この世界には様々な名前のついた’病気’がありますが、
そもそも病ってどこから来るのでしょう
よく「病は気から」なんて言葉がありますよね。
肉体的な病も、心の病もそれぞれありますが、
東洋医学の世界では「百病は気より生ず」という言葉があり、
要するに「すべての病気は、気の変化から起こる」ということらしいです🍀
病気を防いで健康に生きようとする力、生命力や抵抗力のことを「正気」と呼び、
この生気が満ち溢れてるときはいわゆる’’元気’’という状態です。
反して、健康を乱して病気を引き起こす有害なものを’’邪’’(じゃ)と呼びます✨
自然界や体内には一定の流れや変化がありますが、そこにうまく体が対応できないときに
正常な働きが妨げられて病気が起こるという考えです。
正気不足(虚証きょしょう)
体を動かす機能(気)が低下してパワー不足の状態(気虚証)と
血や水と栄養(血)が不足した(血虚証)また酷くなると
気と血の両方が悪くなる状態(気血両虚証)
邪がさかん(実証)
体の外側から襲ってくる邪と、内側から発生する邪と2種類あります。
たとえば風がつよくなり寒くなってくると風邪を引いたり、
寒さ、暑さ、乾燥、湿気など様々な気候、状況の変化に対応できないとき、
それらは邪になります。
体内の邪は、たとえば気、血、水、飲食物が体内でうまくエネルギーに変わらず、
流れが停滞したりすると、これもまた邪になり体にとって悪影響になります。
血の停滞(おけつ)、余分な水分(痰飲たんいん)、
不消火物の停滞(食積しょくせき)、気の停滞(気滞きたい)などがあげられます。
正気不足と邪が強い(虚実錯雑証きょじつさくざつしょう)
上記2点が同時に起こっている状態
病気を引き起こす原因とは、
その人自信の生活習慣や、かかわり合う様々な要素、自然界の気象現象、
体内発生の有害物質、体質、生活習慣、感情、など様々な要因が引き金になるといえます。
一度病気になると、必死になって治そうとするのは人間当たり前です。
ただ、気がついたら頭のなかは常にその病気のことでいっぱいになってしまい、
病気になる前とはまったく別世界になってしまい、
ついふさぎがちになることもあるかもしれません。
1日の数分でも数時間でもその病気を忘れて心から楽しめる時間をなにか見つけられることは
とても大事なことかもしれません。