5月29日、火曜日。曇り。
朝5時48分起床。
検査はホルター心電図のみ。

最近、食事前に配られる熱いお茶をひとくち飲んで「あっつッ!」と小さく叫ぶのが日課になっている。それくらい暇なのです。

………………

当たり前すぎて書いてなかったけど、朝の点滴。
日曜日に倒れて帰ってきたときのルートが残っているので、毎日抜き差しよりは楽ではある。刺してくれた人がいい場所に入れてくれたようで、ほとんど痛くない!

今日から運動をしてゆく。
朝昼夕、階段一往復ずつ。
あんまりやると倒れそうなので無理はしない。

朝、往復してもめまいがない!
素晴らしい。
新聞とまんじゅうを調達した。

ホルター心電図取り付け。
先生に「なにもでないのでは」と言ってしまったけど、「でないなら、起こしてみせよう」くらいに思ったほうがいい。運動だ!


昼。先の件(トイレ問題)の患者さんが移動になった。循環器系の患者が増え、ずれ込む形で移動させられるらしい。こんな天の配剤ってあるのね、と、正直思った。救われた。

そして新しいひとがきた。

お年寄りの患者さんをみていてたまに思うのが、「看護師さんや先生の話と違うよ!」ということ。

「しびんは今までどおり自分でして頂いて、お通じは呼んでくださいね」って言われてたのに、なんでしびんで呼ぶことになってるの! そしてなんで私がそんなこと覚えてるの!

……暇だからですショボーン

とはいえ、この手の勘違い、検査時間を間違えたまま家族を呼んだり、なかなか被害も出ている様子。

そういう場合は家族と直接コンタクトをとったほうがよいのではないかしら。伝言ゲームになる状況は危険すぎる……。


そんなことを思いつつ、森茉莉さんの『贅沢貧乏』を読む。世界観が独特なエッセイで、ちょっと入りにくいのだけど、ひとたび入るとふわーっとする本。


今日からリハビリが始まった。今日は説明と歩行のみ。

手術もしていないのに変な話だけど、体力低下を懸念した先生が話を通して下さった。許可が出るとは思っていなかったので、リハビリの方が来たときにはびっくりした。

もっとも、めまいの原因は、想像以上に体力が落ちているということなのか、自律神経の問題なのか、心臓の問題なのかは、いまだに悩ましいところではある。

計測した私の握力は36kg, 同年齢平均を10kgも下回り、むしろ女子の平均のほうが近い。

こんな、つらい現実をここで突きつけられることになるとは。


そしてあっという間に夕方が来てしまう。
今日初めてカーテンを開けて、きれいな夕焼けをみた。
「いい天気だったんだなぁ」と思った。

明日は雨だ。
雨の音は好きだけど、めまいが出るようになってから体調を崩しやすい。気を付けよう。


夜22時就寝。