ちょっと大袈裟ですが、マイギターで世界遺産的価値があるとすればコレかな〜
↓ヘリテイジH-170 ダブルカッタウェイです(後ろはメンテで預かっていた友人のNavigatorランダムくん)
古いギターですがいちおう、実奏可能です
見た目の特徴は、このトガッたダブルカッタウェイと鮮やかなチェリーサンバースト
当時、シングルカッタウェイのH-140もラインナップにありました
現在、主流となっているH-150はもっとレスポール似に寄せてますが、それでも微妙に角の角度や形状が異なりますね
他には、ネックがノーバインディングでドットマーカー
ピックアップはダブルブラックのオープンハンバッカーでシャーラー製
ブリッジとテールピースもシャーラー製
弦交換の途中にテールピースが外れるのでテープで留めてます
ブリッジはサドルが丸いローラーのようになっていて、ネジが切ってあるので回すと左右に移動します
これで弦間の調整ができます
もちろんオクターブ調整も可能
テールピースは黒いフックにボールエンドを引っかけるだけの(後ろから通さなくてよい)仕様ですが、ペグを回している間にボールエンドが外れていることがしょっちゅうあり、結構メンドーでした
ヘリテイジの特徴的なパーツですが、どちらかというとレスポールみたいな、現行のH-150みたいに普通のブリッジとテールピースが使いやすいです
そして2Volume 1ToneなのでFront Toneのところにピックアップセレクターのトグルスイッチがきてます
ボディが薄いのでスイッチの本体は横型です
珍しい2Pマホガニーバックに1Pメイプルトップという、レスポールとは反対のボディ構成
ただマホガニーはレスポールなどよりも厚みがなく、全体に軽量な造りです
メイプルトップのLes Paul Studioとマホガニー単板のJuniorの間くらいかな?
コントロールノブ周囲にフレック?らしき黒い点々があります(木目のアクも強いですけど)
Heritage特有のスモールヘッド
Gibson Les Paulのヘッドより幅が狭いので、ナットに対して弦が広がらない仕様になっています
今はもう少し大きくなっていますね
後ろのLes Paul Classicのインレイが緑色っぽいです
オリジナルのハードケースは破れています
取手、ハンドルが取れています
ギブソンのケースと違い、ハンドルがプラスチック製だったのでいつの間にか劣化して、あるときヨイショと持ち上げようとしたら、取手だけ取れてケースはそのままという漫画みたいな状況で外れてしまいました
その場でハンドルだけ取れたので、途中で落下させず助かりましけど危なかったです
その後、両手でケース毎抱えないと運べなくなりました
フタを開けると鮮やかなチェリーレッド
1Pトップなので等高線の一番高いところがボディ中央近くに配置されます
メイプル2Pトップのレスポールではよくボディの上側?左側?、肘の当たる側に島状の模様がきますけどね
そしてボディが小さめなのでハードケースの内側に少し隙間があります
純正ですけど、他のモデルと共用(というか流用)だと思われるので、小さなクッション材で隙間を埋めてゴマかしてあります
そして2ピースのマホガニーの色目が左右で全然違うので、キカイダーのように真ん中でピシッと接合されてるのが分かります
ストラップピンはSGのようにこの位置
ヘイテイジの初期から90年代?まで、このようなスティンガーヘッド(ヘッド裏のネック側にトガッた黒い塗装)が特徴でした
Heritage Guitarの創業が1985年ですので、A,B,C,,,87年製だとずっと思っていましたが、最近はシリアルがきっちり分かるようになっていてどうやらAシリアルはないので、Cは86年製です
このときヘッドが黒いので銀色のスタンプでしたが、アルファベットが2文字になる頃には手書きになっていましたね
最近ではレギュラーラインのレスポールと同じように数字だけの刻印になっていると思いますけど
グローバーのチューニングペグがすっかりくすんでワッシャーのあたりが少しネバッこくなっていますが、なんとか使用できます