三菱 ミニカ スキッパーGT | S46Bの部屋

S46Bの部屋

昭和46年(S46)生まれ、B型のヲッサンS46Bです。クルマ、特撮を中心に昭和なネタを、マイペースで書き綴って行きます。

こないだ遊びに行った、おぢいちゃんのミニカ スキッパーGT!1972年(昭和47年)1月からのワンオーナー車👍

 

 

 そのミニカ スキッパーGTを細かく見てみましょ。まずは、フロントフェンダーに付く「ミニカ」のエンブレム!やっぱ、三菱ミニカの仲間なんですね。そして当時は、こんな筆記体のエンブレムが流行っていましたね。

 

 

 リヤのトランクフードには「スキッパーGT」のエンブレム!「スッキパー」も筆記体ですね。そして、「GT」のエンブレム!高性能車の証です。その理由は後程・・・・・。

 

 

 それにしても、当時の「白い小板ナンバープレート」が付いた、極上モンよ。ホント、愛情注がれているのが分かる個体です。所で、1974年(昭和49年)12月31日までに登録された軽4輪乗用車は、白い小板ナンバープレートの8ナンバーだったんですね。

 

 

 スキッパーくんは、ふつうのミニカじゃなく「こしゃくなクーペ」ですよ。この流れるようなルーフラインにウィンドウグラフィック、ホント美しいクーペですね👍 サイドバイザーも、当時の純正ディーラーオプションです!

 

 

 お尻もセクシー!後方視界を確保するためにスクープドウィンドウが設置されています。現代でもトヨタ プリウスに装着されていますね。後方視界とデザインを両立させた、洒落たデザイン👍 このデザインは、もちろん日本初。スキッパーって、デザイン的にも相当進んでいたんですね。おぢいちゃん、やっぱこういうデザインが好きなんですね。だから、ファーストカーにプリウスを乗っているんだと思います!

 

 


 それにしても、このスキッパーくん、綺麗です。50年間、現役で街中を走っていて、50年間、事故歴なし。ボディに隣の壁が映り込んでいます。

 

 

 1972年(昭和47年)当時のスポーティグレードの定番装備といえばコレ!砲弾型フェンダーミラー!!カッチェ~なぁ。多少色褪せてはいますが、50年の歴史を物語る当時モンです。この色褪せた感じがまた、本物感があって素敵なんですよね!

 

 

 ルーフアンテナも、1972年(昭和47年)当時、とても斬新でしたね。後に、1981年(昭和56年)発売の日産のR30型スカイラインにも装着されましたが、ミニカ スキッパーは、その約10年も前に装着していたんです👍

 


 更に、先進的だったのが当時、国産車初のリアフラップ(ガラスハッチ)。ガラスはフレームレス強化ガラスです。「おぢいちゃ~ん、荷室ちらかってますよぉ~・・・・・」(笑)。でもですね、荷室に載っているのは、スキッパーの純正部品の数々!今では、もう入手困難な物ばかり👍 スキッパーGTを維持するには、必要な物ばかりなんです!!

 

 

 このホイールも今では、超貴重!純正の合わせホイールです。

 

 

 それでは、ボンネットの中を見てみましょ!

 

 

 エンヂンは360cc 水冷2サイクル直列2気筒の2G10型(38馬力/7000回転)。おぢいちゃん曰く、「力あるぞ~。山の登りじゃ660と同じ位の力はある・・・・・」。それもその筈、ソレックス ツインカーブレーター搭載やん。そうそう、前に書いた「高性能の証」はコレです👍

 

 

 12月だからね~、外は寒い(;^_^A っということで、車内に入りましょ。スキッパーくんのインパネです。ハンドルも当時モンです。今のハンドルに比べると、かなり径が大きいですね

 

 

 メーターパネルは流石、当時の最上級GTだけあって木目調加飾、タコメーターも装着されています。

 


 それでは、アクセル踏んでみましょ~(`・ω・´)ゞ そにしても、エンヂン絶好調です。ぷお~ん、ぷお~ん、如何にも、2サイクル直列2気筒って感じの乾いた音が素敵です👍

 


 トランスミッションは4速マニュアルです。シフトブーツも当時モンですね。

 

 

 ラヂオも当時モンです。栃木放送をかけて見た所、音がクリアでビックリ。とても聴き易いです。流石、ダイアトーンの三菱ですよ👍

 


 スピーカーは、ダッシュボード上部にあります。スピーカーの左側は、フロントデフロスター(曇り取り)。

 


 そして、驚きの装備が!純正カーステレオ!!カーステレオつっても、カセットデッキじゃなく8トラデッキですぞ。しか~も、その装着位置が普通じゃない。何~んと、運転席の下。新車納車時、さすがのおじいちゃんも驚いたそうです(笑)。

 


 寒いんで、ヒーターつけましょ!でも操作分からんわ(笑)。プルスイッチを引くとファンが回る仕組みだったんですね。

 

 

 ヘッドライトもプルスイッチです。

 


 そして驚きのスイッチが。ウィンドゥウォッシャー!プシュ、プシュと押し込みながらウォッシャー液を噴射させます。ウォッシャー噴射していたら、スイッチが戻らなくなってしも~たぁ。おじいちゃん曰く、「暫く経てば、元に戻るからだいじ、だいじ」(笑)。

 

 

 シートは、洒落た赤と黒のツートーン バケットシート。バケットシートって言っても、今の奴みたいにサイドサポートが張り出してはいないです。っが、当時は、どの車種のバケットシートの現代のクルマに比べ、サイドサポートの張り出しは少なかったですね。

 

 

 リヤシートも同じデザインで洒落てます。スクープドウィンドゥのおかげで、後方視界も良好です!それにしても、リヤシートの状態も凄く良いですね👍

 

 

 

 内装も綺麗です。1972年(昭和47年)の個体とは思えないコンディションです。

 

 

 

 ルームランプも付いています。

 

 

 そして、オラが大好きなのが、三角窓!エヤコンなんかより気持ちイイ?オラの祖父が乗っていたミニカにも付いていて、入り込む風を感じるのが大好きでした。

 

 

 

 外から見ると、こんな感じ。

 

 

 

 所で、おじいちゃんの悩みのタネ?行きつけではないガソリンスタンドに行った時、スタンドのおにいちゃん、ガソリンを何処から入れていいのか分からなくなってしまい、しどろもどろしてしまうそうなんです。此処が給油口かな?いや~、違います。ここは車内の空気を外にだす通気口です。

 

 

 実際の給油口は、ナンバープレートの後ろにあります。

 

 

 ちなみに、当時は、ナンバープレートの後ろに給油口があるクルマ、他にもあって、トヨタ 初代セリカや・・・・・。

 

 

 スキッパーGTと同じ三菱のコルトなど・・・・・。

 

 

 あと、オモロいな~って思うのが、ジャッキの収納位置。ボンネット内のウィンドゥウォッシャー液タンクの隣にあるんです!

 

 

 ジャッキハンドルは、左フェンダー内側に固定されています。

 


 最後に、このおぢいちゃん。いつまでもスキッパーくんに乗れる様、殆どの新品パーツをストックしてあります。三菱のディーラーでも入手困難なパーツが、おぢいちゃんちには、ゴロゴロしています。ホント、凄いです。おぢいちゃんの、好きなモノに対する愛情と情熱!
 

 

 1972年1月生まれのミニカ スキッパーGTくん!50歳とは思えない、ホント元気なスキッパーGTくん、これからも、おぢいちゃんと一緒に、元気に街中を走り回ってくださいね(`・ω・´)ゞ