シャトー・ラ・トゥール・オー・ブリオン | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

同じオーナーが所有する“ラ・ミッション・オー・ブリオン”に統合され、2005年が最終ヴィンテージとなった“ラ・トゥール・オー・ブリオン”。
今回は、その1998年ビンテージをいただきました!

ラ・トゥール・オー・ブリオン

◆ヴィンテージ/1998年
◆種類/赤
◆タイプ/ミディアムボディ
◆生産国/フランス
◆生産地/ボルドー、グラーヴ、タラント
◆生産者/ドメーヌ・クラランス・ディロン家
◆格付/グラーヴ・クリュ・クラッセ
◆原産地名称/A.O.C.ペサック・レオニャン
◆セパージュ/カベルネ・ソーヴィニョン(42%)、カベルネ・フラン(35%)、メルロー(23%)
◆樹齢/平均23年
◆発酵/ステンレスタンク(180hl)
◆熟成/樽熟成(新樽率30%)20ヶ月
◆ALC/13%
◆購入価格/8,618円

色調は、褐色がかった落ち着いた色合いのガーネット。
香りは、カシス、ベリー等のコンポートされた果実香、しっかりとしたアルコールの風味とスモーキーな甘い樽香のニュアンス。
味わいは、最初こそ大人しめでしたが、デキャンタージュ後は豊かでまろやかな果実味の中に柔らかで上品な酸味と滑らかなタンニンが程良く調和、複雑味がどんどん増してきます。余韻もバランスの良いフレーヴァーが心地良く感じられ、飲み手に満足感を与えてくれます。

まさに…香り高く、力強さと優しさが同居した味わい! 熟成16年の“どっしりとした安定感”が感じられる素晴らしいワインでした!

▶ 86 pt ◀