今回は…2000年に設立されたシチリアを代表する人気ワイナリー「クズマーノ」が所有する「フィクッツァ農園」産のシャルドネを使用して造り上げた、“ヤレ/クズマーノ”2023年VT…をいただきました。(^^♪
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【クズマーノとは?/サイトより引用】
クズマーノはシチリアの西側パレルモに本拠地を構えるワイナリー。農学を修めた兄のアルベルトが醸造や品質管理を担当し、弟のディエゴがマーケティングと営業を担当しています。「伝統や自然を尊重し大切に守る、そのための近代化は厭わない」という彼らは兄弟二人三脚でわずか20年ほどの間に、高品質とコストパフォーマンスの高さでシチリアのみならずイタリアを代表するワイナリーに急成長しました。「シチリアは島ではなく小さな大陸である」という彼らは、多様な気候、テロワールが点在するシチリアのポテンシャルを追求、表現すべくシチリア内に5ヶ所のブドウ畑を所有。その面積は545haに及びます。環境に配慮したSOStainの認証を取得するなど、時代と共に成長を続ける今後も楽しみなワイナリーです。
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■ヴィンテージ/2023年
■種類/白
■タイプ/辛口
■生産国/イタリア
■生産地/シチリア州、パレルモ、パルティニーコ
■生産者/クズマーノ
■原産地呼称/I.G.T.テッレ・シチリアーノ
■セパージュ/シャルドネ(100%)
■ALC/13%
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【外観】
輝きのあるグリーンがかった淡いイエロー。粘性は中程度からやや強めで、凝縮感が伺える。
【香り】
トップノーズは柑橘類、熟したリンゴ、白桃、洋梨、トロピカルフルーツの果実香が主体で、徐々にアカシア、菩提樹、ドライハーブ、クローブ、炒ったナッツ、サワークリーム、貝殻、石灰のようなミネラル、ほのかな樽由来のヴァニラ香等が感じられる。
【味わい】
まろやかな果実味とキリッとした締りのある酸味を、心地良い樽のニュアンスが包み込んだ、プチリッチなフレーヴァーがアタックから広がり、中盤からはそのニュアンスにしっかりとしたほろ苦さと豊かなミネラル感が味わいにコク深さを付与。余韻には凝縮された葡萄の甘酸っぱい風味が持続。
【総評】
海抜700mに位置する「フィクッツァ農園」。その高い標高と昼夜の寒暖差が織りなす冷涼感とシチリアの太陽が如きトロピカルなニュアンスがバランス良く調和した、なかなか飲み応えのあるVINO BIANCO。
私の記憶が正しければ(笑)、前回いただいたのが2012年VTだっと記憶していますが、骨太ながらもその洗練された滑らかなテクスチャーは、当時よりも格段にスケールアップされた印象を強く受ける出来栄えでした。(^^♪
★HP 84+pt
