シーワールドイルカではないです

シールドワールドですもやもやヘビ

↑今回のターゲットはこれらの5本

 

シールドなんかなんでもいいとか、逆にあり過ぎてどれを選べばいいか分からないとか、エレキギターを楽しむうえでどうしても必要な機材ではあるものの、あまり重要視されないことも多いパーツです

でもでも弦を弾いた音(振動)が、一番長い距離を伝わる(10メートルとか)部分だと思うので、これが重要でない訳はないでしょう

ギター、アンプは高価で重たいし嵩張る、エフェクターも高い、でもシールドであれば比較的安価で(高級ハイエンドケーブルもありますが)、グルグル巻きにできますので、格好の嗜好品対象となり得ます

 

今日、手にするギター、使うエフェクターを考えるだけでも楽しいわけですが、使う機材に合わせてシールド選びをすることも、どんな音が飛び出すか、更に楽しみが増えてますます妄想がひどくなる可能性がありますよ

シールド選びに迷った時(自分のギター、音楽の指向に合うシールドはどれかな?)、シールドなんか何でもいいとおっしゃる方はともかく、シールド選びに困っている方には、是非シールド選びの楽しさを味わってもらえればいいかなと思います

 

シールドメーター!

そもそもいろんなメーカーが出しているシールドは何が違うのか

導体がOFCとか、芯線の太さが○○AWGとか、絶縁体の種類とか低静電容量でローノイズとか、1芯か、2芯か、シールド、ジャケットの構造とかいろいろあるんですが、我々素人には電気的スペックから出てくる音まで想像するのは困難ですよね

そこで、みんながよく口にする音楽用語?からコレでしょ!というものに絞って採点(⭐️3つです)してみました

 

1音が太い!

2抜けがいい!!

3ハイがよくでる!!!

 

ノイズが少ないとか、音がクリアとか、コードの分離感が、とかは勘弁して下さい

ほとんど歪み環境で、パワーコードくらいしか弾かないので、それらの項目は自分のポテンシャル的にちょっと評価不能です

 

実際使ってみてどうなのか?

また、メーカーの宣伝文句は正しいのか⁈

 ↑①CANARE GS-6(F-15)、いちおうコレを基準とします

↑②CAJ Guitar Cable(Switchcraft 280)、優等生っぽい

 ↑③BELDDN 8422(CLASSIC PRO)、変わり種

 ↑④OYAIDE NEO G-SPOT CABLE(オリジナルゴールドプラグ)、見かけ重視?

↑⑤Fred The Tone CU-6550(オリジナルプラグ)、大人っぽい雰囲気

ケーブルの太さ、プラグの違いなど、こんな感じです

パープルのG-SPOTが一番やわらかいです

CU-6550はやや太め、つやなしタイプ

 

では、実奏!判定!!

 

L音が太い→低音がよく出ると置き換えます

M抜けがいい→ミッドレンジ(中音域)が強い!と考えます

Hハイがよくでる→気持ちいい〜

 

 (★で3段階評価してみました)

 全くの主観ですので、お気軽にみて下さい口笛

 

  canare 普通、特徴なし
Low      
Mid    
High    
  CAJ 音が大きくなった!
Low    
Mid  
High  
  BELDEN8422 ローエンドがタイト!!
Low      
Mid  
High
  G-SPOT 高音がすばらしい!!!
Low    
Mid
High
  CU-6550 高音が大人しい
Low    
Mid  
High    

 

どうですか?(って、こっちが聞きたいよ)

ですよね

寸評しますと、

①CANAREカナレGS-6(プラグはカナレオリジナルのF-15、戦闘機みたいな名前ですね)は、国産シールドケーブルの定番、業界標準と言われていますが、音的にはまあまあです、というかむしろにっこり

特に感動的なものはなく(小さな頃から慣れ親しんでいるからかもしれませんけど)、元気がない、張りがないという感じです

シールドを忘れた時に、スタジオにあるやつを仕方なく借りる、というレベル(ディスってませんよ

〜)あくまで好みの問題です

シールド、プラグも含めて品質の安定性とか耐久性という面では優れているかもしれません(そういう意味で業界標準と言われても納得です)自分も40年物、持ってますから

 

次に、②CAJ Cable(プラグはSwithcraft 280)

これは何となく期待できそうなのはネームバリューでしょうか

でも実際、アンプのセッティングもそのままに、カナレから差し替えただけで音が大っきくなった?ように感じます

特にトガッたところはないですが、ハイからローまで万遍なく音がしっかり出ている印象です

まあバランスがいいということでしょうか

カナレとコレなら、絶対CAJを選びます

 

さて、(見た目が)変わり種の③BELDEN8422

細身(カナレやG-SPOTと同じくらい)でグレー、ややしなやかさに欠ける掃除機の電気コードのようなシールドです

見るからに期待できなさそうですが、音はビックリです

CAJの低音を絞ったような感じで、逆に高音が強く出ているように感じます

ローエンドがタイト!高音のジャキジャキ感が刺激的!!そんな感じで期待を裏切るサウンドです(楽器屋さんで制作済みのものを購入したのですが、残念ながらプラグはSwitchcraftのコピーものです)

変わったシールドをお探しなら、コレは案外オススメですよ〜

 

いよいよちょっと見た目の派手な④OYAIDE NEO G-SPOT CABLE👀

コレがサイコ〜です!

ローは8422と同様、ほどほどにタイトで、中音域は濃厚で音抜けがよく、高音はそれほどきつくないけど、ハイポジションでのロングトーンが非常に気持ちいい、本日サイコ〜のシールドでした(ゴールドのプラグはG-SPOT専用デザインのOYAIDEオリジナル)

 

トリは、落ち着いた印象の⑤Free The Tone CU-6550(今はCUI-6550にモデルチェンジしています)ですが、そのまま、非常に大人しい抑揚の抑えられた穏やかな印象のサウンドです(フリーザトーンオリジナルプラグ)

高音はしっかり抑えこまれており、ミッドレンジが強く、低音はそこそこ出ていて、まさにマイケルシェンカーならコレ!的シールドです(ホンマの話し)

いかがですか?

メーカーの宣伝も鵜呑みにはできませんが、OYAIDE G-SPOT(中低域の密度が濃く、太い音 かつ 腰の据わったサウンド、10Hz以上の高域もナチュラルなため、耳障りの無いサウンドが特徴、サステインもあるので、ロングトーンなどソロにおいても、ストレスのない演奏が可能、音量の強弱の追従性が優れているので、 微妙なニュアンスの演奏にもしっかりと対応、メーカーHPより抜粋)、FREE THE TONE CU-6550(ずっと弾いていたくなる音、音の柔さ、ナチュラルなサウンド、メーカーHPより抜粋)に関しては、HPの謳い文句と実奏した印象も一致していました

CAJのケーブルはひょっとするとMOGAMI製かもしれません

 

試奏に使用したギターはGibson Melody Maker、シールド1本だけ、アンプに直差しです

メロディメイカーはハムバッカーを割ったようなシングルコイル1発で、電装系も1ヴォリューム1トーンとシンプルですから、こういう弾き比べにはむしろ最適かな?ということでセレクト(といいながら、実はゲイリームーアを意識しています、シドニーのアレの)

アンプはMarshall JCM2000 Dual Super Lead

クラシックゲイン(クランチ)とウルトラゲイン(LEAD1)を切り替えながら試奏(トーンコントロールはプレゼンスも全て5、トーンシフトなし、レゾナンスオフ)

 さて、それで自分が使うならとチョイスしたのは、CAJとG-SPOTです

マイケルサウンド狙いならFree The Tone CU-6550でもいいですけど、全編マイケルというわけにもいかないので(ベックの恋人たち、ゲイリーのスティルガットザブルースが試奏曲、この2曲が気持ちよく弾けるかどうか、主に判断材料にしました)

抜けがよく伸びやかな高音が際立つG-SPOTをギター側に、エフェクターを挟んでアンプ側をフラットでロスの少ないCAJケーブルにすれば、せっかく作り込んだ音がそのまま、何も失われずにアンプに届きそうな気がします(気のせい、かな?)

ということでシールドワールド牧場第1回コアラの結果、でした

他にもシールドがたくさんあるので、全5回くらい予定していますが、いつまで根気が続きますか不明です

では、また🖐️、次のシールドはコレとコレと