1970年代前半から自動車の排ガス規制は年々厳しくなり、排ガス規制をクリア出来ないクルマは、どんどん姿を消して行きました。特にハイパワーを誇るDOHC車やツインカーブレーターを搭載したクルマたちが、排ガス規制をクリア出来ず、姿を消して行きました・・・・・。そのハイパワー車が姿を消す直前の時期が1975年(昭和50年)かと思います。1975年は、まだギリギリ、排ガス規制で姿を消す前のハイパワーなスポーティカーが販売されていたのです👍 そんな、スポーティカーを特集しているのが、月刊ドライバー 1975年5月20日号。
その巻頭カラー特集が、「ドライビング賛歌!クルマ屈折点のもてもてスポーティカー」であります。排ガス規制によりスポーティカーが姿を消していくクルマ屈折点が1975年、その1975年に現役で生きているスポーティモデルの特集です👍
2000㏄クラス。三菱 ギャランGTOと日産 フェアレディZ! ギャランGTOといえば、1600DOHCエンヂン(4G32型)を搭載した「MR」がイメーヂリーダーかと思いますが、「MR」は昭和48年排ガス規制をクリア出来ず、1972年(昭和47年)8月に販売終了となりました。その後を引き継いだのが、2000㏄に排気量アップされた「4G52型」を搭載した、2000GSR! 排気量アップのおかげで、OHCながらDOHCの「MR」と同じ125馬力と、かなりの俊足を誇りました👍 日産フェアレディZ。この2000Z-Lグレードは、直列6気筒のL型にツインカーブレーターを組み合わせた125馬力仕様!! 4気筒のギャランGTOと馬力は同じでも、6気筒ならではの滑らか且つ軽快な走りが楽しめました!
1600㏄クラス。トヨタ スプリンタートレノと三菱 ランサーセレステ! スプリンタートレノは、排ガス規制で他メーカーでは姿を消したDOHCエンヂンを搭載。DOHCは絶対に消さない、トヨタの意地でもありました。そのDOHCである1600の2T-G型は、ソレックスツインカーブレーターを搭載した115馬力仕様で、その後、排ガス規制対策として登場したEFI(電子制御燃料噴射装置)仕様では味わえない豪快な加速が楽しめました👍 ランサーセレステ 1600GSR! 三菱のスポーティグレードといえば「GSR」! その「GSR」というグレード名を得たランサーセレステは、1600OHCの4G32型に2バレル ツインカーブレーターを組み合わせた110馬力仕様。5速マニュアルミッションを介して、最高速度は170km/hをマークしました!
1200㏄クラス。ホンダ シビックと日産 チェリー! シビックは1200RS。その「RS」とは、ロードセーリングの略。その後のホンダ スポーティモデルに受け継がれるグレード名となりました。初代シビックといえば「CVCC」のシビック、低公害で燃費の良い経済的なシビックというイメーヂですが、この「RS」にはツインカーブレーターが搭載され、走りを楽しめるシビック、ホンダらしいモデルでした👍 日産 チェリーFⅡ 1200GL。超個性的な初代チェリーからフルモデルチェンジされた2代目。初代に比べると、その個性は少し大人しくなった気もしますが、やはり今見ても個性的なデザインであります。この2代目FⅡでは、上級グレードには1400㏄車も追加されましたが、このモデルは初代からある1200㏄のA12型エンヂンを搭載したGLグレード。6000回転で68馬力を発生する高回転型エンヂンに、FFならではの軽量ボディで軽快な走りが楽しめました👍
これら1975年の、2000・1600・1200各クラスのスポーティカー! ホント、懐かしいですね。
そんな、スポーティカーのCMです。まずは、ギャランGTO 2000のCM!
そして、チェリーFⅡのCM! この美女は? 秋吉久美子さんですね!! 可愛いです👍




