兄が母の手をとり写真を撮るなんて今までの兄からは想像もできない事でした。薄れゆく意識の中で、母は兄の思いを受け取り安心し喜んだと思います。
妹のわたしとしても兄は最高な母親孝行をしてくれたと思いました。
2018年11月20日:主治医から
・脈が速くなっていること
・脱脂綿などで湿らせた水も飲めなくなっていること・水を欲しがること・尿などに血液が混ざることそれらを含めて日に日に悪化をしていることは確かなことであり、ここまで生きていることが奇跡なことだと言われました。
これまでに早く楽になりたいと言葉にはしていた母だけれど本当は生きたいに決まってる。家族が大好きな母だったし、人と関わることが好きな母だったもん。子供が好きでおしゃれも好きで色んな事を器用に出来る母なんだからまだまだ生きて人生楽しみたかったに決まってる。負けてたまるか精神も強い人なのだから、今も必死に頑張っているんだと思いました。
そして、この日から母との会話は出来なくなりました。