2018年
母がホスピス病棟に転院して10日も過ぎた頃。
転院当初の状態から見て、母の命は一週間いや3日も持たないであろうと言われていました。
しかし現実は、母の生きようとする力が勝って命は続いていました。
これには、
主治医も看護師もわたし達家族も親族も皆んな驚いていたのです。ただ良い状態で生き延びているわけではないので母本人も周りも心は複雑でした。楽になりたい、楽にしてあげたい、生きてて欲しいけど楽にしてあげたい。そして、わたしも楽になりたい。。。。
そう思ったのでした。
わたしの精神状態もギリギリでした。
子ども達の事が氣になります。自分も少しここから逃げ出したいと、ほっとしたいと思いました。ぐっすり眠りたい。ゆっくりしたい。外に出たい。どうしたらいい?
茨城に一度戻るかどうしようか悩んだ時期でもありました。親戚もお見舞いに来てわたしを氣遣い「一度茨城に帰ったら?」と言ってくれました・・・・・。
もちろん直ぐに答えは出せませんでした。
氣持ちが揺れ動きます。
一人では答えが出ませんでした。
ある日
「一度茨城に戻ってみようか迷っています。母の様子からまだ生きられるかと思うのですがどうですか?」と看護師さんに相談をしてみました。
つづく