今回は…ファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」から発売された、古代ギリシャ語で「平和」を意味する“エイレーネ/ピノ・ノワール”2022年VT…をいただきました。(^^♪
■ヴィンテージ/2022年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■生産国/ニュージーランド
■生産地/セントラル・オタゴ
■生産者/?
■セパージュ/ピノ・ノワール(100%)
■ALC/13%
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【外観】
輝きのあるエッジ部分がほのかに赤紫色がかったやや濃いめのラズベリーレッド。粘性は穏やかで、エレガントな印象を受ける。
【香り】
トップノーズはラズベリー、チェリー、、クランベリーの赤系果実が中心で、牡丹、バラ、スミレ、ドライハーブ、湿った土、杉やシナモン、クローブ、ナツメグ、なめし皮、ほのかに樽由来のロースト香等が徐々に感じられる。
【味わい】
アタックは軽快で、瑞々しいフレッシュな果実味と締りのある伸びやかな酸が全体を引き締める。タンニンは丸みがあり、口当たりシルキーで程良く溶け込んでおり、中盤から余韻に向けては、少々のほろ苦さとミネラリーなニュアンスを含んだ、清々しい葡萄のピュアな旨味を残す。
【総評】
仏・ブルゴーニュ、米・オレゴンと並んで「世界三大ピノ・ノワール産地」と言われる「セントラル・オタゴ」。
昼夜の寒暖差からくる、繊細な葡萄の風味と引き締まった酸が織りなすテクスチャー。冷涼産地のテロワール感じられる一本と言えそうですね。
ちなみに…造り手は未公表。まあ、大手流通向けのプライベートブランドワインの場合、生産者が明記されていないことは良くあることですが…監修されているのは漫画「神の雫」の作者である「亜樹直」氏。「コンビニのワインとしては最上級のクオリティ」「ブルゴーニュのような『女王の風格』を感じる味わい」とコメントされています。
『あれはいつの頃だったろう。森の中の一軒家。窓際でいつもひとり、少女がヴァイオリンを弾いていた。通りがかると俺は、彼女の透明な音色に耳を傾ける。森の木々は旋律に合わせてそよぎ、小鳥たちも羽を休め聞き入っていた。このワインは、少女と森の生命が奏でる小さなコンサートである』…。
おお~久しぶりの懐かしい心象風景ですね。(^^♪
★HP 81+pt


