月刊アクアライフ・1997年12月号 | アピストグラマと水草と apistogrammas and waterplants

アピストグラマと水草と apistogrammas and waterplants

アピストグラマを初め、熱帯魚と水草にうつつを抜かす主婦の日記です

1997年、私は何をしていただろう。

アピストグラマの「ア」の字も知らなかった。
まだ独身で、一生懸命お仕事をしていました。

充実していた。楽しかったな。
そして、今よりかなり、若かった。
当然ですが。

RioNerimaさんが貸してくださった雑誌の中に、
切り取られた14年以上前の時空間がある。
そして目を上げると、その中に存在する方が、今の時空間にまた存在している。

何とも言えない不思議な感じ。

雑誌の中の「アマゾンドワーフシクリッド紀行」でアピストの生地に赴き、
文章を寄せているのは、私が勝手に師匠と呼んでいる方です。

本当に、不思議な感じ。

十数年の時間を、アピストグラマや水草と濃密に過ごしてきた方から、
なんでまた、よりによって、アンカーホッキングの空いたジャーを使いたいという、
テキトーな動機から始めた熱帯魚飼育でアピストに行き着いた人(私です)が、
直接いっぱい教えていただける状況になったんだろうか。

わかりません。

この日も、DVシシタくんの処遇をご指導いただきました。
力が強すぎるので、ある意味懲らしめる必要があるそうです。
その中で聞いた衝撃のお話:
「尻尾切ったことある」。

え・・・師匠、もしかして・・・S・・・(^_^;)?

いや、趣味の人と違って、プロはあらゆる場面を想定し、
検証して、知識を得ていないといけないのでしょう。

そして、そのプロであるところの、雑誌の中のご本人が、
ページを指差して解説してくださるのです。
ニコニコしてね。

掌に乗るプルクラ。「この写真撮った」。
川の中のスイムウェア後姿青年。「これ俺だ」。
「これは○○さん」。
「文章は全部書いた」。

川に入ると、脚中いっぱい、蚊に刺されるんだって!
おっそろしい所だよアマゾン。

ポルトベーリョ
プルス川
ネグロ川
シングー川
ベレン
アルタミラ

写真に、日差しの強さが写っています。
アピストたち、こんなところから来たんだね。

シングー川に、いかにも人工的にきっちりした、円形の大きな物体があります。
これは何ですか?
「タイヤ」。
タイヤ~~~!\(◎o◎)/

こっちのこれは?
「バケツかなぁ」。
バケツ~~~!\(◎o◎)/

ゴミってことですよね。
今はどうなっているんだろう。悪化しているんじゃないかしら。

投棄されたゴミの中で産卵していたり?
ちょっと悲しい。

特集には、びっしりと4ページにわたり、各河川の考察が書かれています。
川の色、水質、そこに住むアピストと、その生息形態など。

東京で生まれ育った私の想像では、とても追いつかない。

そんな見たことのないアマゾンに思いを馳せ、
そこでアピストをすくった方のお話を聞き、
すごく貴重な経験をしているのかもしれないぞ私?
と感激の面持ちになりつつあったところに一言、

「はい、400字詰めで3枚、レポート提出」。

何ですと~~~!\(◎o◎)/

う・・・師匠、やっぱり・・・S・・・(^_^;)?

えっと、例によってのジョークだと受け止めさせていただきます。
( ̄∇ ̄*)>えへへ

んー、それにしても、やはり有難い話です。
明日はアマゾンのことも思いながら、ゼミに参加しよう。

14年もこの雑誌を保管していてくださったRioNerimaさんに感謝です。
ありがとうございます!

そうそう、ちなみに、この時着用のスイムウェアは、Paul Smithだそうです。


おされでないかい?


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