5月17日。くもり。
4時45分起床。
今日は検査なし。
日中、外はどんなものかしらと窓を開けると、うう、蒸し暑い。
一瞬で閉めた。
朝、体重を量った。
300グラム太っていた。
運動したいけど、この病院はとにかく運動をさせるつもりがないらしい。
運動といえば、リハビリの自転車くらいしかない。ふつうの患者は使えない。
あとは、一周200メートルほどの廊下を一日中ぐるぐる回り続けるしかない。変な人だよそれ……。
仕方なく、ベッドをきしませ、ひたすら腹筋。30回2セットで放棄。いい血管出てます。
点滴、新聞、まんじゅう、読書、と、まったく変わりない生活なので、あまり書き留める意味はない。
いま気になるのは、階段を駆け上がったときに、めまいというか、足元からゆらぐような感じがあること。
あと、寝るときに鼓動をやたら感じてしまって気になる。でも動悸ではない。
今のところ不整脈や動悸、呼吸困難は無いのだけど、階段を五階くらい駆け上がるとなんだか平衡感覚に違和感が出る。休むと治まる。それに、歩行くらいならなんともない。
それが僧帽弁閉鎖不全症(MR)によるのかは分からないけど、まあそうだろうという気もする。
ただ、他のMR患者さんのブログを見る限りでは、めまい、ふらつきが出た人はあまり居ないのよね。やはり不整脈と動悸が多い印象を受けた。
今後自分なりに運動をして確認してみる。運動不足なのかもしれないし、逆に僧帽弁閉鎖不全症が悪化しているのかもしれない。前者なら運動で改善するけど、後者なら心臓に負担をかけることになる。それで心肥大が始まれば、いよいよ手術は避けられない。
「退院したかったんだけどなぁ。どうなるかなぁ。」と、くよくよ悩む自分と、
「まっ、なるようになる」と、さっぱりしている自分と、
そのせめぎ合いで結局くよくよ悩むというのが、皮肉なことで笑える

たかが血液培養で悩んだり、正直自分でもあほらしいと思う。けど、全身汗びっしょりかくのは止められない。痛いと感じるのは止められない。
まあ、悩んでもそのときは来る。それが以前に悩んで出した結論だった。やはりそれしかない。
退院したら、ピザと寿司が食べたいなぁ。ハイキングに行きたいなぁ。卓球がしたいなぁ。やっぱり身体動かしたい!
森茉莉『贅沢貧乏』を読み始めた。
自分の価値観を明確に持っている人で、読んだとたんに別世界に行ける。父鴎外のこともけっこう赤裸々に書いている。頭がでかすぎて帽子が入らないとか(笑)
隣の患者さんが退院し、新しい患者さんが来た。
向かいの二人も明日退院する。おめでとう!
そして、自分勝手なのだけど、そのまま誰も来なければ私にはありがたい。
早く元気になれー、早く退院しろー、病室に私ひとりになれー、という願いは変わらない。
けれど、悲しいことに、病院はとても繁盛している。すぐに新しい患者さんが来るだろう。みんなが元気になればいいのに。いろいろな意味で

20時45分就寝。