今回は…1885年創業の伊・エミリア・ロマーニャ州プレダッピオのカンティーナ、「ニコルッチ」の“トレ・ロッケ/サンジョヴェーゼ2022年VT”…をいただきました。(^^♪
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【ニコルッチとは?/サイトより引用】
ロマーニャ地方の都市チェゼーナに向かってくだる丘陵地帯に、ムッソリーニの故郷として有名なプレダッピオという町があります。その隣の丘の上にある小さな村が「プレダッピオ・アルタ」。
ロマーニャ地方のワイン生産において、歴史的に重要なその村を代表するワイナリーがニコルッチです。ワイナリーの設立は1885年。お城の真下のスペースを購入してカンティーナとしました。3代目のジュゼッペ・ニコルッチ氏の時代には、この町にある食堂に納めるためだけにワインを生産していましたが、近郊の町にも評判が広まり、ワインやモスト(ワイン用の葡萄果汁)を買付けにくる業者が増え、近辺の土地を買い増し、生産本数を増やしていったとのこと。
現在は息子のアレッサンドロ氏が醸造責任者として、厳しい剪定と選果を行った上で、伝統的な醸造方法を踏襲しつつ、極上のロマーニャ・サンジョヴェーゼに仕上げています。トップキュヴェは毎年、イタリアワイン評価誌ガンベロ・ロッソにおいて最高評価 3ビッキエーリを獲得。ここ数年の実績で、国内での評価を確たるものにしています。
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■ヴィンテージ/2022年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■生産国/イタリア
■生産地/エミリア・ロマーニャ州、ロマーニャ、プレダッピオ
■生産者/ニコルッチ
■原産地名称/D.O.C.ロマーニャ・サンジョヴェーゼ・スペリオーレ
■セパージュ/サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ(100%)
■ALC/13.5%
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光沢のある外観。色調はエッジ部分がほのかに紫がかった濃いラズベリーレッド。粘性は中程度。
香りのファーストノーズは、ブルーベリー、チェリー、干しプラム、カシスの果実香が主体で、牡丹、スミレ、ドライハーブ、紅茶、黒オリーブ、シダや土、黒胡椒、シナモン、ナツメグ、甘草、丁子、ほのかに樽由来のヴァニラ香等が徐々に感じられる。
味わいはしっかりとしたビターなテイストを含んだピュアな果実味とシャープな酸味が調和した、生き生きとしたフレッシュなフレーヴァーがアタックから中盤にかけて広がり、余韻に向けて、少々のスパイシーかつドライなニュアンスを伴なった、葡萄の甘酸っぱい旨味を残す。
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サンジョヴェーゼらしい豊富な酸が下支えした、細やかで綺麗なテクスチャー。キュートな果実の旨味たっぷりのチャーミングなVINO ROSSOした。(^^♪
★HP 81pt