葡萄発祥の地と言われるコーカサス地方のジョージア。
ワイン造りも五千年以上も前から行われていたそうで、あの「クレオパトラ」もジョージアのワインをこよなく愛していたと言われているそうです。
そんな訳で…新春一発目にご紹介するのは、そのジョージアに古くから伝わる醸造方法である「クヴェヴリ」製法で造り上げた、ジョージアで最も古いワイナリーの1つであるキンズマラウリ社のワインをいただきました。
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【キンズマラウリ社とは?/サイトより引用】
キンズマラウリ社はジョージアのワイン銘醸地カヘティ地方のクヴァレリという町にあります。その歴史は1533年までに遡り、エステートワインだけを生産する品質にこだわったワイナリーです。
【クヴェヴリとは?/サイトより引用】
「クヴェヴリ」と呼ばれる内側をオーガニックの蜜蝋でコーティングした卵型の土製の壺の中に皮や種、茎ごと葡萄を入れ発酵・熟成させる、ワイン作りの起源になったとも言われる製法で、2013年にはユネスコ無形文化遺産に登録された。
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■ヴィンテージ/2013年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■製法/クヴェヴリ
■生産国/ジョージア
■生産地/カヘティ、クヴァレリ
■生産者/キンズマラウリ社
■セパージュ/サペラヴィ(100%)
■ALC/13.5%
色調は落ち着いた色合いの紫がかった濃いめのガーネット。粘性は中庸。
香りはブルーベリー、ブラックベリー、チェリー、カシス、干しプラムの果実香と針葉樹、杉、シダ、メントールや甘草、丁子、アニス、ビターチョコ、ほのかになめし皮、腐葉土やムスクのようなニュアンスが感じられます。
味わいは凝縮感のあるまろやかな果実味と比較的穏やかでしなやかな酸味から、骨太ながらも口当たり滑らかなタンニンのフレーヴァーが口中に広がり、余韻には程良いビター感を伴ったスムースなテイストが持続します。
何とも言えぬ…土や大地、動物的な芳香とそれとは相反するような包み込むような柔らかい味わい。
まさに「大自然」の力強さと優しさが感じられる、とても野性的な一本でした。
☆ 79+ pt ☆