今回は…トレンティーノの土着品種「テロルデゴ」を世界に広めた造り手として名高い「フォラドリ」が、同じ土着品種である「ノジオラ」をアンフォラ(素焼きの大壺)で半年以上皮ごと漬け込んで発酵させ造り上げた“ノジオラ・フォンタナサンタ・アンフォラ”2018年VTをいただきました。(^^♪
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【フォラドリとは?/サイトより引用】
現当主エリザベッタの祖父、ヴィットリオ・フォラドリが1939年に創業。様々な受賞歴を誇る偉大な醸造家エリザベッタが本格的にワイナリー運営に参加したのは1985年。ボルドーのような力強さを持ちながらも、“粗野”でバランスの悪いワインとされてきたテロルデゴの可能性を示すべく、心血を注いできました。
そして90年代初頭からフォラドリのテロルデゴのワインに世界中のワイン関係者が注目し始め、各国の専門誌などで高い評価を得るようになったのは周知のこと。現在ではこの品種の偉大さを世界に知らしめ、自他共に認めるテロルデゴの最高峰の造り手として知られている。
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■ヴィンテージ/2018年
■種類/白
■タイプ/辛口
■農法/ビオディナミ農法
■生産国/イタリア
■生産地/トレンティーノ・アルト・アディジェ州、トレント
■生産者/フォラドリ
■原産地名称/I.G.T.ヴィニェーティ・デッレ ・ドロミティ
■セパージュ/ノジオラ
■ALC/10.5%
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色調は輝きのあるほのかにグリーンがかった淡い黄金色。粘性は中庸。
香りは柑橘類、熟したリンゴ、白桃、花梨の果実香にアカシア、菩提樹、干し草、紅茶、ドライハーブ、蜂蜜、ヘーゼルナッツ、生姜、白胡椒、ほのかに土、ムスク、貝殻、石灰のようなミネラル香等が感じられます。
味わいはドライなニュアンスを伴った、丸みのあるまろやかな果実味と程良いコクを感じるしなやな酸味の広がりから、少々のスパイシーな風味を含んだ、しっかりとしたビターかつミネラリーなフレーヴァーが余韻に向けて持続。
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アンフォラ由来?と思われる、独特の乾いたというか土っぽい風味を強く感じるものの、ストラクチャーは凛とした印象で、飲み心地はともてもソフトでスムーズ。
土着品種の宝庫「イタリア」の底力感じる一本でした。(^^♪
☆HP 83+pt