深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒” -2ページ目

深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

1861年イタリア統一記念晩餐会の公式ワインリストにも載っている名門中の名門「ボルゴーニョ」。
今回は…「D.O.C.G.バローロ」になる規定をクリアしていながら、些細な理由?で認められなかった憤りから、敢えて格下げをしてリリースした、“ボルゴーニョ/ノー・ネーム”2021年VT…をいただきました。(^^♪

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【ボルゴーニョとは?/サイトより引用】
1761年に創業の、ピエモンテで最も古い由緒あるバローロの造り手。1861年のイタリア統一記念晩餐会の公式ワインリストにも載っているという、名門中の名門。伝統的な低温長時間発酵、マセラシオン(かもし)をおこない、バリック(小樽)を一切使用せずに昔からの造り方でバローロを造り続けています。
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■ヴィンテージ/2021年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/ピエモンテ州、クーネオ県、バローロ
■生産者/ボルゴーニョ
■原産地呼称/D.O.C.ランゲ
■セパージュ/ネッビオーロ(100%)
■ALC/14%

【外観】
深みのあるエッジ部分がほのかに赤紫がかった濃いラズベリーレッド。粘性は豊かで、濃縮感とともに若々しさと熟成のニュアンスの共存が伺える。
【香り】
トップノーズはブルーベリー、ブラックベリー、カシス、イチジク、干しプラムの果実香が中心で、時間の経過とともに牡丹、スミレ、ドライハーブ、紅茶、タバコ、シダ、土、針葉樹や甘草、丁子、シナモン、ナツメグ、なめし皮、タール、鉄分、樽由来の心地良いロースト香等、奥行きのある複雑な芳香が感じられる。
【味わい】
フレッシュ感を伴なったまろやかな果実味と生き生きとした伸びやかな酸味を、骨太ながらも口当たりキメ細やかなタンニンが包み込んだ、パワフルかつエレガントなフレーヴァーがアタックから口中いっぱいに広がり、心地良いアルコール感とスパイス、ミネラル、土っぽいニュアンスを含んだ、葡萄の複雑でコク深い風味が長く持続。
【総評】
厳格かつ芳醇な均整の取れたスラクチャ―、これは完全「バローロ」ですね。(笑)
元々は、2008年のファースト・ヴィンテージリリース時、バローロになる規定をクリアしていたにもかかわらず、難癖?をつけられ、D.O.C.G.バローロとして認められなかったことが発端だったようですが、「農民を苦しめる官僚に対する静かな抵抗として、ボルゴーニョの中でも最高のワインのひとつであるこのワインに名前はつけないことにしたのさ」(アンドレア・ファリネッティ オーナー談)とのこと。
まさに「己の哲学」を表現した、「反逆のバローロ」といえる一本と言えそうです。(^^♪
HP 86pt

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