です。今日は毎日食べる「家族の食事」
に関するお話です。
私の母は私が子供の頃、兄、姉を含め3人の子供を育てつつ、月末月初は朝から遅くまで医療事務の仕事をしていました。
外食を嫌い、ほとんど自分でつくる手料理を食べさせる事をモットーに、食材にこだわり、バランスよく、野菜をふんだんにいれた料理を作ってくれました。そして「手料理を食べることの大切さ」「自分の食べる物を気をつけることの重要性」を良く私たちに話してくれました。
母親の口癖は「外食なんかより、家で食事をするのが一番!」
なのでうちではどんなに母が忙しくても疲れていてもめったに外食はなし。
親の気持ちとは裏腹に子供の頃は外食にとっても憧れていました。。。
今、自分が働きながら子供を育てる様になって、手料理を毎日作る事の大変さ、そして母の食に関する教えがどんなに大事だったかということをひしひしと感じています。
外食は安易ですし、最初はとても美味しいです。でも、毎日だと飽きてしまいます。
やっぱり誰か安心できる人が作った手料理って美味しいです。美味しいだけじゃなく、疲れがとれたり、なんだかほっとしたり、暖かい気持ちになったり。
料理には技術や食材の力以外の何かがあるような気がしてならないんですよね。
特に子供にとって母親の手料理って「二人をつなぐコミニュケーション」
という意味でとっても大事なような気がします。さて、私には2歳半のkaiの他に、大学生の長男juju(仮名)がいます。夫の連れ子ですが、事情があって中学生の頃に父親のもとに戻ってきました。
私が一緒に暮らし始めた当初は部屋から一歩もでず、学校も行かない「ひきこもり」状態。それまで世話役だった義母が部屋をあけると怒鳴り声が飛んでくる、警察にお世話になった事もあります。本当に結婚をとりやめようかと何度も思ったぐらいの重症でした。
その時に私が気にしたのは、彼の「食生活」
当時の彼の食事は義母が部屋に持って行く、外で購入した「弁当」とお腹好いたら自分でつくる「インスタントラーメン」。そして、これも義母がクローゼットにいつでも飲めるようにとおいてある2Lの炭酸ジュースのペットボトルや甘い飲み物。
長男「juju」は義母と相性が悪く、私が来る前に相当やりあったようでした。その結果、義母の食事をいっさい食べなくなり、それを心配した義母が私の手料理は食べないからと外でお弁当を買ってくるようになったらしいのです。
ジュース類は「jujuが好きなのよ」という理由でクローゼットに段ボール買いで置いてある始末。
部屋は彼の精神状態を表すように、暗くごちゃごちゃで、いつ食べたわからない弁当箱や、2Lのペットボトル空がごろごろ転がっていました。
「食べ物の重要性」にこだわる母、潔癖性で部屋が綺麗でないと気が済まない父に育てられた私はこの部屋の光景を目にして卒倒しそうになりました。
そしてjujuを引きこもりから救い出すために私が使った方法の一つが、「食生活の改善」でした。
当たり前のように目にするこの言葉ですが、子供の精神を育む上でこの「食の管理(食生活の改善)」というのは非常に有益です。
そして予想通り、この「食の管理(食生活の改善)」は彼の心や行動、私との関係をより良いものに変えていくきっかけとなっていってくれました。
次回はこの長男jujuと過ごして行く事で私が学んだ事を「食」という観点で少しずつお話していきたいと思います。
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