貧脚!脱却!!
ということで大台ヶ原対策の第1弾は、フロントクランクの交換です
台風で練習にも行けないので、来月に迫っている大台ヶ原のヒルクライム仕様に、アスリートカンパニー号を衣替えします
平均勾配10%超の登りが5km続く激坂区間がある、らしいので、その対策が必須となります
これまで練習コース上に設定していた最もキツい登りが、平均勾配11%、距離2.8キロなので、それを上回ると考えるとなかなかチビしいです
普段は平坦仕様でROTR POWER LT 53/39を装着していますが、かつて経験したことのない登りに対応するため、仕方なく乙女仕様のコンパクトクランクに交換します
予備でおいてあったROTOR INpowerの110PCD、チェーンリングはQ-ringsの52/36です
リアは今後、ディレーラーも交換してロー32Tまで拡大予定ですw
↓外したLTのほうは、130PCDの男前使用です
シマノ標準が24mmに対して、アクスル径が30mmと太いのでROTORがリリースしているコンバージョンBBが必要です
赤色はセラミックベアリングバージョンですが、セラミックは嫌いなのでわざわざベアリングだけスチールに入れ替えています
ブラックだと、元々スチールベアリングで半値以下で買えます
このBBも、ROTORのクランクも、MAVICのホイールも、FFWDなど海外ブランドのカーボンホイールも、結構お高いものは全て海外通販で入手してます
有名なところでWi◯◯leか、穴場はBike◯4です
少し関税がかかりますが、国内で流通しているよりもかなり安価に買えます
逆に日本人のメリットと言えば、シマノが国産なの最高品質のコンポーネントがでいつでもバーゲン価格で手に入る、ということでしょうか
並べるとこんな感じ(左コンパクトINpower)
クランク長はどちらも170mmです
自分の体格(脚長、つまり股下)からすると長過ぎますが、可能な限りフロントアウターでダンシングで登るタイプなのでクランクは短いより長いほうが乗り込めていい、と考えています
その分、平坦でのケイデンスは上がりませんけど
一方で平坦仕様のサーベロはNOpowerの3Dクランクでクランク長は適正の165mmにしていますが、以前クリテリウムのゴールで腰を上げてもがいた時に、回り過ぎてバランスを崩してコケそうになったことがあり、クランク長の違うバイクに突然乗り換えるとキケンです⚠️
これは外したROTORのインナーチェーンリングQ39T
ガトリング銃のように開いた穴がカッコよ〜です
ちなみに、この世に4枚だけ存在するという峠ジャージのロゴマークもこのローターのインナーリングを模してます
↓穴がいっぱい開いている意味ですが…
平地仕様では、クランクとチェーンリングの固定位置をOCP1に設定(早めに重くなるピークがくるセッティング)していました
QリングスではOCP3が標準で、このときクランク位置が4時方向にくるように設計されています
水平位置よりやや下がった位置が、四頭筋、ハムスト、臀筋等、全ての筋力が働いて生理的にMAXパワー、トルクを発揮するそうです
今回は登り仕様で前輪側が上がるので、その分遅れてピークがくるようにOCP4に設定しました
アウターチェーンリングの内側がガリガリ削れていますが、Qリングスの最大の欠点はフロントシフトがシビアなこと、だと思っています
チェーンラインを考慮して変速しないと、フロントが内側にも、外側にも!チェーン落ちします
シマノのチェーンとも相性が悪い、というかあまり上等のチェーンで面取りがされ過ぎているとチェーンピンにひっかからずにチェーンが上がり難く、ディレーラーで押しつけてガリガリ回しているので塗装が剥がれてしまうのです凹
特にインナーローからアウターへは上がり難いので、チェーンをアウターリングの内側へ押しつける為、リアを2、3段トップ側に変速してからフロントを変速する必要があります
またシフトアップのタイミングにも気をつけておかないと、楕円リングでフロント53Tの場合、仮想ギア数が最小で50T、最大で55.6T相当になり最大ギアをクリアする為にフロントディレーラーを高い位置に固定していて最小ギアとの隙間が大きくなっているので、このタイミングでアウターに上げようとするとチェーンリングを飛び越してフロントが外に!チェーン落ちします、難儀です
BSA30という変換BBを使用すれば30mmアクスルでも使用できますが、元々のBB部のチューブが細いのでクリアランスはギリギリです
雨の日に走ったりしていると、案外、内部にゴミや泥が溜まってくるので、そのままずっと走っていると、表面が擦れてしまいます
それとケーブルガイドを固定しているネジも内部に突き出ていて干渉するので、固定できるだけの長さを残してヤスリで削っています
元はこんなに綺麗でした↓
レッドバージョンのBSA30ですが、ベアリングはNTN製のスチールベアリングに換装しています
いろんなサイズがありますが、大体1000円以下です
MAVICマヴィックのホイールのベアリングもNTN製で数百円なので、ショップに出すより自分でメンテナンスした方がコストパフォーマンスは絶対いいです
とりあえず付きました!
次回は、リアディレーラーとスプロケットの交換です!!