というわけで2024年4月14日、第38回全日本トライアスロン宮古島大会、いわゆるストロングマンレースプンプンに参加してきました

本年度トライアスロンシーズンの幕開けです

普段はなんぼ早くても5月の横浜(今年もエントリーしていましたが、宮古行きで休みすぎたのでDNS!次戦は月末の大阪城です)がシーズン緒戦なので、この時期のレースは10年以上トライアスロンをやっていて初めての経験

なにが言いたいかというと、寒い時期、去年の9月の加西グリーンパーク以降、ほとんど自転車に乗っていないのでいきなりロングで自転車に乗るのが大変だな〜と言う訳です(TTバイクでレースに出るのも、加西と今回と、2回目です)

うちな〜宮古島、いってきてんハート

自転車はこのような専用の輪行箱で空輸します

右側の白い樹脂製段ボール箱も同じものですが、グレーの専用袋があります

左のSCICONシーコンも飛行機輪行に人気です

宮古空港では自転車専用エリアがありました

梱包時の様子ですが、フレームがガタガタ揺れないようにホイールで挟みこんだりウェットスーツをフロントフォークの隙間に入れて固定します

今回のレース車両はトライアスロン専用バイク、Cerveloサーベロ P3

ユーズド、つまり中古で購入した2017年モデルです

メインコンポーネントはいまだ機械式の11速アルテグラR8000

リムブレーキ仕様

バーエンドコントローラとブレーキレバーのみデュラエースになります

こういうパーツはあんまり売れないし、細かくグレード訳しても仕方ないので、信頼性重視のデュラエースグレード1択となっています

導入コストを抑える為に業者がやってるオークションサイト(ヤ○オク)で中〜コ完成車を買いましたが、とりあえず乗れる程度(つまりテキトー)にしか組み上げられていなかったので、いったんバラして自分で組み直しました

そら〜乗る人の体格も分からなければポジション出しもできないのは当然と言えば当然ですが、とにかく組み付けが適トーで、そのまま乗りだし可!とか書いてあってもとても無理です

チェーンリング、チェーンに汚れ防止のカバーを掛けて、ホイールもカーボン製なので、フレーム、ホイールお互いキズ付かないようにホイールバッグは必須でしょう

向こうに着いてフレームに破損等あると最悪レースに出れない場合もあるので、梱包は慎重に、愛護的に

そもそも愛車がキズつくのは嫌ですからね

しかし、ここで荷物を詰めすぎると重くて運び難いし、空港で預ける時に重量オーバーになるので注意

箱(QBICLEキュービクルBIKE POTERバイクポーター)は、国内線対応のSTDと国際線使用のPROサイズがあり、これはSTDです

1ホイールとペダルは外す、2サドルは下げる、3ハンドルはステムを90度曲げて、エクステンションバーを↓向きに90度下ろす、

と、逆さまにすればすっぽり入ります

PROだと更に、出っ張るディレーラーを外すとか、ハンドルもステムから外す?とか、もう少し分解しないと箱に収まらないようなのでまた組み立てるのもメンドーです

念のため、エンド保護パーツもしっかり使用、前後とも

宮古空港ではシーサーのお出迎え

今回、自転車をホテルに事前配送ではなく、自身とともに空輸となったので、現地での移動の足の必要もありオリックスレンタカーでなるべく大っきなクルマ貸して〜というこで用意して頂いたのはHONDA STEPWGN

ステップワゴンはサードシートを収納して2列目を前にスライドさせると輪行箱を縦に積むことができました、ひと安心

運送会社のイベント便を利用してバイクを先に輸送する手段もあり、その方が手ぶらで動けて楽なので次回、また参加する機会があればそうにしようかな

無事、ホテル到着〜

いったんエントランスで荷物を下ろし、臨時駐車場(ホテル前の駐車場がバイクのトランジションエリアとなっているため使用不可!)へ向かいましたが、ホテルの敷地内も施設拡張工事中で散々迷ってしまいました

無事、戻ってチェックインを済ませてから、選手受付会場のJTAドームへGO!

JTAドーム前では、EXPOもやっていました

見慣れないドリンクのブースとか

こちらは大好きなエネ餅、バイクの補給用に塩入りを買いました

そしてどこにでも出没するCEEPOシーポ、の社長さんがいらっしゃいました

いつかこの青いバイク、KATANAが欲しいですナイフ

参加賞のストロングマンTシャツとトラバッグを受け取って

バイクのメンテナンスサービスもありましたが、バイクは自分で組み上げ、メンテしているので利用したことはないです

受付を済ませてホテルに戻り、トライアスロン参加者用にメガソーラーパネルの下のスペースに解放、自転車ラックを用意してくれているので、そこで自転車の組み立て

写真のようにハンドルはステムを90度捻って、エアロバーを90度折り下げた状態で箱に入れているので、先にホイールを前後とも嵌めて正立させてから、元に戻します

サドルはシートポストを下げているので白いマーカーで印したところまで上げて、ペダルを付ければ完成です

少しだけ乗って、ポジションが合っているか、ハンドルがぐらつかず、ブレーキが効いて、変速してもチェーンがカタカタ言わないか、この程度のチェックだけは最低します

バイク預託は翌日(レース前日)なので、バイクラックに掛けておいて作業終了

夕方近くなり再びJTAドームに戻って競技説明会と開会式がありました
スケジュール表では競技説明がなんと10分となっていたので、いったい10分で何を喋るねん?と思っていました
ある意味10分で何を話し、何を語るのか興味があり、これは聞き逃すまいと会場に向かいましたが、時間間近で会場にいくと駐車場がいっぱいで隣のスーパーの屋上に停めざるを得ず、早く行かないと説明会に間に合わない〜と急いで駆け足で会場に向かいました
何とか開始時刻には間に合いましたが、説明会はなんとほんとに所要時間8分で終了していました〜
その内容はだいたいみんなが事前に知っている事、つまり海を2周泳いで自転車に乗って島を1周半、島を横断して走る、みたいなもので、どんな裁き方やねん!ある意味、スゴい!!と感心しました

ワイド〜ぱーちぃーというのは、ウェルカムパーティーというものですが、文字通り写真のようなエサに釣られて人が集まってきます寿司お茶

このタイミングで説明会というのは、こうしないとわざわざ開会式、というかパーティーにも人が集まらないんでしょう

むしろ、食べ物を前にして長々話をされても困りますしね

一応、名目上は競技説明会もありますが、まあみんな集まって食べてくださいね〜、という配慮なのだと思います

ちなみにアルコール類は提供されません、とのことでした

折角のお料理もありましたが、僕は10分で何をしゃべるのか興味があっただけなので、何も頂かずに会場を後にしました爆  笑

そしてホテルに夕食も大浴場もないので、温泉探しと晩ご飯のため南の方へ移動し、看板が怪しいライティングのお店を発見

沖縄そばと麻婆豆腐を頂きました

激辛麻婆はスゴ辛でした

沖縄そばと激辛マーボ


美味しく晩ご飯を頂いた後、やっとくつろぎタイム

ここは日本最南端の天然温泉、シギラ黄金温泉ですが、西遊記の妖怪で出てくる洞窟のような雰囲気です恐竜くんクマムシくん宇宙人くんおばけくん

翌日は午前中、スイム会場の与那覇前浜で試泳

お天気はもうひとつ、曇りがちですが、暑くなくていいです

ビーチハウスでシャワーとタオルも貸して頂けます

午後からバイクチェックイン

宮古は暑いので、説明書にボトル2本必ず装着していないとチェックインできません、と書いてありましたが、そんなこと一切チェックなしでした

ホテルで補給食の準備

いろいろ準備していますが、弁当箱にいっぱい詰め込んでも実際、レース中に消化できるのはいつも極くわずかです

カッコいいトラバッグ(トランジションバッグ)

スイムスタート、バイクフィニッシュ、ランフィニッシュと3つありましたが、いつもどれに何を入れるかこんがらがります

アスリートカンパニーのウェットスーツと当日の朝使う空気入れ(トピークのメガモーフ)

沖縄なのでウェットはロングジョン

体格が進化(体重増)したので、去年新調しました

メガモーフは携帯性に優れますが、小さすぎず使い勝手も良好でオススメですよ

レース当日、トランジションオープンの頃(5時)はまだ暗く、ライトがないと見えません

慣れた方は探検隊みたいなヘッドライトを装着しています、さずが

スマホのライトを利用してなんとかセッティング完了

ここから、レースダイジェスト!

スイムスタートは朝7時

なんと1500名ほど、各エイジカテゴリーの選手、全て、一斉スタートです

泳力の差もあるので緊張する場面です

普段はエイジ毎のウェーブスタートが多いですが、自分より前の人は早い、後ろは遅い、と言う訳で自分の立ち位置が分かりやすいといえば分かりやすいので、たまにはいいです

前日までの情報で、スタートポイントが例年より南側に何十メートルか移動したので、来間島との間を抜けてくる海流の影響が大きくなり、1500mを2周回、3km泳ぐわけですが、沖にでるのは容易、浜に戻るときは海流に流されて、押し戻されるというよりは横に流されるので、ヘタをすると北側にどんどん流されて真っ直ぐ泳いでいるつもりでも浜に戻れないという事態に陥るキケンがありました(前日のスポンサー協賛のエリート選手の講習会で散々脅されました)

結果、1周目が33分くらいで上がれたので、ショートの時と変わらないタイムだったので、往きと復りでロスタイムも相殺されそうだと分かり、ひと安心して2周目に突入

しかし、前日の話では1周目の方が海流の影響が強く、2周目(より北側にコースがある)はそれほどでもないと言っていましたが、実際には2周目の方が流されている感が強く、気がつけばブイからどんどん離れていくので、そのたびにコース修正してはZ字型にジグザグに泳いでいたように思います

最後はゴールポイント側に流されるようにコース取りを考えて1時間10分超でなんとか浜にあがれました

場合によっては1周目でスイムスキップや、2周目でタイムアウトの可能性もあったのでひと安心です

バイクは中古のサーベロP3を本格投入

実践経験が少ないのでポジション(特にハンドル回り)が心配でしたが、何とか123km4時間台前半で終了(平均27km/h程度)

身体(特にお腹)に負担を掛けないようステムとエクステンションバーをライズしてやや上体起き気味のポジションとしたので、風の影響を受けやすく、あまりリラックスもできなかったので次回はもう少し低めのポジションに変更する予定です

秘密兵器として投入したシマノ105のショートクランク(160mm)は正解でした!(チェーンリングは52-36T)

ランは35kmもあって、レース前から別に30kmでええやん、と思っていました

ほとんど島を横切る単調な往復コースですが、宮古島は南北に等高線が走っているので波状に丘越えがあります

細かいコースを周回するより大きなワンウェイの方が好きなのと、バイクもランもド平坦は苦手、アップダウンがあった方が得意なので自分向きコースと言えました

エイド以外では絶対に歩かないことを信条にしているので(実際、歩いている人と変わらない速さでも、ランニングスタイルは維持しています)、他人にはスローモーションに見えたかもしれませんが、4時間は超えてしまいましたが無事完走!できました完了

ゴールタイムは10時間ちょっとでエイジでは100位以内に入れました〜パチパチ目

当日は疲労困憊

ゴール会場の競技場にシャワーがあったので汗を流してドライウェアに着替え

バイクのピックアップは翌日にして、タクシーでホテルに戻りました

ホテルに帰って一息してから夕食と温泉に浸かるつもりでしたが、気がつけばもう真夜中でした

そのまま寝込んで、翌朝、バイクの回収と再び妖怪温泉に出かけました

しかし昼間見ると、妖怪はいないようです

すでにバイクはまた輪行箱に詰めて帰り支度を済ませているので、後は空港へ行ってレンタカーを返して帰る準備です

飛行機の時間までまだ余裕があるので空港周辺のカフェで一服

ここはこだわりのコーヒーショップでエスプレッソを大変美味しくいただきました

Doug’s COFFEEダグスコーヒー

こちらはダグズバーガー(多良間島うし)とオニオンリング

こちらが帰りの空港で見つけた等高線のある地図

この南岸をバイクもランも横切りましたが、道理でアップダウンがきついはずです、納得

帰りの飛行機の時間もやってまいりました飛行機

うちな〜、今から帰るねん

なんとか無事、沖縄から戻ってきました

初宮古島、初ストロングマンはなんとかへこたれずに完走できたので今後の弾みになりそうですニヤリ

今回導入したアシックスのnoosa、厚底系ランシューズですが、ラン中はとにかく熱くて水を被りながらズクズクで走ったので、見事に靴擦れ、左側のヒールのところが血まみれになっていました(バケツでざぶざぶ洗いました)

おニューのバイクシューズはきれいですが、(すでにモデルチェンジしています)シマノのTR9はモデル末期でサイズがなく、ようやく見つけたのは41.5でハーフサイズ小さかったので、ややタイトで90Km過ぎくらいから足の甲が痛くなり、ベルトを緩めて走りました

それとカーボンソールが硬いので右足の裏に痛みが出ました

慣れれば何とかなりそうです

ややワイドリムなFFWDに嵌めたタイヤはVittoria NEXT

ほとんど新品でしたが、宮古で123km走行後、トレッドの中央がヒビ割れのような独特の劣化をしています

空気圧は7barほどで走行しましたが、グリップ感や振動吸収性など特に問題ないように感じました

バイクをまた元に戻します

輪行箱から出した状態

エンド金具(樹脂製)も機能しています

ハンドル回り

ステム90度、バー90度、カクンカクンと曲げてます

機械式変速ですので、収納時するときのことを考えてケーブルルーティングを長めにとってあります

バイクパート走りながら走り難い(ビミョーにポジションが合わない、TTポジションを保つのがシンドイ)と感じていたので

ステムを交換

元々-17°100mmから-6°110mmで参戦して、mmm〜だったので少しハンドルを遠くにしようと-6°120mmに変更

DHバーを敢えて先端を上げ気味にしたのを、水平に戻しました

(そしてまた考えて、さらに低くしたいのでコラムのスペーサーをひとつ抜いて、-17°110mmに換えようと思っています)

こちらが秘密兵器!!今流行!?のショートクランク

105の160mmです

レース前に換装しました

元々はアルテグラ170mm
所謂、シマノ自慢のホローテック構造ですが、今はリコール問題で信用を下げていますね

105はホローテックではなく、肉抜きリブ形状です

コレでもクランクが1cm短いので全体としてはアルテより軽量です

BBはメーカーは忘れましたが、特に問題ないので綺麗に拭きあげて

チェーンもそのまま

クランクキャップを閉めるだけの専用工具ですが、些細なところですが、やはり専用工具があったほうが締め付けトルクを微調整できるので無駄ではありません

固定ボルトにはしっかりトルクレンチを使用(東日製)

完成

さて、レースから帰った翌日は仕事をOFF(どんだけ休むねん...)にしていたので、早速ランニング再開

この時、レース前ですが

レース後は、こちら

なんとなく足がパンパンですガーン

ランニングから帰ってみると、ムクムクです〜

赤ちゃんの足みたいになってますが、ランのダメージがレース後2日ほどしてやってきたようです
ハードな運動をするとおしっこが出ずに体重が2kgほど増えることがあるので、皆さん注意して下さいね
ちなみにこの後、多量の尿が出て体重も足も元に戻りました
過去にもロングの後に同じ症状に見舞われたことがあるので、今年は数年ぶりにアイアンマンにも参戦するのでこれからじっくり鍛え直します足

早速、ステムを交換しました♪

3T ARXII TEAM -17°110mm

コラムのテッペンに挿入

-6°120mmと比較すると高さが低く、距離的には変わらない仕様となりステムがフレーム、DHバーと並行になって見た目👀的にグッド👍です

コラムスペーサーを抜けばさらに低くすることも可能ですが、お腹に負担がかかるのでとりあえずこのくらいでお試しします爆笑