クレーマーが3本続いたので、気分を変えてレスポールシリーズ!いきます笑

これはゴールドトップと同じ98年製のレスポールクラシック、チェリーサンバーストです

Heritage Cherry Sunburst だからHCSですね

遠目に見るとすごく綺麗、そうに見えますがまぢかに見ると全くそうではありません泣

しかしながら僕の持つレスポールのイメージがまさにこのギターのような鮮やかな赤みの強いチェリーサンバーストで、派手な杢の入らないプレーントップですから、ドンピシャ!このギターは最高にお気に入りです

カスタムショップのレスポールはチェリーでも退色させたものや、レモンドロップが多いので選択肢が限られますが、クラシックはむしろ赤みの強いカラーリングが多いですね

時々真っ赤な縁取りのような塗料の吹き方をしているギターがありますが、さすがにあれはあまりよくないですけど

経年変化でヤレが目立ちます(ヤラれてます)
まず塗装の傷みですが、ウェザーチェックという言い方をしますがゴールドのは線状の亀裂が入っていましたが、こっちのチェリーは細かい蜘蛛の巣のようなひび割れがトップ全面に見られます
ゴールドは塗面が厚く、こっちは薄す薄すです
クラシックの特徴でカッタウェイのところのバインディングがトップのメイプルを覆い隠すように一部厚くなっています
スタンダードはバインディングの幅が常に一定で、この部分だけメイプルの木肌が覗いて見えますがどうして違う仕様にするのかな?
(この部分の認識が少し間違っていたようなので、訂正します)
レギュラーラインのスタンダードも同じ時期、90年代のものはこのクラシックと同じ仕様で、メイプルトップは覗いていません
所有していないので、ネット上での写真判定ですけど79年製でもそうなので、それが再生産以降の仕様なのかな?
クラシックの生産が始まった90年にはまだカスタムショップ製レスポールの生産は始まっておらず、むしろクラシックがその先駆けで60年モデルのリイシューとしてスタンダードよりも上位の機種として開発されたので、よりヴィンテージライクなバインディング幅が一定のメイプルが覗く仕様で生産となったようです
それがヘッドのロゴが、Les Paul "model” 標記のころまでで、その後、カスタムショップ製レスポール、ヒストリックコレクションの生産開始とともに、少し格下げされてクラシックもレギュラーラインのスタンダードと同様の仕様に変更された、というのがまことしやかな説として見受けられます
さらにスタンダードに関しては結構、度々モデルチェンジしているので、2000年代初め頃にはバインディングもヴィンテージ仕様を採用するようになり、しかし、クラシックはそのまま仕様変更なしで造られていたので仕様が逆転した、のだと思います
そのクラシックも60年リイシューモデルとしての生産は2012年でいったん終了し、以後はレギュラーラインの中の一つのバリエーションとして生産されています、現行モデルの仕様はすべて把握していませんけどね
 
ダブルブラックのオープンハンバッカーは標準仕様の496R/500Tです
いわゆるホットセラミック/スーパーセラミックというものですが、おかげでかなりやんちゃなハードロック/HRサウンドです
ビンテージさのカケラもないという感じです
それにこのギター、なぜか重量が5kgもあってそういう意味でも超ヘビー級です
レスポールカスタムより重いです

クラシックでよく見られる突板の白濁は幸い弱めますですがLes Paul のロゴはだいぶん薄くなっています

塗装の傷みはありますが、演奏面でのコンディションは良好で、クラシカルな見かけとは裏腹のチョーハードロックギターです

まあいうてもレスポールですから!

次回、また別のレスポールさんに登場してもらいます!!