ディ・メオ/タウラージ・リゼルヴァ | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

今回は、南イタリアのワイン造りの中心地と名高いカンパーニャ州で長い歴史を持つワイナリー“ディ・メオ社”の“タウラージ・リゼルヴァ”をいただきました。

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【タウラージとは?/サイトより引用】
このD.O.C.G.は、タウラージ村を中心としたアヴェッリーノ地方の北東の丘陵地帯。使用される葡萄は、アリアニコ種85%以上、ピエディ・ロッソ種他が15%以下。3年間の熟成(リゼルヴァは4年)を必要とし、熟成には大樽、小樽の両方が使われている。 
構成が非常にしっかりしていて、長期の熟成に耐えるワイン。
ピエモンテの長熟ワイン・バローロ、バルパレスコの弟分とも評価され、昔から「南イタリアで最も力強いワイン」と言われている。
このワインを有名にしたのは、1720年に設立されたマストロベラルディーノ社で、アンジエロ・マストロベラルディーノは、南イタリアで初めてこのワインを世界に輸出し、「タウラージ」の名を世界に知らしめた。
また、現オーナーのアントニオ・マストロベラルディーノの尽力で、1970年D.O.C.に、1993年には南イタリアのワインとして初めてD.O.C.G.に認められた。
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ディ・メオ/タウラージ・リゼルヴァ


■ヴィンテージ/2006年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/カンパーニャ州
■生産者/ディ・メオ
■原産地名称/D.O.C.G.タウラージ
■セパージュ/アリアニコ(100%)
■熟成/6000lのスラヴォニアとフレンチ樽(50%)、フレンチトノー樽で24ヶ月
■ALC/14%
■購入価格/6,696円

外観は、キラキラと輝きのある赤みを帯びた濃いルビー色。粘性は豊かで、ねっとりしています。
香りは、ブルーベリー、ブラックチェリー、プラムの果実香とスミレ、甘草、黒胡椒の芳香、ほのかに樽香のニュアンスも感じられます。
味わいは、ドライ感のあるフレッシュな果実味としなやかな酸味から、若干の収斂性とビター感を伴った厚みのあるタンニンが広がり、そのニュアンスが余韻に向けても持続します。

後味として口中に残る固さのある苦味とまだまだひ弱さが感じられるボディ、ちょっと口開けするには時期尚早だったかも知れませんが、全体的な印象としては緻密でエレガントな味わいに仕上げられており、ポテンシャルのの高さは今でも十分に窺い知ることができます。

☆ 80 pt ☆


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