今年はざっくり10年ぶりに開催されるIRONMAN Japanアイアンマンジャパン、南北海道大会へ参加予定です
前回、北海道でIRONANレースが開催されたのは2013年〜2015年の3年間、洞爺湖周辺がメイン会場となり、もちろん洞爺湖を泳いで、バイクで羊蹄山をグル〜ッと一周し、また洞爺湖畔を走るというコースでした(3年とも出場しました)
最終年の2015年は大会直前の天候不良でコース上の橋梁が崩落するという災難があり、バイクコースを急遽ワンウェイとしてなんとか大会は開催されましたが、T1とT2が離れたことによりレース後に大会主催者がバイクをT1までトラック輸送するという大変な手間が掛かり、またその後の橋梁の再建の目途もたたないということで、それ以外にも自治体やボランティアの負担等もあったと思われますが、以降、北海道で大会を継続することが難しくなり(と、理解しています)、その後、日本でのフルディスタンスのIRONMANは開催されていませんでした
それから9年、ようやく日本でIRONMAN再始動の報道があり
再び北海道で、今回は函館開催!!
もちろん参加以外選択肢はなく、エントリー開始日は当然仕事でしたが、とにかくエントリー優先、エントリー開始時間がくるまでパソコンとにらめっこしていましたがまさかのログインに手間取り、アッという間にTier1が売り切れ、Tier2(少し高くなる)でのエントリーとなってしまいました
その間、僅か数分の出来事
みんな、どんだけやる気やねんと思いました
そのアイアンマンジャパン南北海道大会、in 函館
もう来週の週末に迫っています
まず、自転車を現地に送らないといけません
自分といっしょに飛行機に載せる手段もありますが、空港までの移動や現地での移送等も含め、結構メンドウなのです
今回は、カンガルーイベント便という西濃運輸さんの自転車輸送サービスを利用します
宮古島ストロングマンの時は、飛行機に載せて自前で運びましたけどね
ランシューはアシックスNusa
HOKAはナローワイズで靴擦れするので、本番では履きません
ビンディングシューズはシマノTR9
モデル末期でハーフサイズ下の41.5しかなくて、若干きつめです
SIDIはロード用です
このP3はヤフ○クでユーズドを買いましたが、付いてきたHDバーがとても短くて、宮古島ストロングマンは購入時の状態で出ましたが快適ポジションが取りにくかったので、今回、アイアンマン出発前にもっと長いバー付け替えました
北海道はコレで出ます↓
元のバー、3Tのアルミ製、めっちゃ短い
コレをProfile Designのカーボンバーに付け替えました
作業前に予備のケーブルやケーシング、ワイヤールーティングのためのライナーなど、必要なものを確認しておきます
自分は割と余ったパーツは捨てずに置いておく方です
DHバーを交換するとなると、自分のマシンは11速アルテグラ機械式なので先端のシフトレバーを外して、ワイヤーも抜いて作業する必要があります
マシンはスタンドを嵌めて起こし、玄関ドアに立てかけると自立するのでBB裏のケーブルガイドにアクセスしやすくなります
といってもとても不安定なので、油断はしない方がいいです
リアもフロントも、ケーブルを抜く前にライナーを被せてケーブルの通るルートを確保しておかないと、新しいケーブルを通すときに難儀します
(医療現場でいうと、カテーテル検査におけるセルジンガー法というテクニックとよく似ています)
リア側はシマノのグレーのライナーが通りましたが、フロント側は隙間が狭くもっと細い透明のライナーでないと通りませんでした↓
ケーブルのアウターケーシングはシフトレバーからBB下まで、1本長いまま通ってます(2014モデルのS5は、ケーシングはフレームの外だけで、フレームの中はケーブルだけになります)
ケーシングの先端はノーズ付きのキャップを使用することで、ケーブルガイド部での抵抗低減を図っています
リアとフロントで使っているライナーが違います(グレー太い、透明は細い)
クランクはシマノ105の160mm
別にショートクランクが流行っているからとかではなく、トライアスロン界隈ではもともとショート気味が標準で、自分の脚もそう長くはないので普通でも165〜160で適正です(けど、ROTORのパワーメーターでそのサイズがないので、170をずっと使ってきましたけどね)
自転車を梱包するときには、先ずペダルを外します
コレを忘れると、タイヤを外した後とかだと、凄く作業が大変になります
(力が入らなくて、硬くて外せないとか)
ここはシマノPROの専用工具が使いやすいです
サイコン(サイクルコンピューター)のケイデンスセンサー用のマグネット
TNIのペダルの穴に嵌め込むタイプ
ソレ専用に用意している9mmのレンチ
わざわざ?と思うかもしれませんが、とにかく作業はストレスなく出来ることが重要です
外したペダルも専用の収納ケースに
コレはOstrichオーストリッチのモノ↓
ちなみも元はULTEGRAでしたが、コレは今話題のシマノからリコールがかかっているモノです
ULTEGARアルテグラ以上、Dura-Aceデュラエースなどは、シマノ独自のホローテック(クランクが中空、といってもくり抜いて薄い板でカバーしているだけという、割と単純な構造)
下位グレードの105は、くり抜きリブ加工なので、剥がれのようなリコール問題は発生しません
ホローテックの裏蓋?が、ただ接着しているだけなので、剥がれてくるそうです
見た目に問題無さそうですが、外したついでなので自転車屋さん(大阪のベック○ン)に持ち込みました
急ぎでないので置いて帰りましたが、数日し問題ありませんのお引き取り下さいとのこと
今回のリコールはいろいろ言われていますが、やっぱりモヤモヤしますね
無償点検ですが、もう大丈夫ですということではなく、1年後を目安にもう一度点検(無償)が必要です
その間は注意して、自己点検しながら乗って下さい、とのことです
自分で点検できるくらいならプロショップに持ち込みますか?
しかも、プロも特別に精密検査をしているのではなく、おそらく目視と、コンコンと叩いてみたりしているだけではないのか?(別にメカニックの方をディスっていません、むしろシマノのやり方)
点検でOK出ましたが、点検スミのマークやシールなどもなく、いつ点検したとかも絶対忘れるし、中古で手放すにしても点検済みの証明も困難です
天下のシマノですが、そのうちSRAMスラムなどに置いていかれる可能性もあります(すでにメカの先進性では、SRAMの方が先をいっている)
今回使用する箱はQbicle キュービクルのBike Porter STD
サイズには割と余裕がありますが、TTバイクの場合はハンドルを折りたたむ必要があります
ステム毎90度横向けて、DHバーを下に向けたいので、トップキャップ、ステムのコラム部、バーのクランプと全て緩めます
(組み上げる時は締める順序に注意!バーは先に固定していいけど、先にトップキャップを締めてベアリングのプリロードを掛けてからコラム側を締めないとハンドルがガタついたり、コラムを傷める可能性があります)
3T ARXII TEAM
ボルトは六角ヘックスではなく、星型トルクです
こんな状態
シフトのアウターケーシングを長くしているのは、この時の為です
無駄に長いワケではありません
フロントエンドの保護パーツ
この頃のサーベロのリアはピストタイプなので、真後ろにホイールを抜きます(若干、普通のロードと要領が違うので慣れないと戸惑う)
後ろも輪行用のエンド金具をディレイラー保護のために使用
ここからの作業はバイクをひっくり返して
チェーン、チェーンリグの保護カバー
というかフレーム保護の為です
ディレーラーまで綺麗に被せられます
この際、普段はあまり触らないフォーククラウンの裏側なども綺麗にしておきます(どうせ、また汚れますけど)
バイクポーターの中
ハンドル、サドルのあたりに低反発性のマットを置いておきます
こんな状態で逆さまに入ります
サドルを下げておかないと、チェーンリングがフタに当たって締まらない(危ない)ので、ココもタイヤなどを外す前にやっておく必要があります
タイバンドは別に目印などでなく、ゼッケンシールを貼る為の骨組み
言ってみれば、簡易なゼッケンホルダーです
マーキングはマスキングテープなどを利用します
入りました
フロント回り
プチプチでフレームも保護(ブレーキレバーなどが当たります)
ホイールはバッグにいれて
外したクイックを忘れないように注意!
ポンプは台座が鉄板なので、自転車をキズ着けないように箱の端に直立させて簡単に動かないこと確認
エンド金具はきちんと箱の面に向いていること
自転車をバラす時に使用した工具は、組み立ての時にまた使うので
ヘタに整理せず、まとめてそのまま、自転車といっしょに箱の中に放り込みます(ちゃんと袋に入れて)
練習走行などするときは保安部品がいるので、ライトやベルなども忘れないように、もちろんサイコン(ガーミン)も
工具はフロント回りに
ウエット、シューズ、ヘルメットも
何もかも入れると重たくなりすぎるので、これくらいで止め時です
この状態でフタして終了
すでに先日、金曜日にセイノーさんが荷物を引き取りにきてくれたので、あとは無事、北海道の届けられるのを待つのみです
当日は、会場近くの特設エリアで受け取り、組み立てして、箱はまたセイノーさんが預かってくれて、帰りはT2周辺でレース翌日に回収していただきます
以上で、自転車の梱包は終わり〜
あとは、レースまで1週間、脚が攣らないように無理な練習は自重して、補給食の準備でもしてます