先日、Gibson ‘57Classicをご紹介しましたが直流抵抗値が8.08kΩとやや高め?なことと
ニッケルカバーのレリック仕様からもブリッジ用かと思いましたが、これは…8.43kΩもありますw
カスタムから外したという'57Classicがどうやらリアっぽいのでフロント用に使えるかな?と思い購入しましたが...
これはさらに抵抗値が高く、若干やってしまった感がありますが、57クラシックですという情報だけで購入しましたのでこの程度のことはよくあることでしょう笑
クラシックプラスだともっとパワーあるのかな?
裏に小さな黒いPATENT APPLIED FORのデカールだけしかなく、他に紙のスタンプシールもなにも貼ってないのでそもそも57かどうかわからないし、BBかもしれないとか、不安はあります
木製スペーサーも見えますね
57もBBもそうなんでしょうか?
判断材料としては年代的にBB発売前だった可能性もあるし、BBはポッティングしてないような〜
今回わかった情報としては57はポッティングされているのでハウリングに強いとかいいますが、予想通り少なくともこれは見るかぎりあまり十分なワックスの量とは言えません
ニッケルカバーの裏とピックアップの表面に少しロウが付着していますが、側面ではピックアップの片側にロウが固まっているのが分かりますがそれも保護テープの表面だけで、反対側はスッカラカンです
これでは共振を抑えるには不十分かと思われます
ご自分でポッティングされた方はわかると思いますが、溶けた蝋(パラフィンとか)につけるだけでは十分内部まで浸透しないので、ピックアップとカバーの隙間に十分ワックスが流れ込むように真空容器を使って内部のエアを抜きながら作業したり(小さなエアがプクプク出てくるのをただ見ているだけですけど)、引き上げたときにまだ熱いロウが垂れて流れ出てしまうので速く冷えて固まるようにうちわで扇いだり
このピックアップももう一度ニッケルカバーを半田づけして、十分ワックスに浸け込むつもりですが、なんかこのカバーは最近のものと形状が違いますよね?
最近のギブソンのピックアップカバーは角のRが大きく緩いので見かけの印象があまりよくないのですが、これはRが小さくダンカン風でよりビンテージな雰囲気がします
オリジナルのPAFのことはよく知らないんですが、いい形です
ピックアップもいろいろ種類があってギターとの相性、前後のペア、時代背景など考慮する要素が多様で悩みどころです
もう少し時間がとれたら作業します!