たまにやってしまう、長文です。

 

今日は最初の外来、ある意味で一大イベントだからです。

どきどき。

 

術後3週と1日というとキリが悪いですが、ちょうど退院後2週間が経ちます。

 

医療に関わる人たちって、皆さん分からないことをすごく良く教えて下さるので、話すのがちょっと楽しい。

やっぱり、人から教えてもらうのって、とても楽しい。

また学校行っちゃおうかしら。中学校から(笑)

 

 

結果は後ほど書きますが、これといった問題はありませんでした。

ワーファリンの微調整(2.5→2.25)くらいです。

 

 

病院へは1時間前に来ました。

検査は血液検査、レントゲン、心電図。

 

レントゲン。

……の人はあまり仲良くない(早すぎて話す時間が無い)ので、通り一遍のあいさつだけ。

でも、すごく美人さんだと思う(謎の褒め言葉)。

 

 

心電図と血液検査、どちらが先か分からないけど、待っていたら、知っている技師さんが来た。

何度もエコーをやってもらった人。

「あっ、退院されていたんですねぇ」

「とっくのとうにですよー退院2週間後の外来に来たんです」

忙しそうなので、アッハハーと手を振りながらお別れ。

 

 

血液検査。

実はやったことのない部屋での採血だったので、すこしビビる。

「ワーファリンを飲んでいるのですが」

「じゃあ、念入りに固定しておきますね」

 

ビビるときは、話す。

「あっ、痛くなぁい照れ お上手ですね」

「いえいえ」

「刺しやすそうなのに、血管が逃げるって言われるんです」

「えっ、そんなことないですよ。お若いから血管もプリプリしてますしね」
「プリプリ!?笑い泣き 刺して違うもんですか」
「違いますよーこう言っては難ですけど、お年を召したかたって、だるんだるんのマカロニを想像してもらえれば分かりやすいと思うんですけど、刺しても漏れちゃうというか……」
 
注射がうまい人って、なんか、話していると、みんな個性的なのよねニヤリ
プリプリとか、だるんだるんのマカロニとか、表現がいちいちセンスある。
 
 
心電図。
これまたいつもの人。
 
「退院されたんですねー」
「毎回言ってますけど、よーく覚えてますよね。私2週間ぶりですよ。今日だって何十人もいるのに」
 
ほんと、その記憶力に感心する。
 
 
検査が終わり、外来を待つ。
一時間近く早いけど、どこかに行っているあいだに呼ばれても困るので、ぼけーっと待つ。
掃除のおばさんがいた。今日も頑張ってるなぁ。
 
そしてついに呼ばれた。
 
・血液検査:炎症値、白血球数なども問題なし
・ワーファリン、INR:2.59, 2.5mg→2.25mg(1mg2錠+0.5mg半錠)
・運動制限なし
→「Q:人工弁輪など処置した部分が安定するまで激しい運動は控えたほうがいいか?」「A:関係ないびっくり
・ただし重たいものを持つのは3か月止めた方がいい
・処置した部分は「あんまり無理に動かさなくてもいいんじゃないでしょうか」とのこと
・手術のきずあとはとても綺麗だと言われた(テープをとってもらった)
・胸帯は外してもいい
 
ワーファリンは、問題ないけどいちおうちょっと減らしておこうということになった。
抗生剤のせいか腹部の不調な感じもあったので、整腸剤を頼んだ。
 
胸帯について聞いたところ、意外と悩まれていたので何を言うのかと思ったら、
 
「暑いでしょうし、外しちゃいましょうか」
 
えええーっ笑い泣き
 
「そうなんです、洗濯も大変だし、胸骨割ってないのに、いつ外すんだろうって……」
「暑いでしょうし、外しちゃいましょう」
 
大うけしてしまって、先生も、後ろの事務の人(?)も苦笑い。
 
次回心外科の外来は3か月後のエコー検査。
弁形成の経過ってどうなんだろう。気になる。例えば機械弁なら20年で9割、みたいな説明を受けたけど。
とにかく、お世話になりましたぁ。
 
近いうち循環器内科の外来があるので、そちらで聞いてみようかしら。
心外科の先生と循環器内科の先生では得意分野も違うだろうし、どちらに何を聞くかをそれぞれ考えていかないといけない。
とくに、術前の心拡大傾向などがどうなったかはあまり聞いていないので、そういう病態の話は循環器内科の先生に聞いてみたい。
 
 
やたら会計を待ちましたが、気を取り直してご挨拶回りを続行(笑)
 
病棟に上がり、看護師さんにご挨拶。
覚えててくれてよかったぁ。
「誰?」みたいな顔されたら、さすがに傷つくもんね。

「○○さん外来であいさつ来ました?」
「あぁ、来ましたよ、元気そうでしたよ」
「くううぅぅお世話になったしご挨拶したかったあぁっ」
 
笑ってました。
 
お互い外来日は違いますからねぇ。
 
それにしても、ナースステーションで話すのって、ぜんぜんしなかったので慣れない。
みなさん仕事中だし。
私のホームは病室であって、ナースステーションは完全にアウェー。
「また来ます」と、早々に辞去いたしました。
 
1対1だと話せるんですけど、1対複数だととても苦手です。
この私のコミュ力の低さ。
ナースステーションで看護師さんと話すコツ、教えてほしいものです。
 
 
病院から薬局へ。
いつもとは違う薬局に行ったのもあり、メーカーが違うとのこと。
セファクロルカプセル→ケフラール
アセトアミンフェン→カロナール
アムロジピン「EMEC」→アムロジピン「トーワ」(微妙にでかくなってないか……?)
 
確認の意味もあってか、薬剤師さんがやたら質問してくれるので倍返しで答えてしまった。
 
「ご入院されていたんですね。ちなみに、ご病気は……?」
「感染性心内膜炎から僧帽弁閉鎖不全症、心臓の弁の病気で手術をしまして」
 
「アセトアミノフェン、これは、どういう……?」
「まだ傷のほうが痛むときがあるのと、IEの関係で市販の頭痛薬や解熱剤がダメと言われているので、その意味でもあれば安心かなと」
 
半錠のワーファリン(0.25mg)が出て来たときは、「うわー、割ってくださったんですねぇ!」と思わず盛り上がった。
 
「で、ビオフェルミン、これは整腸剤ですけど……」
「抗生剤の関係でお腹の調子が良くないので、一応出してくださいと頼みました。以前はミヤBMでしたけど、これ違うんですか?」
こうして私の質問タイムが始まります。
 
「入院時はセフトリアキソンを点滴していて、その延長線でいまセファクロルが出ています。けど、歯科治療などで歯から菌が入る、菌血症のリスクはあります。だから予防投与するみたいですけど、実際に入ってくる菌は分からないから、特定の菌にしか効かない薬では防ぎきれませんよね。基本的にこれ出しておけば大丈夫みたいな薬があるんですか? 口腔から入ってくる菌は基本的に大体決まっているんですか、常連客みたいな感じで?」
 
これいますごく気になっている話なんですけど、循環器内科の先生に聞けよって言う話ですね。
薬剤師さんごめんなさい。この場で謝っても意味ないけど(^^;)
 
でも、やはり耐性菌の話はされていました。
思わず「そうなんです!!」と食いついてしまいました。
 
だから薬の種類を変えたりすると。抗生剤を飲み続けることにも、リスクがあるのですねぇ。
 
憂さ晴らしかっていうくらい疑問点をぶつけて、すっきりしました照れ(ぉぃ
相変わらず面倒くさい奴です。
 
 
帰りには久しぶりに外食でスパゲティを食べた。
正直、病気の話、仕事の話、それぞれ不安だらけなのだけど、まぁなんとかなるだろ、頑張ろう、と思った。