6月20日、水曜日。雨。
朝5時00分起床。
エコー、レントゲン。


向かいの人が眠れなかったらしく、私も眠れなかった。
向かいの人は今日カテーテル。私の惨劇を見て不安になるのも無理はない。私のときは、看護師さんが大慌てでベッドを出動させたという。

「私のは異常事態だから! まず起こらないから!」

必死に励まして、病室の人と送り出した。朝10時30分。

ほんと、あれで将来いきなり不整脈が出たりしたらどうしようとか、いろいろ心配になってしまったけど、幸いなんともない。

今日は療養。
リハビリも軽く病棟内を2周。朝昼にストレッチをしたり、病棟をなんども徘徊(笑)。

あとはなにもせず、ベッドでゆっくり休んでいた。

雨だし、気分も沈む。沈んで心地よいときもあるけど、今日はただただ沈んでいる。


昼、カテーテルに行った病室の人が帰ってきた。手首と鼠径部。何事もなく元気だけど、つらそう。

気持ちも不安定なようで少し心配していたけど、ご家族がいらして少し安定した様子。

私もお邪魔していろいろ話を聞いた。

そこに先日私と同じ部位(首、右手首)でカテーテルをやった女性とそのご家族が見えて、みんなで話をした。

彼女は肺が悪いと思いきや心臓だったとのこと。おそらく心不全。がんでなくて、まだよかったとおっしゃっていた。


夜6時30分、家族と主治医の先生(循環器内科)からお話を聞く。

●感染性心内膜炎について
・抗生剤開始から熱は下がり、CRPはじめ血液検査の数値も落ち着いている。血液培養にも引っ掛かっていない
・ゆうぜいも小さくなっており、6mm程度のものが3.5mm程度になっている
・抗生剤の投与期間は困っている。レンサ球菌の亜種であり、データの蓄積が少ない。僧帽弁の治療に当たっては徹底的に叩いておきたいが、長すぎても副作用の問題がある(ついでに、生活の質も下がるのだけどねえー

●僧帽弁閉鎖不全について
・カテーテル検査の結果をみても、逆流の程度が強く、放置は考えないほうがよい

カテーテルの映像をみた。左心室に入った造影剤は大動脈に、左心房にうっすら流れこんでいる。


具体的な予定は分からないが、いったん退院して外科での外来になるかもしれない。


うーん。
状況としては、機能的にはまだ問題ないけど、逆流が強いという状態。
放置していると、老化とともに逆流による負担を受けきれなくなる。すると、心不全など機能的にも問題が出てくる。とうぜん、失われた機能は戻らない。


分かってはいたけど、落ち込んでいる。
やるしかない。

外科の先生から話を聞くまでは不安が続く。
どうなるのかなぁ。


夜21時就寝。