アダルト会社、はなさかじいさん(仮名)からメイクの依頼。
何時ものように、早朝JRの駅で迎えの車を待つ。
それから、お決まりの撮影スタジオへ入る。
スタジオに入ると、「太陽ちゃん(私)」と呼ばれる。
この日は、この会社のお偉いさんと初対面。
ご挨拶する。(監督とお偉いさんとお二人が一番会社で偉いんだと思われる。)
背の高い、やせ型の岡山弁のこわもて。
こわもてに見えたけど、話をするとそうでもなかった。
何回も会う回数が増えていくと、私の事凄い可愛がってくれた。
太陽ちゃん太陽ちゃんって。
ここの、はなさかじいさんのスタッフ一同様は、本当に皆いい人でね。
テレビの世界よりこちらの人達のほうが人情あるの。
ここのスタッフの方には本当によくしてもらった。
背の高い岡山弁のこわもて風の大谷さん(仮名)に
ある日の、撮影日の休憩時間にこんな事を言われた。
「太陽ちゃんなぁ。アダルトでえへんかぁ。
太陽ちゃんならどえらいお金出すぞぉ、
一回の出演料で100万!足りんならもっとだしてもええぞ。」
26歳の私。目が真ん丸。
おぉ~。確かに一日3万のメイクのギャラよりめちゃくちゃいい。
食べるに困らんなぁ。。。
だけど。無理だわぁ。。。
「いくらお金を積んでもらってもやらないですよ~」と
にこにこしてお断り。
みんな笑ってなんだやぁ~とか言ってた。
そういう笑いある現場だったし
私も、素の自分で皆さんと仕事できたことは幸せだったと思う。
