2009年が初リリースとなる、メドック格付け第5級「シャトー・クレール・ミロン」のセカンドワイン、“パストゥーレル・ド・クレール・ミロン”を今回はいただきました。
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【シャトー・クレール・ミロンとは?/サイトより引用】
メドック格付け第1級、5大シャトーの一翼である「シャトー・ムートン・ロートシルト」の当主でシャトー・ダルマイヤックも所有するバロン・フィリップ・ド・ロートシルト社傘下のシャトー。
所有する畑は、ムートンとラフィットの間という絶好のロケーションに位置しており、1980年代後半からは「格上げされるべき」と賞賛される秀逸なワインを生産しています。
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■ヴィンテージ/2013年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/フランス
■生産地/ボルドー、ポイヤック
■生産者/シャトー・クレール・ミロン
■原産地名称/A.O.C.ポイヤック
■セパージュ/カベルネ・ソーヴィニヨン(50%)、メルロー(36%)、カベルネ・フラン(11%)、プティ・ヴェルド(2%)、カルメネール(1%)
色調は輝きのある紫がかった濃いガーネット。粘性は豊か。
香りはブラックベリー、ブルーベリー、カシス、干しプラムの果実香と牡丹、シダ、メントール、針葉樹、杉や甘草、丁子、黒胡椒、ナツメグ、木樽からのニュアンス等がしっかりと感じられます。
味わいは少々のドライ感を含んだまろやかな果実味としなやかかつ穏やかな酸味から、心地よい厚みを感じるタンニンのフレーヴァーが広がり、余韻は比較的短めなものの、柔らかいビターなテイストが残る。
一般的に2013年VTはボルドー地域にとって天候に悩まされた年。逆に厳しい年だからこそ生産者の力量が試されると良く聞きますが、まさにそれを体現したかのごとき上質な出来栄え、6年熟成とは思えないほどの落ち着きあるしなやかな味わいを楽しむことのできる一本でした。
☆ 81 pt ☆