アメヴィンか、ビンストか、どっちか分からないですが、FenderのStratocasterです
1989年製、’57モデルなのでメイプルネック(メイプル指板)です
カラーは渋めの2TS
American Vintageと言ったり、US Vintageと言ったりするのを見かけますが
年代によって呼び名が違うんでしょうか
現在は、American Vintage IIとしてシリーズが復活していますね
(ネットで簡単に調べただけですが、楽器販売店の説明では、Vintage Stratocasterシリーズ開始当初、1982年?はUS Vintage、その後90年代後半にAmerican Vintageとなったそうな
そうするとこのギターは、アメビンでなく、どちらかというとヴィンスト、かな?)
さてこの時期はFenderお馴染みのツイード表装のハードケースです
これも年代によってブラウンになったり、ブラックになったりしていますが、フェンダーと言えばこのツイードのイメージが強いですね
ご開帳!渋いッスね〜
見かけの印象としては2トーンのブラックの縁取りが細めというかあまり分厚くない感じで好みです
62モデルの3TSだと赤も入って分厚い派手目なサンバーストになるので、あまり好きではありません
レスポールは赤みが強いのが好きなんですけど、勝手ですね
ボディはアルダーでメイプルネック、貼りメイプルではなくトラスロッドは裏から仕込んでいるのでスカンクストライプがあります
ネックは細め、薄めのCシェイプ?Vシェイプ?で指板のRは7.25インチラジアス、スケールはもちろん25.5インチロングスケール
ヴィンテージライクな細めの21フレット、シンクロトレモロ
1Pピックガード、PUセレクターは3ポジション
ピックアップはNoiselessに変更されています
ポールピースは面取りされていて、格弦で高さが違うのでVintage Noiselesesか(Hot Noiselessは高さが揃っている?)
グッピーヘッド?
Fendeのロゴの下あたりが少しですが凸に膨らんでいるのでぐっぴ〜のお腹のようなのでそのように言われてしまうようです
1プライなのでペラペラのピックガードを捲るとピックアップのザグリの様子が分かりますが、ブリッジピックアップからコントロールキャビティに続くトンネルが掘ってありなんとなく芸が細かいです
ピックアップ、ヴォリューム、トーンポット、ピックアップセレクターなど、ジャックに繋がる線以外は全部、ピックガード側にアッセンブルされています
レオ・フェンダーさんはギタリストではなく、電気技師さんだったとのことですので、いかに生産性を重要視していたか覗われます
Voポットにハイパスコンデンサーが付いてます
昔の?ノイズレスピックアップはポットもセットになっていたということなので、それにハイパスも付いていたのか
単体でも買えるパーツですが、これがあるとヴォリュームを小さく絞っていってもハイの抜けが保たれます
問題はNoiselessピックアップが要は2階建てのハムバッキング構造、つまりスタックハムなので高さが高い
ノーマルのシングルコイルピックアップより厚みがあるということです
ボディ側のキャビティがノーマルピックアップに合わせてあるので(当たり前)、思いのほかザグリが浅くノイズレスに換えるとぎちぎちで下が支えます
センターピックアップが邪魔なのでピックに当たらないように下げたいんですが、写真くらいが限界でピックアップを下に下げられません
ネジを回して下げたつもりでも、薄いピックガードが浮き上がるだけで実質、ピックアップは下につっかえた状態で固定となります
だからノイズレスに限らず、DiMarzioディマジオやDuncanダンカンなどのスタックハムに換えたい場合は、キャビティを少しザグらないと十分に気に入ったセッティングにはできないと思います
Jimi Hendrixジミヘンドリックスも最近、じわじわきています
Jeff Beckが昨年亡くなってからジワジワきて、Stevie Wonder作のCause We've Ended As Loversが練習メニューに登場したのですが、JimiのPurple Hazeも先日の練習で初登場しました
ラージヘッドではないですが、メイプルネックのよしみでこのギターを使いました
そしてちょっとレトロなジミヘンストラップ
アンプはオレンジではなく、マーシャル
グッピーヘッド
ええ具合いにラッカーが焼けている、と思いたいところですがこのギター(アメビン)はもともとビンテージ風味を出すためにアメ色の塗料を使っていたようです
ボディもトップラッカーですね