20210711気になる記事 | aplipgmselfapliのブログ

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9既存抗マラリア薬に新型コロナの細胞への侵入を阻害する効果、理科大が確認東京理科大学(理科大)は7月1日、抗マラリア薬「メフロキン」が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の細胞への侵入を阻害し、高い抗ウイルス効果を示すことを突き止めたと発表した。リンクnews.mynavi.jp
”さらに、VeroE6/TMPRSS2細胞での感染実験では、メフロキンの50%阻害濃度(IC50)は1.28μM、90%阻害濃度(IC90)は2.31μM、99%阻害濃度(IC99)は4.39μMであることが確かめられた。それに対してヒドロキシクロロキンのIC50は1.94μM、IC90は7.96μM、IC99は37.2μMであり、同等の抗ウイルス活性を示すために必要な濃度はメフロキンの方が低いことも示唆されたとする。

加えて、その阻害作用を調べたところ、SARS-CoV-2の吸着による細胞内への侵入を阻害することが示唆されたとのことで、SARS-CoV-2のウイルスゲノム複製過程を阻害するネルフィナビルとの併用投与を実施。その結果、異なる作用機序の2剤を併用することで、単なる加算以上の高いシナジー効果を得られることも示されたという。”

 

10新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の細胞内侵入を抑制する薬剤を発見 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) は新型コロナウイルスSARS-CoV-2により引き起こされる感染症です。多くの感染者は無症状か軽症で経過しますが、約5%は致死的な急性呼吸促迫症候群(ARDS: Acute Respiratory Distress Syndrome)を発症します。特にARDSは致死率が高いことから、治療方法の開発が求められて…リンクwww.sanspo.com
”帝京大など、新型コロナウイルスの感染を抑制する既存薬「4-HRP」を同定 ”
”宿主細胞膜の流動性を低下させることで新型コロナウイルスSARS-CoV-2の感染を抑制する薬剤N-(4-Hydroxyphenyl) retinamide (4-HPR) を同定しました。これにより、4HPRは抗ウイルス剤、そしてサイトカインストーム抑制剤としてCOVID-19の重症化治療への適応が期待されます。 ”

 

 

 

13シエラ・スペースとGA-EMS、DARPAの核熱ロケットを開発 2025年に飛行試験シエラ・スペースは2021年6月24日、ジェネラル・アトミックス・エレクトロマグネティック・システムズ(GA-EMS)との間で、原子力ロケットのひとつである核熱推進システムの開発に関する契約を結んだと発表した。リンクnews.mynavi.jp
”シエラ・スペースの推進・環境システム・グループの副社長を務めるトム・クラッブ(Tom Crabb)氏は「この技術は、新しい宇宙ビジネスにとって必要不可欠なものです。より速く、より燃費のいい推進・輸送システムは、シスルナー空間の認識を高め、太陽系のより広い範囲の探査を支えることになるでしょう。そして理論的には、他の惑星に従来の2倍の早さで到着でき、人間の体や環境システムにかかる負担を軽減することができるでしょう」と期待を語る。

また、シエラ・スペースの推進システムの責任者を務めるマーティ・チャヴェリーニ(Marty Chiaverini)氏は「GA-EMSが開発する原子炉は、小型で技術的に優れており、そして私たちは、宇宙用の機械や電気、熱制御システムの開発や、液体水素を燃料とするロケットエンジンや液体水素ターボポンプの開発などで高い実績をもちます。GA-EMSとのチームワークに非常に期待しています」と語っている。

またDARPAでは「国防総省は、陸・海・空での迅速な作戦行動を重視しています。しかし、宇宙空間においては、現在の電気推進や化学推進では、推力質量比や推進剤の効率に問題があるため、これまで困難と考えられてきました。しかしDRACOの核熱推進システムは、化学推進と同等の高い推力質量比をもちながら、電気推進の効率に近い性能をもたせられる可能性があります。これにより、シスルナー空間での迅速な行動という国防総省の基本方針を実現することができるのです」とコメントしている。”

 

14注目を集める森林総合研究所の「炭素貯蔵を高める人工土壌のデザイン」とは森林総合研究所の藤井一至 主任研究員が研究を進めている「熱帯荒廃地の炭素貯蔵を高める人工土壌のデザイン」が脱炭素研究として注目を集め、課題の解決に機体が高まっている。リンクnews.mynavi.jp
”藤井主任研究員は、以前にインドネシア東カリマンタン州で、ムラワルマン大学と共同研究をした際に、熱帯の天然林を農地に開拓し、その後に熱帯荒廃地になり、草原になって、さらに2次林として土壌が変化する約30年間の過程を調べたところ、約30年間の中で急速に土壌が有機物を蓄積する現象を見出した。これは、これまでの想定を覆す現象だった。
この現象は「土壌の酸性化と植物と微生物による適応機能」と、藤井主任研究員は推測する。 そのメカニズムは「土壌のpHが6~7辺りから、3~4辺りへと酸性が高まると、リグニン分解酵素が活性化する現象がみられ、土壌酸性化が土壌生成の駆動力になる可能性が考えられる」という。”
”藤井主任研究員は「地球の陸地面積のわずか11%で、現在の地球では約60億人分の食糧生産を続けている。これが土壌劣化を招いている。これを今回の研究テーマを進めることで、劣化した土壌を修復し、かつ同時に炭素貯留を進める技術開発につながると、人工土壌学という成果が出てくる」と説明し、“超循環型システム”構築への可能性を示唆した。”

 

15日本の猛暑の原因はアフリカにあった、三重大が約40年分のデータから解明三重大学は7月1日、過去39年にわたる観測値の分析と数値シミュレーションにより、アフリカのサヘル地域で雨雲が大きく発達すると、日本上空の高気圧の引き金となり、結果的に日本の猛暑の一因となっていることを発見したと発表した。リンクnews.mynavi.jp
”サヘル地域の雨季は6月ころから9月ころまで、大量の雨が降るという。この大雨を降らす雨雲はサヘル全域の上空を広く覆い、この広域で発生した雲がアフリカ北部上空の高気圧を強める。その結果、その高気圧は欧州上空を吹く偏西風を蛇行させ、その蛇行が偏西風の下流に位置する東アジアや日本にまで続くこととなるが、その偏西風が蛇行することで、蛇行の山と谷に対応して高気圧と低気圧が発生し、それらが同一の場所に長く停滞し、異常気象をもたらすという。その蛇行に伴って日本上空の高気圧が強まり、日本の天候に影響を及ぼすという。

このことから、サヘル地域で雨雲が発達すればするほど、日本上空の高気圧が張り出し、猛暑になりやすいことが結論づけられたと研究チームでは説明する。実際、日本で観測史上最高の猛暑を記録した2018年は、サヘル地域でも記録的な雨量が観測されているという。”

 

16東大など、「宇宙リチウム問題」の解決へ一歩前進東京大学(東大)は7月1日、推定値が観測値の3~4倍にもなってしまう「宇宙リチウム問題」において、リチウム-7の推定値が1割ほど下方修正される可能性を示したと発表した。リンクnews.mynavi.jp
”宇宙には、最初から92種類の天然の元素がそろっていたわけではない。ビッグバンの直後は水素やヘリウムなど、わずかな軽い元素のみが存在していたと考えられている。そうした軽い元素の合成はビッグバンによるものであることから、「ビッグバン元素合成」(Big Bang Nucleosynthesis:BBN)といわれており、その水素やヘリウムの同位体の推定生成量は観測とよく一致しているため、標準ビッグバン理論を支持する大きな証拠の1つとされている。

ビッグバン開始から約3分後、原子核が結合できる程度の温度(絶対温度10億K以下)まで下がると、陽子と中性子が1つずつ結合した重水素の原子核が量的に十分に存在できるようになり、その先の元素合成の足がかりとなったほか、ビッグバン開始から約20分後になると、宇宙の物質密度が元素合成をするには小さくなり、そこでBBNは終了となったと考えられている。この約20分ほどの間に、水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウムなどの軽い元素の同位体が生成されたと考えられており、これがBBNとされる。

しかし、リチウムについては、その生成量の理論推定値が観測推定値の3~4倍にもなってしまうという大きな隔たりがあり、標準ビッグバン理論における矛盾点「宇宙リチウム問題」として長年にわたって研究者を悩ませてきた。”

 

 

18中性子星とブラックホールの合体を初観測 米欧の重力波グループ宇宙の中性子星とブラックホールの合体を初めて観測した、と米欧の重力波観測グループがそれぞれ発表した。観測は昨年1月に2回。両者が互いに回り合いながら合体する現象は数十年前から予言され、「ミッシングバイナリー」(まだ見ぬペア)として探索されてきた。リンクnews.mynavi.jp
”両グループの資料によると、観測に初めて成功したのは昨年1月5日。地球から9億光年離れた場所で太陽の8.9倍の質量を持つブラックホールと1.9倍の中性子星が合体して生じた重力波を、LIGOの観測施設のうち1カ所で捉えた。わずか10日後の15日には、10億光年のかなたで太陽の5.7倍の質量のブラックホールと1.5倍の中性子星の合体による重力波を、両グループの計3カ所の施設全てで捉えた。

今回の成果は、こうした激しい現象を引き起こす宇宙環境や、地球では再現し得ない極限状態の物理の理解につながるという。2回の観測を受け、地球から10億光年の範囲で月1回程度、ブラックホールと中性子星の合体が起こっていると見積もられた。”