父ちゃん闘病記3 | Kai-cota-anとのblog

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午後2時から、これまでの経過

検査結果、施した治療の内容

これから予定の治療についてetc.

先生から説明があるとの事で

義弟氏と病院で待ち合わせた。


一般病棟の説明室に案内されると

先生と、車椅子の父ちゃんがいた。



まず、最初に外来で撮ったMRI

脳の左側には、小さい白い物が

あちこちに散らばっていた。

全てが今回~1ヶ月以内の梗塞で

幸いな事に、主要血管ではなく

枝分かれの更に枝分かれした先で

だから、呂律が回りにくい程度の

自覚症状で済んだだろう…と。


こうした小さな梗塞は、今まで

幾度かあった(短時間の呂律異常)

だろうが、古い梗塞はMRIに

写らないから確認は不可。


1つ1つの治療も不可。

これらは温存し、次がないよう

ケアする事が最優先なのだそう。

だから、血液さらさら点滴。


原因は、22年前になるか…

頭頚部への放射線治療。

左側の頚部大動脈に狭窄があり

先生いわく

「狭い所にドロドロやカサカサが

集まって、留まり切れないのが

脳へ送られたけど、小さい塊

だったから、血管の先っちょに

梗塞したんだと思われる」そう。


なので、血流を整える為の治療

頚部大動脈狭窄部にカテーテルで

ステントを留置しましょう。と

幸い、担当医は専門家だそうで

最初に診察した総合診断の医師は

『カテーテルの権威』って言葉で

担当医を紹介して下さってた。

帰りかけた先生を呼び戻しての

父ちゃんの診察だった…とも。

そう考えると、病気は残念だが

『運』があるのかも知れない。


そのステントについて。

頚部大動脈狭窄の9割はエラの下

だが、父ちゃんは鎖骨寄りにあり

頚部を切開するパターンは不可。

だから、カテーテル。

鼠径部に局所麻酔でになると。


治療中、体が動くと危険だから

全身麻酔の方が、患者も医師も

安心安全だが、父ちゃんの場合

『間質性肺炎』が見つかった。

範囲は小さく、数値的に僅かで

悪さをしていない痕跡らしい。

(要 呼吸器科の経過観察)

だから全身麻酔は使えないと。


正確には、命に関わる緊急時

以外で全身麻酔は使わない。


カテ中に3~4分、血流を止め

ステントを圧着する時、めまい

立ちくらみみたいな感じになり

体が動くようなら、鎮静かけて

対処するのだそうで…


※この場合の鎮静は微量で

胃カメラの時位のボーッ程度


ステントを留置すると、血栓を

予防の為、血液さらさら服薬を

生涯続ける必要があるそう。

もちろん、飲食や生活の規制も

異物が留置された事で、体が

拒否→拒絶する場合もあるから

カテ後はHCUでしっかり観察

ケアをしなければならないそう。


他にもチラホラと、経過観察した

方がいい事やらも発覚したけど

後遺症は呂律が回りにくいだけ。

専門病院や施設でのリハビリは

不要で、日常がリハビリ!と。


カテ後は1~2日HCU

問題なければ一般病棟に戻って

退院に向けて計画しましょう。

そんな感じで説明は終わった。



説明室から廊下に出ると

「ペットボトルの冷たいお茶

2本買って。あとTVカードと

イヤホンも」と、父ちゃん。

お茶とイヤホンは義弟氏が

「陣中見舞いだよ」と。



その義弟氏は

2種目の抗がん剤の効果がなく

薬を替えて2クールして、先週

検査をして、来週結果を聞きに

病院…なのだそう。

「すっぱり治れば1番なんだけど

悪くならずに共存もありかな?」

と、言う段階なのだそう。


なんだかね

兄弟して色々難儀…