエーイッとバーッと剥がし取らないで、横に横にじんわり捲っていくようにします
でないと、無理矢理力まかせに引っ張り上げると、ホイールのカーボン生地まで捲れてしまうことがある?!ので、野蛮な、破壊的な操作は厳禁です
そして、タイヤが外れるとリム側にリムセメントの一部が残ります
リムセメントの大分はタイヤ側についてきます
そもそも余りたっぷりとセメントは塗っていませんけどね
このセメントの一番の特徴は、水性だったかな?
Vittoria純正Magic Mastikマジックマスティークというモデルです
2015年に新発売となりましたが、現在、国内では流通しておらず海外通販で購入しました(それも数年前)
国内流通は、Mastik Oneという普通のリムセメントです
Magic Mastikは乾くとご覧のようにパリパリになります
元の状態は、セメントというか水飴くらいの透明のトロ〜とした液体で手に付いても水で流せるくらいです
最近流行のCYCPLUSサイクプラス?AS2
僕も使っています
タイヤ交換時などのちょっとした空気入れにも便秘だし、レース会場でも重いポンプを持っていかなくても済みそうなので、今後活躍していただけそうです
コレは一番小さなモデルですが、中間モデルのCYCPLUS AS2 PROだと液晶画面がついて空気圧のチェックもできるし、7barでタイヤ2本分くらいの容量があるので、そちらの方が使い勝手がいいでしょう
バッテリー容量に限度があるので、なんなら2個運用でもいいと思います
剥がしたタイヤはどこが空気漏れの原因か探るために植木バサミでカットします
日曜日にときどきバカボンのパパみたいに庭木の剪定をしています
異物を踏んでパンクする以外、だいたいバルブ周囲のトラブルが多いので先ずここでカット
すると予想通り、バルブ周囲の黒いゴムの回りでターコイズブルーのラテックスチューブに亀裂が入っています
チューブラータイヤを使っていると、運良くパンクしなければずっとそのまま使うので、いつかこのような形でパンク(スローパンクチャー)することは起こりえます
しかし、プロでもないので毎シーズン、レース前にチューブラータイヤを張り替えるのはコスト的(1本15000円くらい)にも手間的にもやってられないです
ご覧の通り、パックリと割れています
使っているのはこの曰く付きのニュータイプのリムセメント
Vittoria Magic Mastikですが、簡単には手に入りません
新発売になった当初、沢山買ってありましたが日本の暑い夏を数シーズン経過すると密封パッケージにも関わらずチューブ(イラストの通り、12ml2本入り、タイヤ2本分使い切り)内お水分が飛んでカチカチに固まってしまいました
なので、また海外通販で買い足しました
今では、Mastik Proと名称変更になっているようです
現在購入できる手段としては、Bike○○という海外通販サイトがあります
僕はカーボンホイールやタイヤ、ROTORロータークランクなど、いろいろなものをこちらのサイト、また他のサイト(Wi○○gleやCRCなど)でも購入していますが、これまでのところサギまがいの行為や非常事態に遭遇したことはありません
国内で流通していない稀なパーツや、比較的安価に仕入れることができるので(場合によるけど関税は掛かります、また今では円安の影響でそうお得でもないでしょうけど)、僕は良く吟味した上で利用しています
ということで、今回はタイヤ外しだけ、タイヤを貼るのはまたシーズンが近づいてからにします
注意!
このマジックマスティークは1回塗りでOK、フツーのリムセメントみたいに3回くらいリムとタイヤに塗ってベッド(セメントの土台)を作るとか、一晩寝かすとか、そのような古典的な作法が必要ないので凄く便利ですが、事によっては簡単に剥離します(正しく、作業、運用しないと事故、落車に繋がります)
特に、空気圧がパンパンに入っている状態ではそう簡単に剥がれることはありませんが、空気圧が下がった状態でコーナリングなどで車体を横に倒すと、割と簡単にリムから外れる、という事態は起こりえると思います
日本で販売、流通しなくなった理由が、恐らく、そんな落車事例が多発したからではないでしょうか
なので、そういうゆう事が想像できない方は無闇に運用しないほうがいいと思います
自分も今までたまたま運が良かっただけかもしれませんが、水洗いできるほどお手軽なので止められません
注意書きは良く読みましょう
素手で擦るだけで簡単に乾いたセメントが剥がれるので、リム面もツルツル、スベスベになります
以上、簡単に自転車メンテのお話しでした