いびき、おなら、と来て、トイレ問題という大問題に遭遇してしまった。病室でのポータブルトイレ使用。
病室でカーテンごしに用を足すわけだから、おならなど生ぬるい。
調べると、かつて発言小町でも大盛り上がり、もとい、賛否両論、議論の紛糾した話題らしい。
賛否両論の片方は、くさいから嫌だと言う。当然だ。カーテン越しとはいえ、人が排泄している横で平然と生活するのは難しい。まして、食事をするときに排泄されるのでは、たまったものではない。清潔が当然の現代にあっては、日夜悪臭に晒され続けるのは想像以上のストレスになる(もちろん慣れる人もいる)。
もう片方は、病人なのだから仕方がないと言う。なによりつらく恥ずかしいのは本人で、本人だってきちんとトイレに行きたいはず。文句があるのなら、その人が個室に移るべきだと言う。
個人的な感情を語ると、私にとってストレスの原因は、トイレそれ自体ではない。むしろ、日頃からの当人の無神経さにある。
「申し訳ない」とは言わずとも、遠慮するそぶりが少しでも見えたなら、こちらも「お互い様、病人なのだから」と思える。
けれど、無神経な人を許すのはなかなか難しい。なぜ夜中に蓋を「バーン!」と開け閉めするのか。なぜカーテンを開けっ放しにするのか。なぜ禁じられている持ち込み食を食べるのか。なぜナースコールを押さずに大声を出すのか。
恥も外聞もない。そのことに対する嫌悪感が、悪臭がもたらす不快感とともに込み上げる。それが堪えがたい。
と、これは感情的な意見で、問題の解決には冷静な考えが必要だとは思う。
病院だからとはいえ、人が排泄(あるいは嘔吐なども)している横で食事をする環境は望ましくない。また本人にとっても恥ずかしいはず(私の病室の人は違うらしいが)。それを解決する必要があるのは間違いない。
一番よいのは、ハード面での解決、例えば、そうした症状に応じて部屋を割り振ることなのだろうけど、実際には難しいのだろう。結局、看護師さんの迅速な処置を頼むしかないのか。
先の「無神経な人」は、看護師さんに注意してもらっても治らない。変わらず夜中に響く「バーン!」で起こされる。それが癖なのだろう。
困ったものだ。
早く退院してくれー!!