今回は久々に、はりちゅう(播磨中央公園)でクリテリウム出場のため、機材の準備風景と参戦記を…

ホビーのサイクルレース事情に詳しい方ならご存知の方も多いと思いますが、はりちゅうのコースはスタートしてすぐガッと登ります(8〜10%程度)

前回、大台ヶ原ヒルクライム用にAC号(アスリートカンパニー特製アルミ、元ネタは名機TNI 7005MkII)を激坂仕様に変更したので、外して余っているアルテグラのカセットスプロケット11-30Tを平地仕様のFast Forward F6Cに載せ替えて、登り仕様に模様替えします

↑FFWD F6C

トライアスロンを始めて3年目にWi◉◉leで入手しました

普通よくあるのはF6Rですが、F6CのCはcontrol versionの略で体重の重たいサイクリスト向けホイールです

自分は大きい方ではありませんが、セールで格安になっていたのでコレをポチッとしました

Rとの違いはスポーク数が多い事ですが、デメリットとしては超軽量エアロスポークのSapim CX-Ray数本分重くなるくらいです

むしろ剛性が上がり、ギアの掛かる登り仕様には向いているように思います

F6Cであるということと、10速専用なのでセール対象となったようです

さて、作業時の立ち位置はホイールを前にして前屈みになります

24mmメガネレンチ↓

↓フリーの空回りを押さえる専用工具

スプロケを外す前に、ギアフロスでチェーンオイルや汚れをサッと落としておいたほうがいいですね

フリーはグリスでギトギト、どうせまたギアを嵌めるのでそのままでもいいですが、一応古いグリスは拭いて新しくシマノのプレミアムグリス(前はデュラエースグリスと言っていた)を塗りつけました

10速専用フリーなので、スペーサーの枚数を間違えないように注意

10速フリーに10速カセットなので、薄い方の1.0mmスペーサーを1枚のみ使用します

↑ロー25Tと30Tの違い、デカい

↓グリスとフリー外しの専用工具

コー○ンで買った手洗い石けん

以前は右側のオレンジスクラブを使っていましたが、なんとなく上等そうなパワーハンドソープを導入

手に優しい成分が入っているようです

ガッサガサの手で恥ずかしいです

見た目、クレンザーみたいです

スクラブ感はゼロ

油落ちはまあまあでした

 

工具や自転車が油っぽくなるのが嫌なので、1回の作業中に結構何度も手洗いしてます

 

後はスプロケ締め込み、24mmのソケットデカいです

一応、東日のトルクレンチを使用していますが、なくても壊れない程度にじわ〜っと力を掛けて、もう回らないというところまで締め込めばだいたいそこが指定トルクの40Nmあたりです

アルミホイールのキシリウムから、カーボンホイールに履き替えるのでブレーキパッドもカーボン用に交換

カーボン用ブレーキシューをアルミリムに使用することはできますが、逆はやめた方がいいです

また一度アルミホイールで使用したカーボン用シューを、そのままカーボンホイールで再使用することも止めたほうがいいです

アルミ用の硬いパッドでカーボンリムを削ったり、埋まり込んだ金属粉で痛めることもあります

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と言う自分は黄色いカーボン用シューを外すのが面倒で一時アルミリムに使用していたので、黒いアルミ用シューと同様の溝のあとがついています
それをもう一度カーボンホイールで使用するときは、ブラシでカスを落として、金属片が埋まっていたら取り除いてサンドペーパーで表面をならしています

ブレーキシューを嵌める舟?の溝も、たまにブラシで掃除しておかないとシューが嵌め難かったりします

アルテグラグレードのブレーキはシューの固定ネジが2mmの六角ですが、頻繁に交換する場合、作業が面倒なのと2mmではネジが固いときに山をなめてしまう可能性があるので、作業が楽で確実なプラスネジに交換しています

新しいブレーキパッドを買うと、緩み止めのついたネジも付属してきますが、いちいち新品には交換していません

1回の走行でネジが緩んで外れて、シューまで外れてブレーキが掛けられなくなって落車する、ところまでいくことはまず無い、と判断しています(構造上、ストッパーがあるのでシューはタイヤの回転方向へは外れないようになっている)

シューの交換後は、というか1回走行するとだいたいブレーキアームのセンターがずれるので、レバーの握った時に左右のシューがバランスよくリムに当たるよう3mmの六角レンチで調整します

きちんと調整できると、レバーを握ったときに、手拍子するみたいにシューがパンパンパンッとリムを叩くような感覚になるので分かります

準備完了〜

愛車のプラド号でしゅっぱ〜つ

さて、会場入りで〜す

 

前置きが長くなったので、ここからはサクサクッといきます

開場時間に合わせて早めに出たので、最寄りの駐車場に入れました

自分の出場するカテゴリーの出走が遅い時間だからとゆっくり出かけると、会場併設の駐車場がいっぱいになり近隣の駐車場に停めて自転車で自走しないといけないのでメンドーです

今回、自分のでるレースが朝からだったのでがんばって早起きしました

ここがスタート直後の坂⊿

ローリングスタートで先ず登り、登り切ったところで180度ターンするように折り返し裏コースをビュンビュン飛ばして、反対側の下りヘアピンコーナーをぐるっと回って、その勢いを維持したまま東側のストレートをこなして立体交差を潜ってスタート地点に戻ってくる、というコースですが、1周(3km)したなと思ったらまたすぐ登るので、結構堪えます

はりちゅうはこんな↓コース

西側に向かって登りスタート、時計回りです

北側のヘアピンは下りながらなので、結構スピードが出ていてスリル満点(キケン!)です

立体交差は裏コースからホーム(スタート地点)に戻ってくる手前に設置されています(上はコースではなく、歩道ですけどね)

北側の裏コースに下りながら左右に切り返すコーナーもあり、雰囲気、ミニ鈴鹿サーキット風です

シマノロードでスズカも走りましたが、F1とか自動車レースとは逆回りでシケインに向かって登りスタートですよね

立体交差も、うねるようなS字コーナーとバンクのついた第1コーナーとか

あかん、話しが長くなってきた〜

 

↓自分にはカンケーない表彰台

安心メカニックの方もこられていました↓

MATRIX POWER TAGのプロライダーがサポートしてくれます

前を引っ張ってくれたり、しんがりを守ってくれたり

自分はというと...

このデッカイ30Tのおかげではりちゅう名物の登りを従来よりずいぶん楽に上れるようになりましたが、集団についていけたのはローリングスタートの1周目だけでした。。。

2周目以降はほぼ最後尾を単独走行、マトリックスの選手も付き合いきれず僕をおいて前にいってしまいました

ありがとう、デッカギア、そして105のGS

ゴール手前の立体交差から上がってくるところ↓

近づくとこんな感じ

↓歩道の上から、向こうから走ってきて下を潜ります

で、立体を潜って出てきて向こうがゴール(スタート)地点

葉っぱも色づいていました

お天気は朝から晴れて、サイコ〜のレース日和でしたが、朝早かったので試走時には指先がシビレて痛くなるほど寒かったです

レース時間頃には少し、気温も上がりましたが、ガーミンで2℃〜4℃くらいでした

 

と、いうことではりちゅうはエンデューロなどで結構走ってますが、今回は2021年以来の参加となりました

自分は自称トライアスリートなので、クリテリウムやスプリント競技的な自転車レースは専門外(苦手)です

瞬発力の求められるロードレースですが、たま〜にそういう変な汗がでるような強度の高いレースで刺激(気合い)を入れるのことも必要なので、撃沈覚悟で参加しています

今回も、みんなアホほど(失礼!)速いのでなんでやねん!と思いながら、これも練習練習〜といいながら走ってました♪

おつかれ様、AC号(アスリートカンパニー号)!

じゃ、また!!