2018年11月17日 兄が疲れでダウン。続けての寝泊まりで疲れが出たのであろう、一時自宅で休んでもらうことにしました。
看取り病棟での生活においてわたしの息抜きは、一日一回院内にあるターリーズコーヒーショップでコーヒーを味わうこと。それだけが何となくこの世と繋がっていると感じられる時間でした。
総合病院と看取り病棟、扉一枚で仕切られているだけ。自動ドアで開く大きな扉一枚の向こう側は
死に近い世界になるのだから。
本当に別世界に入る感覚だった。
昨夜の母は夜中から朝方の4時まで苦しんだ。
眠り薬と痛み止めを使っている為、訴えたいことが言葉にならない。表情が苦しそうなのに何が苦しいのかが分からない。
看護師さんが「試しにチューブで吸い出してみましょうか?」と繋いでいたチューブから吸いあげてみたら赤くて黒ずんだ血液が大きな注射器で2本分取れた。
わたしは目が真ん丸になるほど驚いた。。。
これが胃に溜まっていたのだから苦しくて仕方なかったんだ・・・。
汚いと血とその量にもう死が近いんだなぁと感じさせられた。父も「あれは酷い・・・・」と寂しそうに悲しそうに言っていた。